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このページではイケメン革命エドガーのプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!
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今回の「恋の罪」は第15話後半のアバター試練プレミアストーリーになるぞ!!
プレミアストーリー「恋の罪」
エドガーとどんどん仲良くなる反面、夜中に一人任務に赴くジャックとしての顔を知る主人公。
ランスロットに偵察の報告をするエドガーを心配する主人公はエドガーからツライ一言を言われ、ショックを受けます。その夜。
※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。
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(いざとなったら、緊張してきた……)
『エドガーが帰ってきた』とゼロが知らせてくれたのは、消灯時間の間際だった。
仲直りのために、私はエドガーの部屋へとやってきていた。
ドアの前で、深呼吸を繰り返す。
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(大丈夫。エドガーなら、きっと話を聞いてくれる)
(よし!)
気合いを入れ、ノックしようと一歩踏み出した瞬間、
目の前でドアが音を立てて開いた。
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
わっ
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(エドガー!?)
つんのめった私は、エドガーの薄く固い胸板に飛び込んでしまった。
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(あ……っ)
シミひとつないシャツを、とっさにぎゅっと掴む。
エドガーもすかさず私の腰を支えてくれて、お互いに静止する。
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(あ、れ……?)
心臓が、ドクッ、ドクッ、と爆音を鳴らし始めた。
それも、ひとつじゃなくて、ふたつ。
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(エドガー、も……?)
こわごわ、顔を上げていく。
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
…………
匂い立つような鎖骨と首筋の先で、戸惑ったような瞳とぶつかった。
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あの……ごめん、ね
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
……いいえ
……ケガは、ないですか
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うん……。エドガーは……
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
……平気です
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痛く、なかった……?
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
……少しも
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そっか……。なら、よかった
言葉が途切れても、鼓動の音がうるさくてかなわない。
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(変だな、私たち、どうして)
(どっちも、離れようとしてないの)
その時――
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(あ……)
明かりが落ち、消灯時間になったことがわかった。
同時に、エドガーが私をそっと離して立たせてくれた。
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とりあえず、中へどうぞ
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っ、ありがとう
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(なんだったの、今の……)
甘い困惑を引きずりながら、エドガーの部屋に足を踏み入れる。
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
紅茶でもいかがですか?
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ううん、すぐ帰るから
立ったままエドガーと向き合って、改めて深く息を吸う。
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夜分にお邪魔してごめんなさい。どこかへ行くところだったかな?
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貴女に会いに行こうと思っていたところでした
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(私に……?)
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一刻も早く昨夜の非礼を詫びたくて。着替えもロクにしないままで、申し訳ないんですが
貴女は何も悪くないのに、声を荒げるなんて、どうかしていました
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
本当に、すみませんでした
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謝らないで……! 私こそ、本当にごめん
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わかったようなこと言っちゃって、あれからすごく反省した
許してもらえるなら、仲直りしたい
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
そんなの、尋ねるまでもないですよ
俺が貴女を許さないなんて、ありえません。――逆なら、まだしも
柔らかな笑みを見て、ほっとした。
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(よかった、もう怒ってないみたい)
(でもまだ少し、しょんぼりしてる)
この所どこか元気がないように見えたのは、開戦が近づいているからだと考えると納得がいく。
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偵察に行くのは、もう止めない。エドガーが判断したことなら、きっと正しいだろうから
その代わり……はい、これ
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
これは……?
手渡したのは、今日の午後に中庭を探し回って見つけた、四葉のクローバーだ。
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(何も持ってない私は、ささやかなプレゼントしか返せないけど……)
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幸運を呼ぶお守りだよ。持っていってくれたら嬉しい
私の、ほんの気持ち
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
アリス……
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どうか、どうか、無事でいてね。私はあと少ししたらロンドンに帰るけど……
いつまでも、どこにいても、エドガーの幸運を祈ってるから
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もう、無理に心を許して欲しいとは言わない。ただ、私の心はいつでもあなたのそばにあるよ
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
っ……
不意に、エドガーの笑顔が崩れたかと思うと――
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(あ……)
今度は偶然じゃなく、私はエドガーの両腕にかき抱かれていた。
耳元で、柔らかく繊細な声がくぐもって響く。
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
……貴女を助けたのが、間違いでした
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……っ? ごめん、よく、聞こえない……
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
俺は、貴女が
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
貴女が……
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エドガー……?
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
……っ
意を決したような表情で、エドガーは腕を解いた。
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
……何を言おうとしたか、忘れました
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(え……)
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
消灯時間を過ぎていましたね。そろそろベッドにお戻りを、アリス
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……う、うん
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
良い夢を
何も言葉が出てこないまま、背中を押され、廊下へと出る。
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(今のは……なんだったんだろう)
ひと足ごとに、身体の内側で熱が膨れ上がって苦しい。
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(胸が痛い、比喩じゃなくて。どうにかなりそうなくらいに)
(この気持ちは……甘くもないし、ふわふわもしてない)
(だけど)
この狂熱が、恋以外のなんだと言うのだろう。
【回想】
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
俺は、貴女が
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
貴女が……
![イケメン革命_主人公](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/c9103ef5d2f42915bf696d8d6cadd32a.png)
(エドガー、無事に帰ってきて。帰ったら……)
(言葉の続きを、私に聞かせて)
●●●の去った部屋で、エドガーは姿見へと目を向けた。
映っているのは、自分の見知らぬ憔悴しきった男だ。
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
……計画を、練り直さないと
彼女を、見ていると、
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
そばに、いると……俺が、おかしくなる
恋に狂った目をしている男を睨み、シャツの胸元を力任せに掴み上げる。
![エドガー](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/edgar_bright_100.png)
……高鳴るくらいなら、いっそ止まってしまえばいいのに
こんな想いは、罪でしかない
願いも空しく、ざわめきがエドガーの胸を去ることはなかった。
――…次の満月まで、あと6日。
![がろはる_尊](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/04/charg3.png)
ここで、初めてエドガーが恋していることがわかって、なんだか安心しました!!