がろはる_喜

このページではイケメン戦国政宗のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!

ぱいせん_喜

今回の「ふたつのからだ」幸福ルート第十三話中盤の恋の試練プレミアストーリーになるぞ!!

プレミアストーリー「ふたつのからだ」

顕如に捕まってしまい、人質に取られてしまう主人公。

政宗の決死のダイブで二人はなんとか助かり、顕如も捕縛され、最後のピンチもなんとか乗り越えることができました♪

※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。


御殿の部屋につくと、政宗が横抱きにした私の身体を、布団の上にそっと降ろした。

伊達政宗

……昨日はお前、布団に倒れこんでから、一瞬で寝てたな

昨日の私の姿を思い出すように、政宗が目を細める。

イケメン戦国_主人公

(そうだ……昨日は、びしょ濡れの着物を着替えて、政宗に抱きしめてもらって……)

イケメン戦国_主人公

政宗の腕があったかくて、気持ちよくて……いつの間にか寝ちゃってた

首に回した腕を解かずに、ぎゅっと政宗を抱き寄せると、
首筋に顔をうずめるようにして、政宗も私を抱き締めてくれる

伊達政宗

今夜は、だめだからな

イケメン戦国_主人公

わ……っ

いたずらっぽく笑う政宗と一緒に、布団に横から倒れこむ。

伊達政宗

お前がめちゃくちゃになるまで、寝かせない

イケメン戦国_主人公

……うん

横向きに倒れたまま、ささやき合った唇が重なる。

イケメン戦国_主人公

(あ……)

政宗の手が背に回されて、器用に帯の結び目を解いていく

伊達政宗

……お前も、脱がせろ

イケメン戦国_主人公

……っ、……ん

耳元で囁かれて、ためらいがちに政宗の袴の紐を、つっと引く。

伊達政宗

……はやく

イケメン戦国_主人公

っ……

私が政宗を脱がすのをためらっているうちに、
私の着物の帯はすっかり解かれて、襦袢一枚になっていた。

伊達政宗

ほら、早く

イケメン戦国_主人公

やっ、待って……っ

襦袢の紐を探す手がくすぐったくて手元に全く集中できない。
なんとか政宗の着物をはだけさせたところで、襦袢の紐が解かれてしまった。

イケメン戦国_主人公

(あ……)

政宗が、夜気に肌を晒す私の上に覆いかぶさる。

伊達政宗

脱がすのが遅かった罰だ。じっとしてろ

イケメン戦国_主人公

んっ

おへそのすぐそばに唇が触れて、政宗の身体の下でびくっと脚が跳ねた。

伊達政宗

前から思ってたけど
お前、敏感すぎ

イケメン戦国_主人公

っ、だって、……っ

肋骨のあたりの、皮膚の薄いところから、胸の柔らかいところ、
肩の骨の硬いところまで上って、二の腕から、指の先まで、
唇で優しく愛撫されて、身体の隅々まで、熱くほてっていく。

イケメン戦国_主人公

(政宗に触れられるだけで、嬉しくて、おかしくなりそうなのに、)
(じっとなんて、してられないよ……)

イケメン戦国_主人公

……っ、政宗……

伊達政宗

ん……?

イケメン戦国_主人公

私も……政宗に触りたい

伊達政宗

……しょうがねえな

呆れたように笑って、政宗は、私を自分の身体の上に引き上げた。

伊達政宗

どうぞ、ご自由に

イケメン戦国_主人公

(あ……)

上から見下ろすと、はだけた政宗の肩に、包帯がぐるぐると巻かれているのが見えた。

イケメン戦国_主人公

(撃たれた時の傷だ……)

不意に生々しい怪我のあとを見て、熱に浮かされた胸に痛みが走る。

イケメン戦国_主人公

(まだきっと、痛いよね)

イケメン戦国_主人公

……早くなおりますように

身を屈めて、そっとそこにキスする。

イケメン戦国_主人公

(もう政宗がこんな大きな怪我、しませんように)

傷にさわらないように、優しく何度もキスしていると、
政宗が痺れを切らしたように声を上げた。

伊達政宗

……おい

イケメン戦国_主人公

ん……?

顔をあげると、頬を両手で包まれる。

伊達政宗

そんなつらそうな顔して触られると、反応しづらい

イケメン戦国_主人公

……っ、ご、ごめん

伊達政宗

ったく……
もう痛くないし、お前が気に病む必要なんてないって言っただろ?

イケメン戦国_主人公

……気に病んでるんじゃなくて、心配してるの
痛くなくても、私のための傷じゃなくても、
政宗が傷ついてたら、私は心配だよ

指先でそっと、包帯の上から肩に触れる。

イケメン戦国_主人公

(痛くても、苦しくても……政宗は言わないから、余計に)

伊達政宗

それじゃあ、なるべく怪我しないようにしないとな

イケメン戦国_主人公

……うん、気をつけてね

政宗の返事に頷くと、政宗の表情が、少しくもった。

伊達政宗

……本当は、戦に行かないのが、一番、お前にそんな顔させずに済むんだろうけどな

イケメン戦国_主人公

え……?

私を見上げる政宗のつぶやきは、少し不安げで、いつもより弱々しい。

伊達政宗

お前、本当は俺に戦に行ってほしくないだろ

イケメン戦国_主人公

(政宗……)

政宗の瞳はいつになく真剣で、私も真撃に、それに応えた。

イケメン戦国_主人公

……ううん

伊達政宗

……!

きっぱりと首を振ると、政宗は意外そうに目を見開く。

イケメン戦国_主人公

だって、もうわかってるから
政宗が戦い続けるわけも、どんなものを背負ってるのかも

伊達政宗

…●●●

イケメン戦国_主人公

政宗が傷つくのは嫌だけど……政宗が政宗らしくいられないのは、もっと嫌
政宗は私にそのままでいろって言ったけど
政宗も、変わる必要なんてない
そのままの政宗が、私は好きなの

伊達政宗

……っ

イケメン戦国_主人公

……だから、怪我するななんて言わないけど
怪我の心配するくらいは、許してほしいな

もう一度、包帯に覆われた肩を指先でなぞり、唇を寄せると、
ぐら、と身体が横に転がって、政宗と上下が逆転した。

イケメン戦国_主人公

(……っ?)

伊達政宗

お前、本当に……いい女だな

政宗はさっきまでのくもっていた表情とは一転して、
温かい笑みを浮かべて、私を見つめていた。

伊達政宗

変わらなくていいって言ってくれたところ悪いが
……実はお前と出会ってから、変わったことがふたつある

イケメン戦国_主人公

ふたつ……?

優しい声で、政宗は言葉を紡いだ。

伊達政宗

伊達家の当主としてでなく……伊達政宗、俺個人として、
何よりも、守りたい奴ができたことと、
そいつと人生を楽しみ尽くすっていう、目標ができたこと

イケメン戦国_主人公

(政宗……)

それが誰なのかは、政宗の目が何よりも雄弁に私に伝えてくれる。

イケメン戦国_主人公

……その人もたぶん、同じ目標を持ってると思うよ

見つめ合ったままで、どちらからともなく唇を重ね合わせる。
触れるだけの小さな刺激にさえも、嬉しさで瞳が潤んだ。

イケメン戦国_主人公

ん……

イケメン戦国_主人公

(……無理に変わらなくてもいい。私も、政宗も)
(それでも、一緒に生きていけるって、)
(政宗となら、信じられるから……)

政宗の手が裸の身体の上をたどって、背中に回ると、更に深く唇が重なる。
私は次第に身体をとろけさせていく、政宗の熱に酔いながら、
それしか知らないみたいに、何度も政宗の名前を呼んだ。


がろはる_喜

いつも、明るい政宗ですが辛い過去があって、それを健気に主人公が支える未来が見えてきますねーいいシナリオでした♪