がろはる_喜

このページではイケメン戦国家康のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!

ぱいせん_喜

今回の「切実な睦言」情熱ルート第十三話中盤の恋の試練プレミアストーリーになるぞ!!

プレミアストーリー「切実な睦言」

家康プレミアムストーリー6家康の窮地を救うため、秀吉とともに援軍に駆けつけた主人公。連係プレーで顕如軍に勝利します。

先に安土に戻っていた主人公を家康は帰ってくるなり……

※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。


部屋の襖が勢いよく開かれて…
鼻が触れそうなほど間近に、待ちわびた人の顔が迫った。

イケメン戦国_主人公

(家康……!)

イケメン戦国_主人公

家康、お帰りなさ、

ずっと言いたかった言葉を言い終わらないうちに、

イケメン戦国_主人公

(!?)

私は家康の腕の中に閉じ込められた。

徳川家康

ーー…遅くなって、ごめん
…………ごめん

イケメン戦国_主人公

(っ……家康……)

家康の手のひらが、輪郭を確かめるように私の頬を撫でる。
愛情そのものみたいな、優しい触れ方だった。

イケメン戦国_主人公

(家康の気持ちが、痛いくらいに、伝わってくる)
(でも、謝って欲しいわけじゃない)

イケメン戦国_主人公

どうして……謝るの

徳川家康

……いくら謝ったって、足りない
あんたに、酷いことを、言った

徳川家康

あんたが俺のこと大事なら……
俺の役に、立ちたいなら、
今すぐ俺の前から消えてよ

イケメン戦国_主人公

謝らなくても、もういいよ

徳川家康

は……?

イケメン戦国_主人公

全部、嘘だって、バレバレだったからね

冗談めかして笑おうとしたけれど、あんまりうまくいかなかった。

イケメン戦国_主人公

(ショックで胸が痛んだけど、それは、家康の言葉のせいじゃない)
(何も出来ずに守られるだけの、無力な自分が、ふがいなくて)

イケメン戦国_主人公

私の方こそ……家康にそこまで言わせて、ごめん

徳川家康

…………
……なんであんたが、謝るんだよ

家康が苦しげに息をして、抱きしめる腕に力を込める。

イケメン戦国_主人公

(家康……)

愛おしさが募って、私も家康を抱きしめ返した。

イケメン戦国_主人公

(もっと、強くなりたい)
(家康のそばで、生きて行くために)

徳川家康

あんたが死ぬかもと思ったら、目の前が、真っ暗になった

イケメン戦国_主人公

……うん

徳川家康

俺のそばじゃなくても、この世でさえなくても、どこだっていいから、生きてて欲しかった

イケメン戦国_主人公

…うん

徳川家康

俺は、●●●が、可愛くて…
愛しくて愛しくて、仕方ないんだ

イケメン戦国_主人公

っ……うん

家康のむき出しの感情が、触れる肌と耳の両方から流れ込む。

イケメン戦国_主人公

(わかってたけど……わかってなかった)
(こんなに、愛してくれてたなんて)

徳川家康

俺は、あんたに生かされた
あんたに無茶をさせた自分が、許せない。でも…
ありがとう

イケメン戦国_主人公

……ううん

徳川家康

戦場で、弓を手にしたあんたを見た時……あんたの気持ちが少しわかった

イケメン戦国_主人公

え…?

徳川家康

前に、敵陣に容赦なく攻め入る俺をあんたは心配してたでしょ

イケメン戦国_主人公

(あったな、そんなこと……)

イケメン戦国_主人公

戦って、戦って、力を得て……その先、どうするの?

徳川家康

もっと力を得るために、また戦うだけだ

イケメン戦国_主人公

それじゃ、家康が……いつまでたっても、幸せになれないじゃない!

徳川家康

俺を助けるために矢を放ったあと、あんたは……震えてた

イケメン戦国_主人公

(気付かれてたんだ……)

ーーあの時の私は、必死で矢をつがえて、あと先を考えていなかった。
けれど後からじわじわと、自分が誰かを殺すかもしれなかったことが、矢を射るのをためらわなかったことがーー怖くて仕方がなくなった。

徳川家康

たとえ俺を守るためでも、あんたに、武器を持たせたくない
もし誰かを傷つけるようなことになったら、あんたは一生、後悔するだろうから

イケメン戦国_主人公

(そんなこと、思ってたの……)

見つめ合い、視線が絡まり合う。
この人以外、誰もいらないと、強く思った。

イケメン戦国_主人公

家康は本当に、優しいね
優しいってことは強いってことなんだって、今、気付いたよ

徳川家康

……買いかぶりだから、それ

居心地悪そうに、家康が眉をひそめた。

イケメン戦国_主人公

(少し、照れてる……)

ほっとして、笑みがこぼれた。
家康も私を見つめ返し、口元をほころばせた。

イケメン戦国_主人公

(こうして、笑い合うの……すごく久しぶりな気がする)

徳川家康

……●●●

イケメン戦国_主人公

何……?

徳川家康

この先、たとえ何があっても
俺と、生きてくれますか?

イケメン戦国_主人公

(え……)

真剣な声が、降り注ぐ雨のように胸へと沁み込んだ。

徳川家康

もう二度と、逃げないから
あんたをこの手で守れるように、強くなるから
俺と一緒に、生きて

イケメン戦国_主人公

っ……はい

徳川家康

……ありがと

瞳が潤んで、家康の笑みがぼやけていく。
唇がゆっくりと近づいて、重なった。

イケメン戦国_主人公

ん……っ

どこまでも優しく、舌先が触れ合い、溶け合う。

イケメン戦国_主人公

(家康しか、いない)
(あなただけ、欲しい)

着物がはだけるのも構わず、ひたすらに口づけ合ううちに、腰から力が抜け…

イケメン戦国_主人公

あ……っ

徳川家康

よろけた私を家康が受け止め、畳に倒れ込む。

イケメン戦国_主人公

(な、何やってんだろう…っ)

押し倒すように家康の身体に乗り上げてしまい、我に返った。

イケメン戦国_主人公

ごめん……!痛かった!?

徳川家康

いいから、続き

イケメン戦国_主人公

え、−−−…んっ

頭を引き寄せられて、唇を塞がれる。
唇を触れ合わせたまま、家康が苦しげに囁いた。

徳川家康

あんたの全部を、甘やかさせて

イケメン戦国_主人公

(っ……)

後悔と愛情と熱が家康の瞳の中で混ざり合い、真っすぐに伝わる。
返事の代わりに、私は自分から口づけを返した。

イケメン戦国_主人公

ん……っ

想いを少しでも伝えたくて、急くように舌先が柔らかく絡み合う。

イケメン戦国_主人公

は……、ぁ……っ

イケメン戦国_主人公

(力、もう、入らない……)

乱れた着物は、いつの間にか脱がされていて…
素肌を伝う家康の指に、ますます熱を煽られた。

イケメン戦国_主人公

ぁ……っ、あっ

家康に腰を引き寄せられ、声が否応なしに溢れる。
どこにキスされても、どこに触れられても、甘い心地が肌を走って、幸せで堪らない。

イケメン戦国_主人公

(家康が、好き)
(この人の何もかもが、好き)

狂おしいほどの熱に浸された時、家康が私の頬を両手で包み、じっと見上げた。

徳川家康

……●●●

イケメン戦国_主人公

え……

徳川家康

−−愛してる

イケメン戦国_主人公

(家康……)

少し切なげな囁きは、堪え切れずに溢れたように思えた。
真っすぐに私を見つめる家康の瞳は、きらきらと輝いていて、澄んでいる。

イケメン戦国_主人公

……うん。私も、愛してる

イケメン戦国_主人公

(世界で一番、愛してるよ)

唇を重ね、もう一度強く抱き合って、私達は…
二度と離れないーーそう身体ごと、誓い合った。


がろはる_照

家康の「愛してる」発言を聞けるのはここだけ♡

がろはる_喜

一度は離れ離れになろうとしていた二人。運命を乗り越えた二人は最強です!!