がろはる_喜

このページではイケメン戦国信長のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!

ぱいせん_喜

今回の「体温の交錯」幸福ルート第十三話中盤の恋の試練プレミアストーリーになるぞ!!

プレミアストーリー「体温の交錯」

謙信にさらわれた主人公を単身助けにきた信長。

謙信との一騎打ちに勝ち、見事主人公を取り戻すことに成功します。


信長様がふっと笑って、夜着の上から私の胸をついばんだ。

イケメン戦国_主人公

ん……っ

つん、と舌でつついて、なぶって、薄い布地を濡らしていく。

イケメン戦国_主人公

ふ、っ……ぁ……

息を詰めて、信長様の髪に指を埋め、抱きしめる。
指先が焦らしながら私の脚を這い、身体の奥に熱が芽生え、熟していく。

イケメン戦国_主人公

(この方の……こういう触れ方まで、好き)
(少しずつ溶かされてるみたいで……好きになってた)

織田信長

●●●…

イケメン戦国_主人公

な…ん、ですか…?

織田信長

……呼んだだけだ

愉しげに笑いながら、信長様は私の髪に指を絡めた。

イケメン戦国_主人公

あ……っ

髪を梳かされているだけなのに、耐えがたいくらい肌が甘く痺れていく。

織田信長

……どうした

イケメン戦国_主人公

どうした、って……ん…っ

首筋に噛みつかれた途端、ぴくっと腰が軽く跳ねた。

織田信長

大げさだな、貴様は

イケメン戦国_主人公

(っ…大げさなんかじゃ全然ないよ)

呆れたように笑われて、私は信長様の耳を引っ張った。

織田信長

…何をする

イケメン戦国_主人公

信長様は…っ…わからないから、そういうこと、言えるんです

織田信長

わからない、とは?

イケメン戦国_主人公

ですから、あなたに触れられて、私が、どんなに……
(っ…なんて言ったらいいんだろう)

織田信長

どんなに、のあとはどうした

見透かしたような顔で急かされて、悔しくなる。

イケメン戦国_主人公

(相変わらず、意地悪…。たまには仕返ししてもいいよね)
あなたに触れられた私が、どんなふうな気持ちか知りたいですか?

織田信長

ああ、知りたい

イケメン戦国_主人公

それじゃ…

織田信長

っ……!

首筋を指先でくすぐると、信長様は真っ赤になって私の手首を掴んだ。

織田信長

っ……何をする

イケメン戦国_主人公

信長様が私に触れるのは、私が今信長様にしたのと同じくらい…
ええっと…、だから、こういう感じになるってことです!

織田信長

……
他に説明の仕方はいくらでもあるだろう
まったく、貴様は油断がならん

イケメン戦国_主人公

信長様が意地悪なこと言うからです

織田信長

ほう、そうか。俺は、貴様を悦ばせているつもりだったのだがな
やめて欲しいのか?

イケメン戦国_主人公

っ……やめたら、嫌です

織田信長

では、仕方ない。続きをしてやる

からかい混じりの眼差しが、私を見上げる。

イケメン戦国_主人公

(……ほんとに、悔しいなぁ)

意地悪な言葉でじらされるのさえ嬉しくて、そんな自分が恥ずかしい。

イケメン戦国_主人公

(でも……おかしくなってもいい。この方が愛してくれるなら)さっき、本当は…

織田信長

ん…?

ため息をつき、信長様の頭のてっぺんにキスをする。

織田信長

……

イケメン戦国_主人公

あなたに触れられて私がどんなに嬉しいか、あなたは知らないって、言いたかったんです

囁きながら、髪に顔を埋める。
柔らかな髪が頬をくすぐって、それさえも疼くような心地を呼び起こした。

織田信長

嬉しいなら、構わんだろう

イケメン戦国_主人公

構わないけど、困るんです
きっと私、朝には肌が溶けてます

織田信長

それはたしかに困るな。貴様はこうして…

イケメン戦国_主人公

(あ……)

信長様は私の着物をはだけさせ、裸の身体を固く抱きすくめた。

織田信長

貴様の身体で、俺を温めていなくてはならん。この先ずっとだ。
溶けて消えることなど許してやらん

イケメン戦国_主人公

(何を言われても、だめだ…)
(全部、嬉しい)

織田信長

だから、溶けずに堪えていろ
貴様はずっとこうして、俺の手の中で悶えているが良い

固い手のひらが、私の背中をじかに撫で、這いあがる。

イケメン戦国_主人公

ぁ…、あ…っ

声が溢れるけれど、止めたりできない。

織田信長

…●●●

イケメン戦国_主人公

は、い…

織田信長

●●●…

イケメン戦国_主人公

っ…はい…

名前を呼ぶ声が耳を震わせ、肌どころか心臓まで溶けだしそうだ。

イケメン戦国_主人公

(もっと、触れて欲しい)
(もっと…あなたの温もりで私をいっぱいにして欲しい)

涙目になって、信長様を見下ろす。応えるようにすぐさま唇を塞がれた。

イケメン戦国_主人公

ん……っ

口づけたまま、抱きしめる腕に力がこもっていく。
腰を抱き寄せられて、苦しいくらいの熱が私を貫いた。

イケメン戦国_主人公

(信長様……)

本当に身体がまるごと溶けそうで、掴んでいた肩に爪を立ててしまった。

イケメン戦国_主人公

あ…っ…すみ、ません…っ

織田信長

良い。このまま俺にすがっていろ

イケメン戦国_主人公

っ……は、い……

唇がまた重なり、熟した熱が火になって私の身の内を焦がしていく。

イケメン戦国_主人公

(信長様は私に、温めろって仰ったけど…)
(あなたの方が今は、私よりあったかい)

……

織田信長

貴様がさらわれたとの報を受けたあと、しばし、考えてみたのだ
万が一にも貴様がしんだら、俺は……何を思うのかと
だが、想像してみることでさえ耐えがたかった
貴様のいない世に比べたら、地獄ですら生ぬるい

……

イケメン戦国_主人公

信長様。前にあなたがくれた言葉を、そのまま、お返しします…

織田信長

ん…?

全身で熱を受け止めながら、信長様の頬を両手で包む。

イケメン戦国_主人公

私も、あなたがいない明日なんて考えられない
ずっと……あなたの、そばにいさせてください

織田信長

……言われずとも、離さん
俺はこの先、貴様と生きる

柔らかな笑みを浮かべる唇が、近づいて、重なる。

イケメン戦国_主人公

(嬉しい……)

狂おしい熱に焦がされ、私達は…飽きることなく、お互いの身体を奪い合い、温もりを与え合った。


がろはる_喜

愛し合ってる中でもどこか余裕のある信長様がとっても素敵です。