このページではイケメン戦国家康のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!
今回の「完璧な幸福」は幸福ルート第十三話中盤の恋の試練プレミアストーリーになるぞ!!
プレミアストーリー「完璧な幸福」
最大の黒幕顕如軍を倒した織田軍はその夜、戦勝の宴を開きます。
二人きりになりたい家康は、途中で主人公を連れ出して…
※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。
部屋へ足を踏み入れ、後ろ手に襖を閉めると、家康は私を腕に抱きしめた。
（わ……っ）
どくっと鼓動が跳ねて、身体が一気に熱くなる。
……やっと、あんたに触れられる
（家康……）
耳元をくすぐる声は、余裕をなくして掠れている。
……あーもう、ほんと、無理
今夜は、我慢、しないから
●●●にも、我慢なんてさせてあげない
さっきそう告げられただけで、指先から火照りが肌に広がっていた。
家康、私……っ
うん？
（ん……っ）
唇にやんわりキスされ、肩が震える。
あの、待って、聞いて。家康が、いない間……
…うん
ぁ…っ
今度は首筋に口づけされ、吐息が漏れた。
（どうしよう。話したい、けど……やめないで欲しい）
切なく胸が疼いた時、私の想いを見透かしたように家康が呟いた。
……聞いてるから、続けなよ。やめないけど
っ……う、ん
身体じゅうの血が熱くなっていくのを感じながら、口を開く。
家康の帰る場所を、守ろうって……思ってたの
…うん
帰ってきて、くれた時……これからもずっと、こうしたいって思った
家康の帰る場所に、私が、なりたいって
……そう
耳を傾けながらも、家康が襟に指をかけ、ほの暗い部屋に私の胸元をさらす。
呼吸が乱れて大きく上下するそこに、家康の唇が触れた。
っぁ……
痛いほど感覚が冴えて、吐息が肌に触れるだけでもう、駄目だった。
（肌、溶けそう……）
胸にすがると、そのまま家康は腰を下ろした。
向かい合わせに私を膝にのせ、家康が唇を肌に押し付ける。
は、……ぁ
着物を暴き、家康の唇と囁きが、肌を撫でた。
俺も、あんたが城門から駆け出してきた時
んん…っ
帰ってこられたって、思ったよ
っ……え？ぁ……
指で私の身体をなぞりながら、家康は言葉を紡いでいく。
ーーあんたが俺の、帰る場所になったんだ
（そんなふうに、思ってくれるの……？）
嬉し、い…
ぽろっと頬を何かが伝い落ちて、裸の胸を濡らした。
（あれ……？私、なんで……）
駄目。泣くの、禁止
ごめ…、んっ
熱い雫が、家康の舌にすくい取られる。
そのまま、飴を転がすように、はだけた胸元を舌でくすぐられた。
ふ、ぁ……っ
唇を噛んで声を堪えるけれど、家康の指先がそれをこじ開ける。
言ったでしょ、我慢させないって
（そんなこと、言われても……っ）
熱に浮かされた身体は制御できなくて、視界が潤んでいく。
こら。泣いたらもっと、酷いことするよ
酷いことって、何……
たとえば…
ひゃ…っ
脇をくすぐられて、変な声が出た。
（もう……っ）
そういうの、駄目だから…っ
じゃあ、どういうのがいいの
っ……そういうこと、聞くの禁止
駄目
なんで、私は駄目なの……
めちゃくちゃに可愛がりたいから
（え……）
●●●が喜ぶこと、全部したい
逢えなかった分の時間、今すぐ埋めたい
（家康……）
家康の指先が、髪に埋まり、頭を引き寄せられた。
ん……
唇が重なって、深くまで探られる。
疼きが身体を跳ねさせて、もつれ合うように組み伏せられた。
……●●●
優しく名前を呼びれ、乱れた着物から覗く肌が隙間なく触れ合って…
堪えようもなく声が溢れた。
ゃ、あ……っ
駄目
唇を閉ざしたいのに、家康のキスが邪魔をする。
んっ
……聞かせて
甘さと切実さが入り混じった声で囁かれ、私はあらがう術（すべ）を失った。
熱に全身を包まれて、ただ、家康を抱きしめる。
（ほんとに、全部、溶けそう）
（溶けたって、構わない）
（家康と、一緒なら……）
●●●、眠った……？
ううん、起きてる…
布団に横たわり、家康の腕に包まれながら、掠れる声を出す。
くったりと身体じゅうの力が抜けていて、まだ熱い。
（自分が、あんなふうになるなんて、思わなかった……）
家康の言葉通り、めちゃくちゃに甘やかされたあとで…
とろけた身体がちゃんと形を保っていることが、不思議だった。
……あんたの身体、あったかいね
そう、かな
心地良い気だるさに包まれ、家康の甘い声が眠気を連れてくる。
（また、起きていたいのにな……）
……決めた、寒い夜はあんたを布団がわりにする
何、それ……。寒くないと、だめなの
じゃ、夏もそうする
（え……）
春も、秋も、あんたとこうする
優しく笑って、汗ばんだ私の髪を、家康がそうっと梳いた。
（ずっと一緒にいようって、言ってくれてる……？）
まどろみの中、じんわり胸が熱くなるのを感じながら、家康の笑顔に見惚れる。
完璧な幸せがあるとするなら、今、この瞬間だと思った。
……こんな気持ち、邪魔になるだけだと思ってた
だけど、違った
長いまつ毛を瞬かせ家康も眠たげな顔で、私に微笑んでいる。
●●●が俺の隣で笑ってるなら、何だってできる気がする
私も……そう思う
半ば夢を見ながら、家康に告げる。
ふたりでいれば、何だって、できるよ
（だから、ずっと、）
（ずっと一緒に、いようね）
もう家康も心を開いてくれて、二人でラブラブ♡
家康ルートは主人公の健気な姿に二人とも本当に幸せになってほしいなって思えますね♪
