がろはる_喜

このページではイケメン戦国家康のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!

ぱいせん_喜

今回の「不機嫌な彼」第二話後半の恋の試練のプレミアストーリーになるぞ!!

プレミアストーリー「不機嫌な彼」

家康プレミアムストーリー1織田軍に保護され、信長の命令により、家康の御殿に住むことになった主人公。そっけない態度の家康と少しでも仲良くなるために、弓術の稽古をつけてもらうことになるのでした…


イケメン戦国_主人公

それじゃ、よろしくお願いします!

御殿の新手の一角で、私は家康さんにお辞儀した。

徳川家康

…………よろしく

イケメン戦国_主人公

(うーん、あからさまにやる気なさそう)

家康さんに弓術の稽古をつけてもらうみとが決まったのは、昨日のことだ。

徳川家康

弓術。それなら、稽古をつける役目を引き受けます
どう?あんたがしごかれたいって言うなら、引き受けてあげるけど

イケメン戦国_主人公

……やります!教えてください、家康さん

徳川家康

え……

イケメン戦国_主人公

(私が断ること前提で申し出たんだろうけど……せっかくの機会を見逃せない)

着物の袖をタスキ掛けにしながら、気合を入れる。

イケメン戦国_主人公

(家康さんと打ち解けるチャンスだし、頑張ろう)

イケメン戦国_主人公

まずは道具の準備ですよね

秀吉さんが用意して届けてくれた弓を、革製の弓袋から引っ張り出す。

イケメン戦国_主人公

うわっ、弓って案外重いんですね。しかも大きい……!

イケメン戦国_主人公

(これ、片手で持つのっ?やっぱり筋トレしとけばよかった)

ふらつきながらも弓を持ち、次に矢に手を伸ばした時…

徳川家康

待って

イケメン戦国_主人公

(え……?)

家康さんの腕が伸びてきて、ふれかけた矢を奪った。

徳川家康

あんた、本気で稽古するつもり?

イケメン戦国_主人公

え?そうですけど……

徳川家康

何が目的か、さっぱりわからないんだけど
手伝いって名目でやたら俺に絡んできたかと思えば、稽古したいとか言いだすし……


徳川家康

俺を追いかけてどうしたいの、あんた

イケメン戦国_主人公

(それは……)

イケメン戦国_主人公

家康さんは、迷惑かもしれませんけど…
同じ御殿でしばらく暮らすなら、ちょっとでも打ち解けられたらな、と思って

徳川家康

言ったはずだよ。あんたと馴れ合うつもりはないって
見張られて軟禁されてる身だって、いい加減に自覚したら

イケメン戦国_主人公

それでも……ちょっとだけでも、歩み寄れたら嬉しいです
しばらく同じ場所で暮らすなら、その方がお互いに居心地良いと思います

徳川家康

……

イケメン戦国_主人公

(それに、家康さんがどんな人か、もっと知りたい気もするし……)
(って、これを言ったらますます迷惑がられるかな)

言葉を続けるか迷っていると…

徳川家康

……俺には到底、理解できない

ふいに、私を見つめる家康さんの瞳が伏せられた。
長いまつ毛が影を落として、揺れている。

イケメン戦国_主人公

(家康さん……?)

徳川家康

もし、俺があんたなら息を殺してじっとしてる。で……
馴れ合ったりせず、いつか自由になった時、相手に復讐する

イケメン戦国_主人公

(復讐……っ?)

イケメン戦国_主人公

物騒なこと言わないで下さい

徳川家康

俺は当たり前のこと言ってるだけだ

イケメン戦国_主人公

(っ……家康さんの当たり前と私の当たり前、全然違うな)

イケメン戦国_主人公

私は自分で逃げないことにしたんです。復讐する理由、ありません
それどころか、感謝してます。家康さんは命の恩人ですから

徳川家康

…………
底なしに能天気だね、あんた

イケメン戦国_主人公

そこは、前向きって言って欲しいです……

小声ながらも、どうにか言い返す。

イケメン戦国_主人公

(家康さんの毒舌に、ちょっと耐性ついてきたかも)

イケメン戦国_主人公

それより、稽古を始めませんか?矢ってどう構えるんですか?

徳川家康

……始めは型(かた)から。初心者のくせにいきなり矢をつがえようなんて、甘すぎ

イケメン戦国_主人公

(あ……)

矢をしまうと、家康さんは私の後ろに回り込んだ。

徳川家康

左手で弓を持って

イケメン戦国_主人公

(教える気になってくれたんだ)

ふつふつと嬉しさが湧いて、笑みがこぼれる。

イケメン戦国_主人公

はい!こうですか?

徳川家康

違う。そこじゃなくてこう

イケメン戦国_主人公

(わっ……)

背中から家康さんの腕がのびてきて、私の手に添えられる。

徳川家康

ここ。しっかり握って

イケメン戦国_主人公

は、はい……

イケメン戦国_主人公

(ちょっと、近い……っ)

顎がかすかに私の額に触れていて、鼓動がとくとく騒ぎだす。

徳川家康

じゃ、右手で矢を引く動作を教える。弦(つる)に手、添えて

イケメン戦国_主人公

っ…こう、ですか?

徳川家康

全然、違う、こう

イケメン戦国_主人公

(あ……)

家康さんが私の手をとり、張り詰めた弦に触れさせる。

徳川家康

次、足に力入れて

淡々とした声で、家康さんが足の角度や姿勢を教えてくれるけれど…

イケメン戦国_主人公

(っ……)

吐息に耳をくすぐられ、びくっと肩が震えてしまう。

イケメン戦国_主人公

(力、入らない……っ)

徳川家康

−−あんたは生まれたての小鹿か何か?なんで震えてるの

イケメン戦国_主人公

っ……それは、家康さんが……

徳川家康

俺が何

イケメン戦国_主人公

顔、近くて……慣れないだけです

徳川家康

…………
妙な言い草、やめてくれる。あんたが稽古つけてって言ったからでしょ

イケメン戦国_主人公

っ…わかってます。ちょっと待って下さい、きっとすぐに慣れるので

徳川家康

−−なんか、それはそれで心外なんだけど

イケメン戦国_主人公

(え?)

イケメン戦国_主人公

どういう意味ですか?

徳川家康

……別に。何でもない
それより、よそ見しながら型を覚えられるような余裕、あんたにあるの?

イケメン戦国_主人公

っ……ないです

イケメン戦国_主人公

(これは稽古なんだから、ちゃんと集中しよう)

徳川家康

俺の気が変わらないうちに、さっさと構えなよ

イケメン戦国_主人公

はい!

改めて弓を握り直すと、家康さんがどこかぎこちなく、私の手に手を重ねた。

イケメン戦国_主人公

(あれは……?私が変に意識してるから、気遣ってくれてる、のかな)

横目でちらりと、家康さんをうかがう。

イケメン戦国_主人公

(顔を見てもわからないな。でも……)
(なんだかちょっと、表情が柔らかくなった気がする)

そんな小さなことが、自分でも意外なくらい嬉しくて…
稽古に戻りながら、私は弓を持つ手にぎゅっと力を込めた。

がろはる_喜

まだまだ、家康との仲は縮まっていませんが、それでも主人公のことを気にかけてくれている姿にキュンときますね♡

がろはる_尊

教えてくれる男子の顔が急に近くなったりなんて…ドキマギがとまらない!!