ロキルートネタバレ・感想

ロキネタバレ感想

がろはる_喜

このページでは『イケメン革命』ロキルート18話〜26話のストーリーネタバレ・感想を書いていくよ!!

ぱいせん_喜

彼からの手紙の内容やプレミアストーリー・スチルについてもネタバレしていくのでぜひ参考にしてみてくれ♪

がろはる_全身

選択肢などの情報は以下のネタバレ無しの攻略を参考にしてね!!

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  • 18話
  • 19話
  • 20話
  • 21話
  • 22話
  • 23話
  • 24話
  • 25話
  • 26話
  • 第18話「アリスの行方」

    ハールの戦い《ロキの部屋》

    シャツを脱ぎ捨て、主人公にいっしょに寝ようと言ってくるロキ。

    主人公は自分は床でいいと言いますが、ロキに、「何もしないから」とか、
    「猫と寝ると思えば問題ないんじゃない?」とか言われ、最終的には
    寂しそうに「お願い」と言われてしぶしぶ了承してしまいます。

    思わず身を固くする主人公に、ロキはぬいぐるみを渡し、これなら2人きりじゃないから恥ずかしくないでしょ?と言い、ブランケットを引き上げて部屋の灯りを消しました。

    1枚のブランケットにくるまって、ロキはためらいがちに主人公を抱き寄せます。
    そして、無垢であどけない表情で目を閉じるロキ。

    そんなロキを見て、主人公にどうしようもないくらい甘くて温かい気持ちが溢れ、
    主人公はロキの寝顔を見つめながら、自然と「好き、だな…」と思い、目を閉じました。

    《黒の軍兵舎・執務室》

    同時刻、黒の軍兵舎ではセスが、帰らない主人公を心配して唸っていました。

    すると、そこにルカが路地裏で主人公のリボンを見つけたと言って入ってきます。
    ルカは路地裏の周囲の様子から、主人公が何かに巻き込まれたのかもと言います。

    すると、レイはルカに再度赤の軍に偵察に行ってきてほしいと頼み、
    あとは全員待機だと指示を出しました。

    そんな中、セスは「……チェシャ猫のところに、いてくれるといいけど」
    呟き、窓の外へ視線を向けました。

    《ロキの部屋》

    夜も更けてきた頃、穏やかに眠る主人公を見て、手を伸ばし、
    「………無防備」と、溜息にも似た、憂いを帯びたつぶやきを溢すロキ。

    このまま夜が明けなければいいのにと思っていると、
    1階から物音とが聞こえました。

    《ハールの家・1階》

    1階に下りると、ハールが家を出て行こうとしていました。

    戦争がはじまり、戦いが激化する前にアモンと決着をつけたいと言うハールに
    ロキは自分もついて行くと言いますが、残って主人公のそばにいるよう言われてしまい、ハールは家を出て行ってしまいます。

    取り残されたロキがぽつりと言いました。

    「……ハールも俺のこと、いらないのかな」

    《ロキの部屋 翌日》

    主人公が目覚めても、外は大雨のままでした。

    ロキがいないことに気づいて主人公が身体を起こすと、部屋のドアが開いて顔色を悪くしたロキが戻ってきました。

    主人公はロキを心配し、そっとロキの手に触れると、ロキがあのね…と口を開き始めました。

    ロキと添い寝

    ロキの裸ほんと、主人公の言う通り、なんで脱ぐの?! w
    いいんですか?こんなに露出多くしてしまって!!
    (こちらとしてはご馳走様なんですけどw)

    猫と思って寝れば…とか言うけど、思える訳ないじゃない!
    読んでてドキドキして、主人公同様目のやり場に困ってしまいました(//∇//)

    何もしない、と言うところがまた一層ドキドキしてしまうんですよね。
    そんな中で、あったかくて安心する、なんて言われちゃったら
    そりゃ、好きだなって思うし、愛おしくなっちゃいます。

    でも、今回のポイントは主人公が寝てしまった後に、ロキ目線の内容が少し盛り込まれているところでしょう!
    自分が寝ている間に、無防備って言われながら唇を押されてたなんて想像しただけでキュンキュンしてしまいます。
    18話には彼目線ストーリーもあるので、そちらも読んでみたくなっちゃいます。

    第19話「全ては夢の中」

    ロキに魔法をかけられて《ロキの部屋》

    顔色を悪くして部屋に戻ってきたロキは、ハールが俺を置いて行っちゃったと焦燥にも似た不安をのぞかせ、言いました。
    そんなロキに、主人公は自分も黒の軍のみんなのところに行きたいから一緒に行こうと提案しますが、ロキはもうクレイドルは主人公が知っている平和な街ではないと言って、その案を受け入れてはくれません。

    さらにロキは、「俺はね、アリスが好きになってくれた世界で、笑顔で楽しく過ごしてくれたらそれが一番嬉しいんだ」と言います。

    その言葉を聞いて、主人公はずっとロキは自分のためにそう言ってくれていて、
    その優しさに何度も救われていたことを思い出します。

    しかし、クレイドルが素敵な所だと教えてくれたのはロキだからこそ、
    ロキにだけは止めて欲しくない、ロキが大好きにしてくれた世界のために自分も一緒に戦いたいと言って、もう一度ロキを説得します。

    そして主人公が立ち上がり、戦場へ行くためにロキに背を向けると、ロキが呼び止め、手を伸ばします。

    その時、ロキが伸ばした手に主人公の手が当たり、主人公は思わずパシッとその手を払いのけてしまいます。

    茫然と手を見つめるロキの手を、主人公は慌てて包み込むと、
    強い力で手を握り返され、ロキは乱暴に主人公を引っ張って床に押し倒します。

    ロキは主人公のチョーカーに指をかけて顔を上げさせ、
    悲壮に満ちた声で「――アリスまで、俺を置いていくの?」と尋ねました。

    主人公は、前にもロキが置いて行かないでと言っていたことを思い出し、
    以前したようにロキを抱きしめ、置いていかないよと言います。

    ロキは主人公の肩に顔を埋め、「ずっと一緒にいてくれる?」と尋ねます。
    それに対して主人公は「一緒にいる。…そう約束したじゃない」と返します。

    するとロキは「じゃあいいよね」と言って目の色を変え、「閉じ込めても」と続けました。

    不意に、薄暗い部屋に不自然な光が灯り、主人公の瞼が重くなって身体から力が抜けていきます。

    そして、主人公は抗いようのない眠気に襲われて、必死にロキの身体に縋ると、
    ロキは強く抱きしめ返し、ひどく優しい声で大丈夫だと言い、
    「満月が来るまで、ずっと俺の腕の中で眠ってて。…ね?」と続けました。

    《ハイド・パーク》

    長い長い時間が過ぎたような気がする中、かすかな呼び声と、
    身体がゆすられる感覚で、主人公が意識を取り戻し、瞼を開くと、
    横たわった主人公を見知らぬ女性がのぞきこんでいました。

    「よかった、目が覚めましたね」という女性の言葉に疑問を抱きながら、
    辺りを見回すとそこはハイド・パークでした。

    女性の話によると、主人公はずっと眠っていて、夜が明けたようでした。
    手元を見てみると懐中時計は影も形もありません。
    主人公はもしかして今までの出来事は夢だったの?と混乱します。

    ヤンデレロキ

    ヤンデレロキロキは、「アリスは優しすぎるよ」と言いますが、ロキも負けないくらい優しい気がします…。
    ただの甘えん坊なら、主人公が一緒に戦いに行こうって言った時に、
    主人公を連れてハールのところに行ってしまう気がしましたが、そこはちゃんと主人公を傷つけたくなくて、守ろうとするんですね。
    アリスが笑顔で楽しく過ごすのが一番って言ってくれたシーンは少し切なくなりつつも、キュンとしてしまいました。

    …なんて思っていたんですが、いや、優しいと思うことに変わりはないんですが、
    まさかその後に押し倒されて、チョーカーに手を掛けられることになるなんて!!

    このシーンはスチルにもなっているのですが、主人公を首輪で繋ぎ止めている感じが何ともヤンデレ感たっぷりです。
    しかも、その後まさか閉じ込められてしまうとは…
    ロキの目の色が変わったシーンはドキッとして、少しの怖さすら感じました。

    スチル「涙の雨音に囚われて」

    ロキスチル

    第20話「ロキへの想い」

    ロキVS魔法学者《ロンドン》

    ハイド・パークで目覚めてから数日、主人公はいつも通りの平和な日々を過ごしていました。

    不思議の国での出来事が本当に夢だったのか、もしくは、
    ロキが主人公に魔法をかけて、満月の日まで眠らせたままにしてロンドンに帰したのかもしれないと考えを巡らせる主人公。

    そして、ロキのことを想うと切ないほどに胸を締め付けられるのでした。

    《不思議の国・森》

    降り続ける雨に濡れながら、ロキは木々の間から見える魔法学者たちを注視していました。

    大勢の魔法学者たちは躊躇いなく森を進み、ハールの家の方向を目指していました。

    どこ行くつもり?と言ってロキは木の影から姿を出して、道を塞ぐように魔法学者たちの前に立ちはだかります。
    魔法学者たちはアリスを出せと言いますが、ロキはアリスはもういないから帰ってと言い、魔法学者たちを攻撃します。
    魔法学者たちがロキに何故戦おうとするのか尋ねると、
    ロキは「アリスを守るためだよ」と言って戦いに身を投じます。

    《ハイド・パーク》

    ロンドンの街並みを歩いていた主人公は、気付くとハイド・パークまで来ていました。

    周りを見渡すと、ふと木陰の下で昼寝をしている女の子を見つけました。

    その手にはロキの部屋にあったぬいぐるみが抱えられていて、
    更に、耳を澄ますとガーデンでロキと一緒に踊った曲が流れているし、屋台にはイートン・メスとサンドイッチが一緒に売られていました。

    首筋に触れると、ロキがプレゼントしてくれたチョーカーもついていて、主人公は不思議の国での出来事を一気に思い出しました。

    そして、クレイドルでの日々は夢なんかじゃなく、むしろ今見ているのが夢だと気付きます。

    ロキとの思い出が溢れていて泣きそうになりながら、主人公はロキに想いを伝えようと決意し、ロキのそばに帰りたいと強く願いました。

    その時、視界が真っ白になり、次の瞬間主人公はロキの部屋で目覚めました。

    《ロキの部屋》

    思わずロキの名前を呼びますが、部屋には誰もいません。

    どのくらい時間がたったかはわからないけれど、もしまだ戦いが続いていてロキが誰かと戦っていたら…と思った途端、主人公は立ち上がって部屋を飛び出し、雨の森の中をロキを探して走り出しました。

    《森》

    ひたすら主人公が走っていくと、魔法の光と、激しい攻防の音が聞こえ、足を向けて駆けていくと、ロキと魔法学者たちが戦っていました。

    苦戦を強いられているロキの前に、主人公は思わず飛び出し、魔法学者たちの攻撃魔法を一気に弾き飛ばします。

    主人公の登場に驚くロキと魔法学者たち。
    魔法学者たちがみな一様に動きを止めた瞬間、ロキは主人公を後ろに下げ、
    隙をつくように手を振りかざして魔法学者たちを全員眠らせました。

    静かになった森の中で、ロキと主人公は向き合います。

    どうしてというロキの頬に、主人公は手を伸ばし、ロキに会いに戻ってきたと答えます。
    そして「ずっと一緒にいるって、約束したでしょ?」と主人公が言うと、
    ロキは泣きだしそうな顔で強く主人公を掻き抱きました。

    (プレミアストーリー「雨の中の熱」へ続きます)

    夢で終わらせない

    ロキの魔法のハイドパークまさかの夢オチ!?まだ残り何話かあるよ!?…と思っていたら、
    確かに夢ではあったけど、夢は夢でも、ロキが見せた、不思議の国で見ていた夢でした。

    ロキも魔法学者と森で対峙した時にアリスはもういないよって言っていたし、
    主人公と同じく、てっきり科学の国へ帰ってしまったんだとばかり思っていました。
    まんまと騙されてしまいました…(^_^;)

    そんなすぐロキの元へ戻れるとは思っていなかったので、
    ハイドパークでロキとの思い出を振り返っているシーンは凄く切なくなってしまいました。

    一緒に踊ったワルツ、一緒に食べたイートン・メスにサンドイッチ、
    プレゼントしてくれたチョーカー…

    いざ離れてしまうと、そういった思い出の品がすべて宝物のように思えてきて、
    そこから一緒にすごした時のいろいろな事を思い出しちゃいますよね。
    すぐにロキのもとに戻れてよかった…(;_;)

    第21話「素直な気持ち」

    ロキの想い《ハールの家》

    眠らせた魔法学者を魔法で森に留めさせ、主人公とロキは家に戻りました。

    灯りもつけないまま2人向き合っていると、ロキが
    「俺はね、アリスが好きだよ」と話し始めました。
    そして、同じくらい好きって思いたくないと言い、
    「大好きな人に捨てられるのはもう二度とごめんだから」と続けました。

    ロキは、自分はジェネッタ家という黒の領地の家に生まれたと言い出し、
    自身の生い立ちについて主人公に話し始めます。

    それを聞いて、主人公は以前フェンリルが言っていたジェネッタ家の息子の話を
    思い出し、やっぱりあの話はロキのことだったんだと思いました。

    ロキの話によると、ロキはジェネッタ家で可愛がられて育てられていたけれど、
    11歳の時、ティーパーティーで猫を助けようとして、無意識に魔法を発動してしまったそうです。

    それまで誰もロキが魔力を持っているとは気がついておらず、
    ロキ自身も知らずに長年抑えつけていた魔力を上手く扱えなくて、魔力が爆発して家が半壊状態になってしまいました。

    その夜、雨が降る中、半壊した家では暮らせないと両親は2人だけで家を出て行きました。

    その時にロキには「お前は連れて行けないからここでお迎えを待っていて」と言ったそうです。
    ロキは母親の手に必死に縋りましたが、母親はロキの手を払いのけました。

    両親は恐ろしい魔力を持った子はいらないようで、ロキは大好きだった家族に捨てられてしまったのです。
    そのことがきっかけで、ロキは雨が嫌いになり、更に、誰かに置いていかれるのはもっと嫌いになったそうです。

    その後は魔法学者がロキを迎えに来て、魔法の塔に連れて行かれて、研究材料にされかけたところを逃げ出した時に、ロキはハールに出会いました。
    そうして、今までロキはハールと暮らしてきました。

    ロキの話を聞いて、主人公はだから自分にも好きって言うなと言ったのか
    ロキに尋ねると、ロキはそうだけどそれだけじゃないと言います。

    どういうことかわからない主人公に、ロキは主人公のことが特別で、
    愛してほしいと思ったと言います。

    でも、主人公は満月の夜が来たら帰ってしまうので、
    別れる時にまた捨てられたような気持ちになるし、
    それ以上にロキが本気で好きと伝えたら、別れる時に主人公も哀しい気持ちになるかもしれないからと言いました。

    ロキは、主人公が悲しんだら自分はもっと悲しいと言い、
    「俺は自分が傷つくのが嫌だから、アリスを突き放したんだよ」と説明しました。

    ロキの気持ちを知った主人公は、ロキに自分の気持ちを伝えます。
    「私も、ロキを愛したいって、思った」
    それを聞いたロキは、主人公の頬に手を伸ばし、こう言いました。
    「愛してほしいって思うのと同じくらい、俺は…アリスを愛してるんだよ」
    2人は抱きしめ合い、溢れだす思いを言葉にするより先に口づけていました。

    そして、「俺、実はね」とロキが話し始めました。
    ハールに恩を返すために手伝いたいのも本当だけど、何より主人公を守るために
    魔法の塔と戦いたいとロキは言い、「…もう少しだけ、待ってて?」と言って立ち去ろうとします。

    その手を主人公は捕まえ、自分だってロキを守りたいから一緒に連れて行ってとお願いします。
    ロキは呆れるように、でも嬉しそうに主人公の手を引きました。

    「俺とアリスの最強コンビ、結成だね」

    ロキの過去

    ロキの悲しい過去ロキの過去が明らかになりました。
    やっぱりフェンリルが以前話していたジェネッタ家の1人息子は
    ロキのことだったんですね。
    そりゃ、正装が似合って、ダンスのリードも上手いわけですw

    ジェネッタ家の息子だということまでは何となく予想できていましたが、
    まさか魔力が暴走して、そのせいで置いていかれていたなんて。
    (しかも、それが猫を助けようとして無意識に魔法を使っていたなんて…少年時代から優しすぎるよ、ロキ…(;_;))

    てっきり魔法の塔にはさらわれたのかと予想していたので、
    可哀想すぎる過去に胸が痛くなってしまいます。
    魔力を持って生まれてきたのはロキのせいではないのに…。

    主人公と気持ちも通じ合ったことだし、ロキの奥深くに根づいてしまっている、
    「どうせ俺はいらなくて、愛されることなんてない」という哀しい思い込みが
    消えてなくなっていますように…(T_T)

    第22話「黒と赤を止めるために」

    ロキの作戦《クレイドル地区・路地裏》

    路地裏で待機していたセスの隊にルカが合流します。

    戦いは数日間続いており、セントラル地区の要である公会堂は赤の軍の手に落ちていました。

    公会堂奪取のためにフェンリル率いる特攻隊が中へ忍び込むことに成功しましたが、
    想定以上の攻撃魔法に苦戦を強いられていました。

    ルカがシリウスから受け取ってきた伝言をセスの隊に伝えます。

    その内容は、レイが自ら前線に出て、向こうの意表をついて
    公会堂に乗り込んだレイとフェンリルに攻撃を集中させて、
    その間にルカたちがセントラルを迂回して赤の橋を落とす、というものでした。

    セスは大胆極まりないと言いつつ、ルカからシリウスの指令を受け取り、
    ひとり言を溢しました。

    「これ以上被害が広がる前に、全ての戦いが治まるといいけど」

    路地裏に隠れてルカたちの話を聞いていた主人公とロキ。

    ロキは俺たちにとって都合がいいと言い、やるべきことは3つだと主人公に言います。

    1.アモンの思惑を知らしめることで赤と黒の戦いを止める
    2.戦いを止めたら両軍ともロキ達の味方につける
    3.全員でハールの援護をして魔法の塔をつぶす

    主人公もそれしかないね!と言い、ロキが公会堂に向けて足を踏み出すと、
    証人として連れてきた、ロキが眠らせた魔法学者のうちの一人が、逃げ出そうと身をよじりました。

    ロキが、キング2人の前でアモンの思惑について語ってもらうからと言うと、
    魔法学者は誰が語るか!と言って怒っている様子でした。

    すると、主人公はふとあることを思い出して、ポケットの中から
    以前オリヴァーにもらった、刺された人はどんなことでも白状してしまうという注射器のおもちゃを取り出しました。

    《公会堂》

    公会堂に忍び込んだフェンリルは赤の軍のエース、ゼロ率いる精鋭たちと対峙していました。

    赤の兵士たちにフェンリルの銃弾が飛んでいった時、ランスロットが現れ、銃弾を宙に留めました。
    ランスロットが現れたことにゼロが驚き、気がそれたその瞬間、レイが姿を見せました。

    2人のキングが対峙し、まずはランスロットが口を開き、勝敗は見えているから、
    無為な争いは続けずに今すぐ降伏して、赤の軍の傘下へ下れと言いますが、レイはそれを断ります。

    しかし、被害を増やしたくないのは同感なので、話し合おうと提案します。

    ランスロットはそれを受け入れず、攻撃魔法を発しようとしますが、そこに主人公が現れて魔法を弾き飛ばしました。

    主人公の登場に皆が驚いている中、ロキが魔法学者を連れて現れ、話を聞いてと言います。
    そして、主人公は魔法学者にオリヴァーの発明品の注射針を刺しました。

    魔法学者がアモンの思惑を白状すると、ロキは両キングにどうする?と問いかけますが、
    2人は無言を返します。

    そして、ロキは今はとりあえず戦うのをやめて、魔法の塔を倒そうとしているハールに協力してほしいと頼みます。
    レイはロキに協力することにし、ランスロットも、一時休戦だと赤の軍に指示を出しました。

    オリヴァーの注射器

    ランスロットの思惑いよいよ戦いが始まりました。しかし、大きな被害が出る前に主人公達の説得が上手くいって本当に良かったです。
    ロキは魔法もすごいけど、実は結構頭も回るタイプなのかもしれないですね。
    また1つカッコいい所が見つかった気がします。

    しかし、ランスロットは一体何を考えているのでしょうか。
    本当にアモンと一緒にクレイドルの支配を企んでいるのでしょうか?

    レイからの提案に対しても葛藤している様子だったし、しぶしぶアモンに従っていると言ったところなのでしょうか?
    もう物語も終盤ですがまだ謎が残っている感じでモヤモヤします…

    そして、オリヴァーからもらった発明品がこんなところで役に立つとは!!
    影のMVPかもしれませんw

    第23話「魔法の塔へ」

    心強い味方《公会堂》

    ランスロットの休戦宣言を聞き、ホッと笑みを漏らす主人公とロキ。
    両軍のクイーンにこのまま戦いを続けるフリをしてもらい、この中の数人と一緒に魔法の塔に向かうことにします。

    すると、いの一番にフェンリルが手を挙げ、続いてゼロも魔法の塔には借りがあるからと言ってランスロットに志願します。

    すると、ランスロットはゼロに頷き、自分も魔法の塔に向かうと言います。

    真意を探ろうと主人公がランスロットの顔を見上げると、
    ランスロットは自分の目的は主人公達と同じだと言いました。

    そういう理由なら俺も行くしかねえな、とレイも言い、
    こうして主人公とロキは、両キングとエースの4人と一緒に公会堂を後にしました。

    《森》

    雨が降る森を走ると魔法の塔が見えてきました。

    すると、突如まばゆい光が道をふさぎ、目がくらんだ次の瞬間、
    一行は魔法学者たちに囲まれていました。

    躊躇なく魔法攻撃を繰り返す魔法学者たちは、まるで壊れた人形のように
    「邪魔スル者ハ、排除セヨ」と同じ言葉を繰り返し、攻撃の手を止めようとしません。

    どうやら魔法学者たちは操られているようでした。
    ここは両エースに任せて先に行こうとしますが、次から次へと魔法学者が現れ、
    キリがありません。

    すると、ランスロットが「お前たちは先に行くと良い」と言って、
    ランスロットの魔法で主人公とロキは光に包まれました。

    そして、飛ばされる瞬間、切実な声が耳に届きました。

    「ハールを……死なせるな」

    《魔法の塔》

    ランスロットの声が届くと同時に視界が歪み、
    主人公達は魔法の塔内部の広間に辿り着いていました。

    すると、かすかに主人公とロキを呼ぶ声が聞こえ、視線を向けるとひどい怪我を負ったハールがいました。
    思わず駆け寄ろうとした時、広間の影からアモンが現れました。

    ロキからの手紙「かっこわるいこと」

    まさかまた、手紙を書くことになるとは思わなかった。
    今回は……直接言う勇気がないことだから、手紙に書いてる。
    アリスの顔を見たらたぶん、かっこわるくて言えなくなっちゃうようなこと。

    ねえ、アリス。
    この戦いが終わったら、アリスはどうする?
    この不思議の国が平和になったとしても……満月の夜には科学の国に、帰るのかな。

    俺は……君が帰ることなんて、考えたくない。
    ずっとずーっと、ただ2人きりでくっついて、寄り添って、お互いのことだけ見て、
    幸せな世界で永遠に暮らしていく。アリス以外は、何もなくていい。
    そんな夢みたいな世界で生きたい。
    ……それがかっこわるい、俺の本音。

    アリスは、どう思う?
    ……返事は、しなくていいよ。聞くのが怖いから。
    でもこの手紙は持っておいてほしいな。
    思い出にでも。ね?

    Loki Genetta

    それぞれの戦い

    ランスロットの目的ランスロットの目的もハールと同じだったなんて!!!
    その言葉だけじゃなく、表情もなんとも優しい目をしていて…
    なんだか嬉しくなってウルっとしてしまいました。
    しかもその後に、ハールを死なせるなですって!?
    もうウルっとじゃ済みませんよ、涙、涙です(;_;)

    ランスロットの本心もわかりませんし、ハールと何があったかもわかりません。
    でも、一つ一つの台詞から滲む切なさに、なんだかこちらまで胸が締め付けられてしまいました。

    ゼロにも何か事情があるみたいですし、赤の軍と魔法の塔はなんだか深い関係がありそうですね…。

    その辺りは残りの話数で明らかになるのでしょうか?
    それとも気になるように仕向けて、次はランスロットをはじめ、
    赤の軍のメンバーを攻略しろということなのでしょうか(^_^;)ww

    今回はロキとの恋愛模様よりも、物語の展開が気になって、
    これまでの話以上に、早く読み進めてしまいました!!

    第24話「二人の大魔法使い」

    ロキの男っぷり《魔法の塔・広間》

    アモンは、主人公だけを学者たちに迎えに行かせたのに
    ロキまで一緒にいたとは思わぬ収穫だと言います。

    ロキに一度逃げ出したのに何故戻ってきたか尋ねると、
    ロキはハールを手伝うためだと答えます。

    ハールにどうやってここまで来たのか聞かれると、主人公はロキに視線で問いかけたあと、
    ランスロットの魔法で来たと答えました。

    驚くハールと、やはり裏切っていたかと言うアモン。

    ランスロットの手がなくてもクレイドルくらい手中に落とせると言うアモンに
    ロキはハールも主人公も傷つけずに勝手にやってと言いますが、
    アモンはクレイドルの支配後に主人公が必要なんだと言います。

    アモンは、クレイドルだけでなく科学の国までも支配しようとしており、
    そのために主人公を利用しようとしていた
    のです。

    主人公がアモンの言いなりになんてならないと言うと、
    アモンは魔法で主人公を拘束しようとし、主人公はそれを弾き飛ばそうとした時、
    ハールが主人公に逃げろ!と声を響かせました。

    振り返るとハールは魔法学者たちに抑えつけられていて、
    アモンの合図で学者たちの手が主人公に伸びたその時、主人公の身体が浮き、気付けば主人公はロキに腰を抱えられていました。

    ロキは「アリスは俺が守る」と言って、続けてハールのことも守れると言い、
    ハールに治療と防御の魔法をかけます。
    ハールはその高度な魔法に驚きを隠せません。

    ロキが危ない時には主人公が魔法を弾き飛ばし、2人は戦います。

    ロキの様子を見て、アモンはロキが主人公に出会って変わったのかと言い、
    ますます主人公が欲しくなったと言って一瞬消え、主人公のすぐ目の前に姿を現します。

    アモンの手が主人公に伸びると、怒りの滲んだロキの魔法がアモンの手をはじき、
    それから、全ての力を振り絞るかのようにロキはアモンに魔法を放ちました。

    それでも抵抗しようとアモンが目を赤く光らせると、そこにハールが現れます。
    そして、ロキにハールが加勢し、2人はアモンを石化させました。

    それは禁忌とされている魔法で、そんな魔法まで使えるようになっていたロキに
    またしてもハールは驚くのでした。

    3人はぼろぼろになりながらも、それでもアモンに勝ったと
    晴れ晴れとした表情を浮かべていました。

    《魔法の塔の下》

    アモンを倒した主人公達はロキの魔法で塔の下に移動しました。
    主人公達を迎え入れる4人。
    皆もそれぞれ傷を負っていたものの、全員無事だったようです。

    皆が戦っていた魔法学者たちも、塔の中の学者同様に糸が切れたように倒れていました。

    これで一件落着だよねと思い、主人公がようやくほっと息をついたとき、
    どさっという音が聞こえ、ハールが地面に倒れ込んでいました。

    守る背中

    ハールを守るロキ大切な人を守る男の人ってやっぱりカッコいいんですね…!!
    ロキ、強いよ、カッコいいよーー(;_;)
    エドガーと戦っていた時もすごいな、強いなとは思いましたが、
    今回はその何倍もカッコよくてキュンキュンしてしまいます!

    しかも、今回は主人公だけを守っているのではなくて、ハールのことも
    守っているというところがまたカッコ良かったです。

    「ハールのことだって、守れるよ」
    って言って高度な魔法を繰り出すロキの
    頼もしいこと…
    「大魔法使いの弟子なら、これくらいできないとね?」っていつもの笑顔で言うロキは
    なんだか一回り大きくなったみたいで、私がハールだったらおそらく号泣してました!!

    でも、最後はロキだけじゃなくてハールと一緒にとどめを刺したっていうのが
    またいいですよね。素敵な師弟愛です…
    ロキのことを大事に思っているのは主人公だけじゃないんだよって、
    全てが終わった後にロキが気付いてくれたらいいなぁ。

    第25話「あなたはひとりじゃない」

    ハールとロキ《魔法の塔の下》

    倒れたハールを見て、ロキは顔を覗き込み、主人公も慌てて駆け寄ります。

    ぐったりと力の抜けたハールの頬は陶器のように白くなっていました。
    ランスロットは魔力の激しい消耗が原因だろうと言って、医者を連れてくるから待ってろと言いました。

    主人公はかろうじて頷きましたが、ロキは青ざめてハールを見つめたままでした。

    やがてランスロットがカイルを連れて戻ってきました。

    しかし、事態は深刻なようで、カイルはなぜこんな無茶をしたのかハールに尋ねます。

    するとハールは深い悲しみが混じった声で、
    昔守れなかった者がいるからロキだけは守り抜こうと自分に誓っていた、と言います。

    その視線はゼロへ向いていましたが、ゼロは戸惑うように見つめ返すだけでした。

    それを聞いて、主人公は、ハールはロキを守りたかったから置いていったんだと気が付き、
    そうなのかとハールに尋ねました。

    ハールはロキを泣きたくなるくらい優しい眼差しで見るだけで、何も答えませんでした。

    すると、ロキはカイルに自分の魔力をハールの治療に使ってと頼みます。
    また一人ぼっちに戻るのは嫌だしね、とロキが言うと、ハールは
    「お前はとっくに一人じゃないだろう?」と言いました。

    はっとしたようにロキが目を見開くと、フェンリルもレイもカイルも、
    みんなロキに声をかけ、親愛の情をにじませた目でロキを見守っていました。

    そして、主人公もいるだろとレイがロキに言うと、主人公もロキに
    「ずっと一緒にいるって約束したじゃない」と声をかけました。
    そして、ロキは嬉しそうにひと筋の涙を流すのでした。

    《魔法の塔の下 夜明け》

    夜が明け、ロキの魔法の光が消えていきます。

    ひとまず持ちこたえたハールは、療養を終えるまで赤の軍が預かることになりました。
    そして、ハールを担いだゼロとカイルが赤の領地に歩き出した時、
    レイがランスロットに今後のことはまた話し合おうと言いました。

    ランスロットはレイをまっすぐ見据えて頷くと、
    「無為な争いは終わりにしよう」と大きな胸のつかえが取れたような表情で言いました。

    レイとフェンリルも黒の兵舎に帰ろうとし、主人公とロキに一緒に来るだろ?と声を駆けました。

    うんと言って主人公がレイとフェンリルの後を追って足を踏み出すと、
    突然背後から羽交い絞めにされて木々の間に引きずり込まれました。

    《森》

    主人公を引きずり込んだのはロキでした。

    悪戯をやめさせようと主人公が身をよじると、ロキは主人公を抱く腕に力を込めました。
    じゃれるように耳を噛み、「行かないで。ね…?」と言うロキに
    主人公はダメだよと抗議しようとして振り向くと、ロキは切なげに唇を結んでいました。

    そして、ロキは色違いの瞳で主人公を捕えると
    「今夜は満月だよ。……夜が来るまで一緒にいて、アリス」と言いました。

    (プレミアストーリー「愛しの爪痕」へ続きます)

    男たちの友情

    ロキはひとりじゃないロキも、やっと自分は一人じゃないって気が付くことができたんですかね?
    良かったです…(;_;)
    しかも、最初に一人じゃないよと声を駆けたのがハールってところが
    また涙を誘います。その後に続く男性陣もイイ!!
    無駄に暑苦しくもなく、それぞれのキャラがよく出ている台詞で、
    変に気取った台詞よりもよっぽど胸に沁みます。
    (ぜひ実際プレイして台詞を読んで欲しいです!)

    乙女ゲームは恋愛要素だけがしっかりと描かれた作品が多いですが、
    恋愛の要素だけじゃなくて、登場人物同士のつながりもきちんと描かれていて
    シナリオがしっかりしているのがこのゲームの魅力の1つだなと改めて感じました。

    そして、いよいよ満月の日がやってきてしまいました。
    ロキの寂しそうな表情に胸が苦しくなってしまいます……。
    (ぜひこの後のアバターミッションはプレミアムを選んでほしいです!
    ドキドキすること間違いなしです)

    第26話「涙を抱きしめて」

    ロキに連れ出されて《ロキの部屋》

    空が夕日に染まり始めるころ、目覚めた主人公はロキを探しますが、
    ロキの姿はなく、代わりに枕元にこんなメモがありました。

    「ちょっとレイのとこ行ってくる。
    すぐに戻るから、もし起きちゃったとしても絶対ぜーったい、逃げないでね?」

    主人公は、ロキは主人公が帰ると思ってるのかなと考えながら、
    まだかすかにぬくもりが残るシーツに再び身を沈め、
    伝えなきゃいけない言葉を胸に抱えて、手紙を大事に握りました。

    《池の畔》

    同時刻、黒の兵舎を後にしたロキはまっすぐ帰らず、一人池の畔に佇んでいました。

    ロキが水面を見つめて瞳を赤くすると、周囲に風が巻き起こり、水面がざわめきますが、
    すぐに赤い光は消え去ってしまいました。

    ロキは「…やっぱり、ね。どーしよっかな、これから」と呟き、
    憂いを帯びた顔で池に映った自分の顔を睨みつけていました。

    《ロキの部屋》

    陽が沈みきる前に帰ってきたロキに、主人公は駆け寄りました。

    そして、ロキはただいまも言わずに主人公の袖をきゅっと握り、
    一緒に来てくれない?行きたいところがあるんだ、と言いました。
    主人公は理由も聞かずに頷き、「いいよ。一緒に行こう?」と応えました。

    《ガーデン》

    ロキについて歩くうちに陽は沈み、夜になりました。
    2人が辿り着いたのはガーデンでした。

    月明かりの下で不思議な光を放つ穴が主人公達を待ちうけています。
    主人公はクレイドルでの様々な思い出を振り返ります。

    ふと、ガーデンは軍の幹部以外入っちゃいけないんじゃないかと主人公が心配すると、
    ロキは、レイに許可を貰っていると答えます。

    ロキはそのためにレイに会いに行ったんだと主人公は納得しました。
    すると、ロキはそんなことよりも主人公はこれからどうするのか、と尋ねました。

    帰り道はすぐそこだというロキに、主人公は、ロキは自分が帰った方がいいと思っているのかと尋ねます。

    ロキは、この前は勝手に夢の中に閉じ込めてしまったので、今度は大人になって聞いてみたと言います。
    しかし、本音は、帰り道の前で帰らないと言ってほしいんだと言います。

    そして、まだ恋とか愛とかを信じ切れていないのかもしれないというロキはこう言いました。
    「俺は君をこの世界から……帰したくない」
    主人公はその言葉を聞き、つま先立ちになってかかとを上げ、言葉にするより先に唇を重ねました。

    重ねた唇に、涙の味が混ざります。
    「愛してる。……だから、泣かないで」という主人公をロキは強く強く抱きしめます。

    ロキの吐息はかすかに震え、主人公の頬には涙の雨が降りました。

    あなたのそばにいるEND

    ロキとガーデンにてついに満月の夜になってしまいました。
    帰り道を前に、帰らないと言ってほしいと言うロキの気持ち、わかるなぁ…。

    怖くて本心は言えないから、本心とは逆のことを言ってしまうけど、
    実は否定してほしい…って場面、恋をしてしまうと結構あると思うんですよね。

    主人公の答えを聞くのが怖くて仕方ないであろうロキが、
    そこで、主人公のことをいつものように”アリス”ではなく
    “君”と言ったところに胸を打ち抜かれました…。

    また、主人公が”帰らない”ではなく”愛してる”って言ったところも、それできっとすべて伝わっているんだろうな、と何だか感動してしまいました。
    いよいよ帰り道はすぐ目の前。主人公は、そしてロキはどうするのでしょうか。
    主人公は帰らないつもりみたいだけど…。
    また、ロキが魔法をうまく使えなくなっているところもちょっと気になります。