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このページではイケメン革命ロキのプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!
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今回の「愛しの爪痕」は第20話後半のアバター試練プレミアストーリーになるぞ!!
プレミアストーリー「愛しの爪痕」
ランスロット・レイ・フェンリル・ゼロを引き連れ、ハールを救うためにやってきたロキと主人公。
最後はボロボロになりながらも見事ハールを倒します。大団円のあとロキに呼び出されて……
※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。
雨が止んだ森の中――
ロキに後ろから捕らえられ、耳を食む唇に身体は熱を上げる。
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(だめだよ、こんな悪戯……)
なんとか振り向き、抗議しようとロキの顔を見上げた。すると…――
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(……あれ)
ロキは目を伏せ、切なげに唇を結んでいた。
淡い陽の光が頬に長い睫毛の影を作り、かすかに残る涙の痕を照らす。
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(なんだか……すごく、寂しそう)
胸の奥が軋むように、締め付けられた。
無邪気に甘えられるのにも弱いけれど……寂しそうにされると、私はもうこの人を放っておけない。
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ロキ……?
塞ぐ私の肩に睫毛が持ち上げられて、色違いの瞳が私を捕らえた。
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今夜は満月だよ。……夜が来るまで一緒にいて、アリス
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え……
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(満、月……?)
その言葉にどくっと心臓が鳴り、急に足元がぐらついたような気がした。
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(そっか。もう……1ヶ月が経ったんだ)
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
ねえ、アリス
月が昇る前に……俺に全てをちょうだい?
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(……そんな寂しそうな声、出さないでよ)
声もなく頷き、私はそっと、ロキの胸に顔を埋めた。――泣きそうになるのを、堪えて。
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(これで最後みたいな顔、しないでよ)
——(場面転換)
レイに声を掛け、私たちは2人だけで森の奥深くにある家に帰った。
ロキの部屋は私が眠っていた時から何も変わらず、静かだった。
ガラクタの中にある白いシーツが、やけに目に痛い。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
…………アリス
ドアを閉めると、ロキは後ろからぽすん、と額を埋める。
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……なあに?
甘えるような仕草に、自分でも呆れるほど柔らかい声が出る。
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(好きだなあ、もう)
首筋をくすぐる猫っ毛すら、愛おしい。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
……こっち向いてよ
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(わっ……)
腰に腕が回されるとくるっと身体が反転して、私はロキと向き合った。
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(あ……)
声を出す間もなく、ぐっとロキは私に顔を近づけて――
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
…………
1ミリでも動けば唇が重なるというのに、ロキはぴたりと動きを止めた。
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ロキ?
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(なにかあったのかな)
悩ましげに眉間に皺が寄せられて、視線を逸らし――ロキはちょっとだけ、拗ねたように尋ねる。
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……キス、してもいい?
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えっ?
ご機嫌をうかがうかのように、ロキは小首を傾げて私を上目に見つめた。
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(なに、それ。もしかして……)
(私がキスは禁止って言ったの、まだ守ってるんだ)
あまりに可愛い問いかけに、ついつい笑ってしまう。
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……いいよ。しよう?
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(私だってロキと、キスしたい)
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
……そんな可愛く笑っちゃって。知らないよ?
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んっ……
ちゅ、と濡れた音を立てて、唇が重なる。
応えるように、ロキの首に腕を回すと――
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……ゃ、んんっ…――
唇を食まれ、隙間から忍びこんだ舌先が一気に深く奥を探る。
激しいキスに、抗いようもない欲が、身体の奥からぞくりと這い上がった。
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(これまでのキスと、違う)
力が抜けそうになって、首に回した腕に力を込める。
けれどロキは、支えてはくれなかった。
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は……っ、ぁ……
膝から力が抜けて、2人でベッドに倒れ込んだ。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
大丈夫?
そう聞いてくるくせに、答える前に舌を絡めとり、吸い寄せる。
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(大丈夫じゃ、ないよ……っ)
回した腕すらくたりと解ける頃、荒い息をつき、はしたない音を立てて唇を離した。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
アリス……もっと、近づいてもいい?
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っ……!?
それがなにを意味するかは、すぐにわかった。
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(ロキの視線が……熱い)
これまでロキはからかいついでに私に触れて、甘えるように抱きしめて、縋る代わりにキスをしてきた。
けれど絶対に、越えようとしない一線があった。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
俺だけに、アリスをちょうだい
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(ロキが私を……欲しがってる)
その事実が、嬉しくて仕方がなかった。
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(ばかみたいに、どきどきしてる)
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……あげる
口からこぼれた声は、思ったよりも弱々しくて、いたたまれない。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
ありがと
ロキは嬉しそうに笑って、お礼の言葉とともに額にキスを落とした。
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(可愛いのに……悔しいくらい、色っぽい)
シャツを脱ぎ捨てると、ロキは器用に私のチョーカーを外し、ブラウスのボタンを1つずつ開けていく。
慣れたように動く指が肌を暴く度、鼓動が速まる。
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綺麗だね。……眩しいくらい
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ぁ…――っ
すべるように肌を撫でられ、柔らかい箇所を食まれて、お腹の底がじんと痺れた。
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(っ、こんなの知らない)
戯れに触れ合うのとは、まるで違う。
ただ容赦なく求められて、押し寄せる快感に溺れていく。
甘く霞む意識の中、ロキの唇が私の首に触れて……
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(! いた……っ)
ちゅっと音を立てて、首筋の薄い肌を吸った。
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今、痕をつけたの……!?
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
本当は首輪でも、つけておきたいんだけど。……アリスがどこにも、行かないように
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っ、チョーカーじゃ、駄目なの?
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
うん。そんなんじゃ足りないよ
ロキは首筋に顔を寄せるともう一度口づけ、なぞるように舐める。
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ん……
背筋を震わせる私を見て、ロキはにやりと笑い舌なめずりをした。
差し込む陽を浴びた白い肌に、赤い舌先がやけに映えて、くらりとくるほどの色気を放つ。
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(……ずるいよ、ロキは)
甘えて縋って、とっくに私を離さないくせに……妖しい色香でも惑わせてくる。
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(全部で私を、捕らえてくる)
いつだって余裕で、からかうように。
広がる痛みにすら、私は支配される。
触れる手は荒々しくなり、快感に流されそうになるけれど――私はぐっと堪えてロキの首筋に触れた。
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私だって、足りないよ
仕返しをするように、少しだけ爪を食い込ませると……
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
っ…………
ロキはぴくりと肩を揺らして、肌を染めた。
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(ん? これは……)
痕をつける代わりに、撫でるように細い首に指を這わせる。
するとロキは困ったように眉を寄せ、触れるたびに体温を上げた。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
…………ちょっと
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首触られるの、やなの?
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
やだけど。……やめないで
むずがるように身をよじるけれど、色違いの瞳はわずかに蕩けた。
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(気持ち、いいのかな)
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……猫みたい
愛らしい仕草に、どうしようもないくらいに甘い想いが胸の中で膨れ上がる。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
ここまできて、猫扱い?
むっとした声でそう言うと、ロキは噛みつくようにキスを仕掛けた。
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あっ……――
あっという間に余裕は奪われて、攻め立てる唇と手に、身体の芯からぐずぐずに崩れていく。
そしてロキは、私の全てを奪っていった。
重なった素肌からぬくもりと鼓動が伝わって、痛いくらいに胸が締め付けられる。
![ロキ](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/05/loki_genetta_100.png)
……このまま溶けあって、1つになれたらいいのにね
そうしたら満月が来ることなんて……考えなくてもいいのに
潤む視界の中で、ロキも泣きそうな顔で笑った。
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ロキ、私は……
帰らない、そう言う前に、唇が塞がれた。
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(夢でも見てるみたい)
愛している人と触れ合うのが、こんなに幸せなことだと、知らなかった。
けれど、確かに感じるこの熱は夢なんかじゃない。
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(これで最後になんて……しない)
(……したくない)
熱も感触も息遣いも、全て閉じ込めるように――私はロキの背に、爪を立てた。
![がろはる_全身](https://otu-kare.com/wp-content/uploads/2017/04/charg1-2.png)
キスしてもいい??という上目遣いがスチルなくても浮かんできますよね♡
こんにちは♪凛音です!
オツカレはいつも見てます!
本題ヘ イケレボもイケ戦みたいにプレミアストーリーでもストーリーの一部の画像を載せて欲しいな!
出来ればイケバンも観たいです。
考えておいてください
凛音さん、コメントあリがとうございます♪
ごめんなさい!!オツカレはゲーム進行のサポートとして読んでもらえればと思っています。
なので、画像はお話の雰囲気が伝わる程度にと考えています♪
プレミアについては今後の参考にさせていただきますね♪
イケヴァンはがろはるの余力があれば………o(`ω´ )o