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イケメン戦国 | 武田信玄プレミアストーリー④「満ちる心、溺れる身体」

このページではイケメン戦国信玄のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!

今回の「満ちる心、溺れる身体」第十話中盤の恋の試練プレミアストーリーになるぞ!!

プレミアストーリー「満ちる心、溺れる身体」

一度は織田に帰り、信玄と離れ離れになった主人公。しかし、信玄の病が治っていないことを知り、信玄の元へ戻ります

敵同士だけれど戻ってきた主人公。今度こそ、二人は互いの素直な気持ちを話し合い、愛し合います。

※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。


君が好きだ、姫君。自分では、どうしようもないくらいに

(あ…)

吐息の触れる距離まで信玄様の顔が近づいて……どくっと鼓動が跳ねる。

もう、ここから先、駆け引きはなしだ
君が嫌と言っても、待たない。今度は本当に……君のすべてを奪う

(っ……嫌なんて、言うはずがない)

っ…は、い…

(この夜が過ぎたら……運命がどうなるかわからない)
(だからこそ、今、信玄様の近くにいたい)

確かな想いを胸に頷くと、それを見た信玄様の眼差しに熱が灯り……

(……っ)

声を上げる間もなく、ひと息に身体を布団の上に組み敷かれる。
私を見下ろした信玄様が、笑みをこぼした。

戦場で、君を抱くはめになるなんてな

っ…そんなこと、気にしないでください…

(信玄様に触れてほしいのは、私も同じだから)

素直な本音が、自然と唇から滑り落ちた。

あなたと一緒なら、私はどこだって……

ずいぶん、大胆なことを言うんだな

違……っ

わかってる。俺たちにはもう、時がない。どの道、止める気はないと言っただろ
それだけ、今、君のことが欲しくてたまらない

そっと私の髪を梳いた手が、頭をやんわりと押さえる。

っ…ん……

流れるような動作で口づけられ、柔らかい舌がそっと唇をつついた。

(あ、だめ……)

ぴくんと跳ねた背中を大きな手のひらがなぞり、それだけで力が抜ける。

ん…っ…んぁ……ふ……

甘い吐息を漏らした唇の隙間から、すかさず舌が入りこみ……
余すところなく、口の裏側をくすぐった。

(っ……さっきのキスと、違う……)

甘い刺激を直接、唇から流し込まれて、たちまち頭の芯が蕩けていく。
深いキスのあと……くたりとした私を、信玄様はいとおしそうに見つめた。

その顔も、ずっと見たかった
もっと君の可愛いところ、俺に見せてくれ

信玄様……ぁ……っ

余韻の収まらないうちに、耳元に唇を落とされ、声が漏れる。

(キスだけで翻弄されてるのに、これ以上されたら……どうなるの)

甘い予感が、ぞくりと肌を走った。

っ、信玄様ばっかり、余裕でずるいです…

余裕なんてないさ。……ずっと前から。ほら

信玄様は私の手を取って、厚い胸板に触れさせる。

(っ……信玄様も、ドキドキしてる…)

手のひらから伝わる信玄様の鼓動が愛おしくて、切なくて、たまらない。

(あ……っ)

見つめ合ったまま、するりと帯を解かれ、肌が少しずつ露わになっていく。
外気にふるりと震えた素肌を、信玄様の温かい手のひらが滑った。

綺麗だ。……さすがは、俺の天女だな
いつまでも、こうして見ていたくなる

あんまり、見たらだめ、です……

色気を過分に含んだ眼差しをそこらじゅうに注がれて、身動きが取れない。

そうだな。見てるだけじゃもったいない
俺は欲張りだから、触れて、口づけて…君を征服することにする

っ、そういう意味じゃ、ないのに…

首筋から鎖骨の辺りまで、皮膚の薄いところをついばまれ、
甘い刺激にのけぞった身体の線を、器用な指先がたどる。

(私……とっくに征服されちゃってるんだ、信玄様に……)
(だって、こんなに、何も考えられなくなってる)

信玄様…私、もう…よく、わからな……っ

唇に触れるだけのキスを落として、信玄様が吐息とともに囁く。

大丈夫だ。俺が全部、覚えておいてやる
俺に溺れていく君の顔も、声も……
この夜のすべてを、俺はずっと忘れない

や、ぁ……っ

嫌?

絡め取られた指先にも口づけられ、ささやかな抵抗は、ぐずぐずに溶けた。

っ……嫌じゃ、ないです……

(全部、信玄様のものに、してほしい。好き……だから)

答えを知っていたかのように、信玄様が笑う。

イイ子だ

(本当に、ずるい人……)

君は、俺のことだけ感じていればそれでいい

信玄様は、ゆっくりと私に身体を重ねた。

この身体の熱も、触れ方も……君だけのものだ
だから――今夜、俺のことを、君もひとつ残らず覚えてくれ

ぅ…あ……っ

(忘れない……忘れられない)

深くまで溶けあって、何もかも真っ白になっていく。

愛してる、姫君。ずっと……

霞む意識の中で、永遠を誓う言葉が甘く掠れて――

ひとつに溶けあう時間が終わると……
信玄様は、まだ熱の残る私の身体をそっと抱きしめる。

(幸せだな……)

ぴたりと寄り添って、信玄様の胸板に顔を埋めた。

今、俺が何を考えてるかわかるか?

いいえ、なんですか?

君と同じこと、考えてる

(え…)

…じゃあ、信玄様は私が何を考えてるか、わかってるんですか?

ああ。…でも、答え合わせがしたいな。君の口から教えてくれないか

信玄様はにっこりと笑って、私の髪にキスを落とす。

(っ、もう…本当かな…?)

小さな声で、信玄様に答えた。

私は……今、すごく幸せだって、考えてたんですよ

よし、正解だな。俺もだ

……んっ

じゃれるように唇が合わさり、とくんと胸が鳴った。

(敵わないなあ……全部お見通しみたいだ)

信玄様に見透かされて翻弄されるのも、もう嫌じゃない。

(これも両想いに……なったからなのかな?)

物想いにふけっていると、
つつ…と肩甲骨の辺りを指先でなぞられた。

あ……くすぐったいですよ

散々に触れられた記憶が呼び覚まされそうで、信玄様の腕の中で身をよじる。

こら、逃げるな。君に翼が生えてないか確かめてるんだから

(はい……?)

なんですか、それ……

羽衣を脱がせたくらいじゃ、君がどこかへ飛んでいかないか自信が持てない
君は本当に天女で、俺のために、どこかから舞い降りたのかもしれないからな

ふふ……冗談ばっかり

信玄様と顔を見合わせて、笑みをこぼす。

今の笑顔、可愛いな。もう一回、見せてくれ

(意識すると……急に恥ずかしくなるな)

……もう駄目です

いいだろ。ようやく手に入れた、愛しい君の笑顔なんだ

間近で向けられた笑みに、胸がどうしようもなく疼く。

(…甘すぎて、溺れそう)
(ううん、とっくに溺れてる)

っ…仕方のない人ですね、信玄様って

君にだけ、仕方がなくなるんだよ、俺は

私たちは笑い合う――明日を生きるために。
想いがすれ違った時間を埋めるように、束の間に身を寄せ合った。


ようやく二人ともお互いの好意に素直になれて結ばれましたね♡

ただ、信玄様、吐血してるくらいの病気なんだから、あんまり激しい運動は……いやーん♡