がろはる_喜

このページではイケメン戦国信長のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!

ぱいせん_喜

今回の「耳元の侵食」第二話後半の恋の試練プレミアストーリーになるぞ!!

プレミアストーリー「耳元の侵食」

無事に現代に帰るために信長と囲碁勝負をする主人公。

負けるごとに1つずつ奪われていく身体。今宵の部位は??

※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。



織田信長

今夜奪うのは、コレにする

長い指先が、ぴん、と私の耳たぶを弾く。

イケメン戦国_主人公

(耳って、こと……?)

織田信長

髪が邪魔だな。俺に触れられたくなければ、自分でかき上げろ

イケメン戦国_主人公

は、はい…….

鼓動が早くなっていくのを感じながら、頰に落ちかかる髪を耳にかけた。
夜気にさらされ心もとなくて、全神経が耳に集中してしまう。

織田信長

……誰かに教わったのか?

イケメン戦国_主人公

え…?

背中から、信長様の唇が耳に近づく。

織田信長

囲碁の話だ

イケメン戦国_主人公

(っ…….)

間近で囁かれる声は、いつも以上に低くて甘い。

イケメン戦国_主人公

は、い…。三成くんに、教わりました

織田信長

悪くない人選だ。人の成長は、良い師に出逢えるかで決まる

イケメン戦国_主人公

そ、そういうものですか…

織田信長

で、三成は貴様にどのような策を授けた?

イケメン戦国_主人公

(ぁっ…)

耳のふちに、柔らかな唇が触れた。
首筋から火照りが這い上がって身動きできなくなる。

織田信長

答えろ、●●●

イケメン戦国_主人公

っ……三成くんは…….初心者は、余計なことを考えず、とにかく攻めろって……

織田信長

ほう。他には

イケメン戦国_主人公

んっ…

ちゅ、と耳を食まれ、息が漏れた。

イケメン戦国_主人公

(こんなことされてたら……話なんて、できないよ…)

耳に直接注がれるのは、ただの他愛のない言葉なのに…
声が奥まで押し入って、身体の中からくすぐられている気がする。

イケメン戦国_主人公

も、う……やめて、ください

織田信長

何をだ?

イケメン戦国_主人公

そんなふうに、耳元で、話すのは…

織田信長

やめる理由がない。コレは今宵から俺のものだ

短く告げられた後、耳たぶを熱い唇できつく噛まれた。

イケメン戦国_主人公

ぁっ。ゃ……

織田信長

…….歯は立てていない。痛くないだろう?

イケメン戦国_主人公

(痛くは、ないけど……っ)

唇で食まれながら舌先でくすぐられ、声も出ない。

イケメン戦国_主人公

(この前は、強引に口づけなさったくせに……)

少しずつ焦らすように攻められ、逃げるタイミングを見失う。
感覚が研ぎ澄まされて、痛いくらい肌が疼いた。

イケメン戦国_主人公

ひどい、です……っ

勝手に上がる身体の熱を抑えられず、声が掠れて涙がにじむ。
呼吸が浅くなって、苦しい。

織田信長

貴様の目は、そうは言ってないがな

イケメン戦国_主人公

え…、っ…!

濡れた耳を指がかすかになぞられただけで、びくんと肩が震えた。
顎を持ち上げられ、間近に信長様の笑みが迫った。

織田信長

やめて、良いのか?

イケメン戦国_主人公

(っ……本当に、ひどい)

うるんだ視界に、冷たく輝く瞳が映る。
火照った私の身体を笑われているようで、ひとり突き離されたような心地になった。

イケメン戦国_主人公

やめて、いいです…っ!

織田信長

そうか

あっさりと信長様の手が離れ、身体が自由になる。
飛びすさるようにして私は立ち上がった。

イケメン戦国_主人公

失礼します…!

織田信長

次の勝負も愉しみにしておく。
いや…楽しみにしておけ、●●●

イケメン戦国_主人公

(楽しみになんかするわけない…っ)
今度こそ負けませんから!

啖呵を切って、私は天守から駆けだした。
与えられた熱が、じくじくと私の身体をむしばんで、朝まで消えなかった。


がろはる_喜

いきなり耳を奪われるなんて…♡