エドガールートネタバレ・感想
このページでは『イケメン革命』エドガールート18話~26話のストーリーネタバレ・感想を書いていくよ!!
彼からの手紙の内容やプレミアストーリー・スチルについてもネタバレしていくのでぜひ参考にしてみてくれ♪
選択肢などの情報は以下のネタバレ無しの攻略を参考にしてね!!
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第18話「哀しみの別離」
《森》
外は危険だと言うエドガーに、主人公は「危険なのは……兵舎の中でしょう!?」と言いました。
きょとんとした顔でエドガーに見つめ返され、その表情が大好きだった主人公は、胸が詰まります。
そして、誤魔化しても駄目だと言い、赤の軍のために主人公の能力を利用しようとして、
騙していたんでしょう?と言いました。
エドガーの顔が青ざめるのを見て、図星なんだ、とショックを受けます。
更に主人公は、「私を元の世界に帰すつもりなんて、これっぽっちもなかったんだね。
騙されているとも知らないであなたに懐いていた私を、馬鹿だなって笑ってたんだね…」
と続けましたが、それは違うとエドガーは否定しました。
それに対して、主人公はじゃあこれは何と、金庫で見つけた手紙の束をエドガーに突き付けます。
この手紙は一体…と呟くエドガーに、主人公がエドガーの金庫に保管されていたと言うと、
エドガーは「俺の金庫に……?」と不思議そうにします。
主人公が、黒の軍からの手紙を見て、エドガーが黒の軍に嘘をついて、
その一方で主人公を懐柔しようとしていたことを知ったと言うと、エドガーはその事実を認めました。
そして、主人公が、自分が黒の軍宛てに書いた手紙も差し止められていたと言うと、
エドガーはそれは何かの誤解だと言いました。
主人公はエドガーの言葉に耳を傾けちゃダメだと思いながら、コサージュを突き付けました。
エドガーが、それは主人公のバッグに飾られていたものですね、とだけ言うと
主人公は、強盗事件を装って自分を襲わせたのはエドガーなのに、まだ知らないフリをするのかと言います。
何を言い出すのかと驚き、否定するエドガー。
主人公は、違うならなぜコサージュが金庫にあるのかとエドガーを問い詰め、荷物を返してと言いますが、
エドガーは「それは無理です。俺は、本当に知らないんです!」と言いました。
それを聞いて主人公は、でもエドガーは自分を騙してたって言ったし、
エドガーの言う”本当”が何か、もうわからない、と言いました。
エドガーの瞳から狂おしいほどの熱が流れ込み、偽りの愛情にしては
あまりにも本物のようで、主人公は胸を引き裂かれる思いがしました。
そして、今注いでくれる眼差しに嘘がないなら…と思い、エドガーに
『騙してたなんて嘘だ』『俺を信じて』って言ってと懇願しますが、
エドガーはただただ、ごめんなさいと繰り返しました。
それがエドガーの答えなのかと思うと、主人公の目に涙が浮かびます。
エドガーの手がおずおずと伸びますが、主人公はもう嘘つかれたくないと、
その手を押しのけて、背を向けて走り出しました。
エドガーは主人公の名前を呼びますが、追ってはきませんでした。
主人公が駆け去るのを見送って、エドガーは青ざめた唇をきつく噛み。
その気品漂う口元から、今まで発したことの無いスラングが彼自身を罵ります。
「……God damn」
――神に見放され地獄に落ちるがいい
そして、突っ立ったまま悔いるなんて自分には許されない、と言って奥歯を噛むと、
エドガーは主人公が去ったのとは、別の方角へひた走り始めました。
《森》
随分走り、そろそろ領地の境界を越えるはずというところで、
呼吸も足も限界だった主人公は、蔓に引っかかり倒れてしまいました。
立ち上がろうとした時、目の前にエドガーから貰ったジェリービーンズが散らばっているのが目に入りました。
それを見て主人公は泣きそうになりますが、涙を堪え、立ち上がれないまま、
痛む手を握りしめた瞬間、主人公の荷物とブランの懐中時計を奪った強盗が現れました。
ようやく見つけたぞ、と言う強盗達を見て、主人公は逃げなきゃと力を振り絞って起き上がり、
逃げ出しますが、追い詰められてしまいます。
主人公が、強盗に襟首を掴まれたその時、主人公から手を離せと言う声と共に、
ルカが現れ、強盗の手を手刀で打ち、主人公を自由にします。
主人公を背に隠し、ルカがその大剣で男たちを薙ぎ払い、地面に倒れ込ませていきます。
男たちが起き上がれずにいる隙に、ルカに連れられ、主人公は夕闇の森を走り抜けました。
《黒の兵舎》
20日ぶりに黒の兵舎の門をくぐった主人公を、
黒の軍の幹部たちが駆け寄ってきて迎えてくれます。
主人公が、勝手にいなくなって心配かけたことを謝ると、
シリウスが、主人公が謝ることなんて何ひとつないと言い、
レイが、話は明日聞くから今夜は美味しいものを食べてただ眠れ、と言いました。
すると、ルカが、食事を作って部屋に運ぶから休んでてと声をかけてくれました。
《主人公の部屋》
主人公が使っていた部屋はきちんと掃除され、そのままの状態を保っていて、
それを見た主人公は、自分がいつ戻ってもいいように待っていてくれたんだ…と思いました。
シャワーを浴びて着替えを終えた頃、ルカが食事を持ってやってきました。
食事をとり始める主人公のそばに黙って寄り添うルカ。
黒の軍に戻れてすごく嬉しいはずなのに、大きな悲しみが主人公の胸を覆い尽くして、
感情を麻痺させていました。
主人公の手が止まってるのを見てルカが心配して、無理に食べることはないと、
困った顔をして、ぎこちなく言います。
しかし、その分その優しさに嘘はないとわかりました。
そんなまっすぐなルカを見て、主人公は、エドガーとは全然違う、と感じました。
咄嗟に思い出してしまった笑顔が頭から離れず、胸が焼け付いていきます。
どうしたの?と心配するルカに、主人公は、赤の軍で特にエドガーにとてもよくしてもらったと話し始めました。
だけど、騙されていただけだとわかり、エドガーの優しさも全部嘘だったとわかって逃げた、と言いました。
赤の軍での幸せな思い出は、嘘が剥がれ落ちた今、苦い記憶へと変わっていました。
主人公の話を聞いて、ルカが伝えておかなくちゃならないことがあると言い、
森でルカが主人公を助けたのは偶然じゃないと言いました。
主人公を狙っている奴らがいるから助けて欲しい、とエドガーから報せがあった、
とルカが言うと、主人公はどういうこと!?と驚きました。
黒幕は誰??
ん?エドガーと主人公の話が所どころ噛みあいません…。
主人公が騙されていたのは本当で、でも、エドガーが騙していないのも本当??
どういうことなんでしょうか。
最後に、ルカがエドガーから主人公を助けて欲しいと報せが入ったとも言っていたし、
きっと誰か主人公を狙う黒幕が潜んでいるんでしょう。
恐らく主人公にエドガーの金庫のカギを送った人物なんでしょうけど…。
一体誰?赤の兵舎に入れる人物といえば…クローディアスあたり?
でも、彼はエドガーに、主人公と面会を取り次いで欲しいと言っていたので、
エドガーと主人公の関係が破綻するようなことはしないと思うんですよね…。
うーん、推理とか苦手なので、とりあえず早く読み進めたいと思いますww
第19話「エドガーの頼みごと」
《黒の兵舎・主人公の部屋》
食事に手を付けられないまま、主人公はルカを見つめます。
ルカは、今日の午後セントラル地区を巡回していたら、エドガーが現れたと言います。
エドガーはルカに、主人公がある一派に狙われていること、
赤の軍とは別の恐ろしい企みが影で動いていること、
主人公がエドガーに騙されていたと知って今日赤の兵舎から逃げ出したことを説明しました。
そしてエドガーは、これを機にある一派が主人公を狙って動き出すと考えられるが、
自分が助けに向かったら主人公を怯えさせてしまうし、赤の兵舎はもう主人公にとって
安心できる場所ではなくなってしまったので、ルカに主人公を助けてほしいと頼んだそうです。
友人として、一生のお願いと言って…。
ルカの話を聞いて、主人公は強盗とエドガーが無関係だったと理解しました。
そして、そうしたら強盗達は一体…と疑問に思うと、ルカも、エドガーが言っていた、
赤の軍でも黒の軍でもない”ある一派”ということしかわからないと言います。
そしてルカが、唯一自分にわかるのは、エドガーが主人公を助け出そうとしたって事だけだと言いました。
主人公は、エドガーは自分を騙していたのに、助けてくれたという事実を
どう受け止めればいいのかわからず、俯きかけます。
そんな主人公にルカが、主人公とエドガーがどんな風に赤の軍で暮らしていたのか、優しく尋ねました。
主人公はルカに、ごく普通のありふれた毎日を過ごしていたと言い、
エドガーと過ごした日々のことを話し始めると、思い出が溢れて止まりません。
主人公が、楽しかったことや嬉しかったことも、全部ウソだったのかなと呟くと、
ルカは嘘じゃないこともあったと思う、と言いました。
それから、自分の本名はルカ=クレメンスと言って、赤の領地出身で、ヨナの弟だと言いました。
エドガーとは小さいころから顔見知りで、寄宿学校に入学してから仲良くなったと話し始めました。
そして、エドガーから一度だけ家族の話を聞いたと言って、
『ブライト家の一族は人を愛することを禁じられているようなもの』と言っていたと言いました。
赤のジャックは代々特殊な任務を課せられていて、そのせいで当たり前に人を愛することが叶わないのだとルカは続けます。
特殊な任務って何?と主人公が尋ねると、それは赤のキングとクイーンになった者と、
ジャックの一族だけが知る機密情報なので、ルカも教えてもらえなかったようでした。
許せない気持ちでいっぱいなのに、エドガーの心の内を思うと哀しくなり、
主人公が何も言えずにいると、ルカが話を続けました。
本当は、エドガーがルカに助けを求めたことは黙っていてと言われたとルカは言います。
でも、ルカは焦りながら汗だくで走ってくるエドガーなんて初めて見て、
その姿をみて、友人として主人公に伝えずにはいられなかったと言いました。
そしてルカは、切なげだけど優しい笑みで、エドガーは確かに主人公を騙したかもしれないと言った上で、
「でも、これも間違いない事実だ。……エドはきっと、あなたが大事だ」と言いました。
主人公は答える言葉が見つかりませんでした。
ルカが部屋を出て行くと主人公は、一体エドガーが何を思っていたのか、
何が嘘で、何が真実だったのか、全然わからない…と滅茶苦茶な気分になりました。
そして、嫌いになれたら楽なのに、と呟き、思うのでした。
「嘘だらけのあなたも、愛おしい。今この瞬間も、恋しくて堪らない」
《赤の兵舎・エドガーの部屋》
その頃、赤の兵舎の一室では、主人公を騙していた上、それを本人に明かしただと!?
というゼロの怒声が響いていました。
どういうことか説明しろというゼロに、エドガーは内密に主人公を懐柔して、
利用する計画を立てて勧めていたけど、バレて頓挫したと説明しました。
そしてエドガーは、主人公は今は黒の兵舎にいるとルカから報告があったと伝えると、
叱責はいくらでも受けるつもりだと言います。
するとゼロはそんなことを聞いているのではなく、エドガーは一体どんな気持ちで
主人公に今まで騙してたなんて言ったんだ、と問い詰めますが、
エドガーは言葉では言えないと言い、今はひとりにしてくれとゼロに言いました。
ゼロが出て行き、エドガーは主人公が無事でよかったと呟くと、
引き出しに隠していたお菓子を一口かじりますが、味がしません。
そして、退屈だと呟くエドガー。
慣れ親しんだはずの退屈を、失われた主人公との日々が、耐え難いものに変えてしまっていました。
けれどエドガーは、主人公と過ごした日々に戻ることを望むことすら、自分に許せませんでした。
ルカとエドガー
ルカがヨナの弟だってこと(赤の軍出身だということ)を主人公は知らなかったんですね!!
公式にも書いてあったのでルカの出身については知ってはいましたが、
ルカとエドガーが友達だということは知らなかったので、驚きました。
ルカは赤の軍を出て黒の軍に入ってるし、ヨナのことが嫌いだし、てっきり赤の軍の面々とも
敵対しているとばかり思っていました。
それにしても、主人公を助けるために頼ったり、学生時代の話ではありますが、
家柄についての話をしたり、エドガーはルカには少しだけ心を開いているんですね。
エドガーにも”友達”と呼べる人がいたことに、なんだか少しホッとしました。
主人公はエドガーに恋していたことを自覚している感じですが、
エドガーも…好きなもの食べても味がしないって、それ、もう恋だよ!!(>_
でも、人を愛してはいけない…エドガーも可哀想な人なんですね。
(だからと言って主人公を騙してたのはどうかと思うけど)あぁ、切ないなぁ。。。
第20話「エドガーの目的」
《黒の兵舎》
全ての事情を聞いた黒の軍の幹部たちは、奪われた主人公の荷物を探すと申し出てくれました。
主人公が、気持ちは嬉しいが開戦が迫ってるんでしょ?と言うと、
ルカがそれは事実で、敵は3日後に攻撃を開始すると言ってきていると教えてくれました。
それを聞いて主人公は、3日後は満月の昇る日だ…と思いました。
しかし、シリウスが戦いと荷物の奪還のどちらも成せばいいと言い、
レイも、自分達が主人公の役に立ちたい、エドガーに騙された辛い記憶しかないまま元の世界に帰せないと言ってくれました。
《主人公の部屋 午後》
作戦会議を始めると言う幹部たちと別れ、主人公が部屋に戻ると、
主人公宛てにクローディアスから手紙が届きました。
その内容は、エドガーからバッグと懐中時計を預かっているので、
今日の16時に噴水の広場で待っているというものでした。
手紙を読んで、主人公は、エドガーはやっぱり荷物を隠し持っていたのかと混乱します。
色々な考えが浮かび、主人公はもう考えたくなくなり、荷物が戻るならそれでいいと
自分に言い聞かせますが、心は勝手にエドガーを想ってしまいます。
主人公の様子を見て、手紙を届けた兵が、手紙に何が書いてあったのか心配すると、
主人公は我に返って兵に事情を手短に伝えました。
すると、兵士はすぐにレイに報告して用意を整えるから待っていて欲しいと言いました。
そして、すぐに馬車が用意されて、主人公は兵舎から送りだされました。
《セントラル地区・広場》
手紙を届けてくれた兵が護衛役を務めてくれ、約束の時間に広場にたどり着きました。
そこにはクローディアスが待っていて、笑顔で主人公を迎えました。
そして、馬車の中に荷物が積んであるので早速確認してほしいと言いました。
主人公は馬車の中を覗きこみますが、座席が高くてよく見えません。
なので、ひと言断って馬車の中に入りました。
《馬車の中》
主人公が馬車の中に入ると、そこには主人公のバッグとブランの懐中時計があり、
主人公はバッグを胸に抱きしめ安堵します。
それを見て、クローディアスは微笑んで自分も馬車に乗り込みました。
すると、馬車のドアが閉まり、間髪入れずに走りだしました。
どこへ行くのかと混乱する主人公に、クローディアスは「貴女を待っている人の所ですよ」
と言いました。
聞いていないと主人公が言うと、クローディアスは伝えていない、と言います。
主人公は、クローディアスに騙されていたのです。
黒の兵舎に帰して!と主人公が言うと、クローディアスは主人公に手際よく猿ぐつわを噛ませ、
更に、主人公の両手首と両足首も縛り上げました。
主人公が必死にのけぞって外を見ると、護衛を務めた黒の軍の兵士が見えましたが、
なんとその兵士はクローディアスの部下でした。
馬車は速度を上げ、どこに行くのか主人公には見当もつかず、逃げ場はありませんでした。
《森の奥》
馬車は森の奥へ進み、すっかり暗くなった頃ようやく停まりました。
主人公がどうにか首をもたげて外を見ると、そこには逆三角錐の塔がそびえたっていました。
その塔は魔法の塔で、主人公に会いたがっている人間がここにいるとクローディアスは言いました。
そして、今夜特別に謁見の機会を授かり、付き添いで主人公の知人も呼んでおいたと言いました。
それを聞き、主人公はまさか…!と思いました。
主人公がクローディアスに抱えられ、馬車を降りると間もなくエドガーがやってきました。
主人公の姿を見て、エドガーの顔が真っ白になります。
早かったじゃないかというクローディアスに、エドガーはなぜ主人公がここにいるのか尋ねます。
すると、クローディアスは自分が呼んだと言い、少し早いけれど謁見に向かおうかとにこやかに言いました。
そして、クローディアスが主人公の縛られた両手首を掴み、容赦なく引っ張ると、
無慈悲なクローディアスの手が、エドガーによって目の前でひねりあげられました。
エドガーは主人公の手首に少し血が滲んでいるので、手当ての時間をくれと言いました。
クローディアスがそれを了承すると、エドガーは主人公を一度馬車の中へ連れて行きました。
《馬車の中》
エドガーは、主人公を抱え上げて座席に座らせると、ドアを閉めました。
失礼します、とひと言断って、エドガーが主人公の猿ぐつわを解き、それからナイフで
主人公を拘束する縄を断ち切りました。
そして、常備していた消毒を取出して主人公の手当てを始めました。
仕上げに手首にそっとハンカチが巻かれると、その途端、主人公の喉から嗚咽が漏れました。
ほんのわずかな安堵と、巨大な恐怖に心が丸呑みにされていきます。
エドガーが主人公の名前を呼び、その美しい顔が苦しげに歪んだ次の瞬間、
主人公はエドガーの胸の中にいました。
そして、エドガーは言いました。
「こんなこと言う資格、俺には微塵もないってわかってます。でも……
涙を拭いても、いいですか……?」
(プレミアストーリー「失楽園」へ続きます)
クローディアスという男
クローディアスが黒幕だったんですね。やっぱり…というべきか。
クローディアス、なかなかの悪人っぷりで。平気で主人公を身動きできないようにして…
(いい歳だろうに、主人公を小脇に軽々抱えたとか、ちょっと凄いと一瞬思ってしまいましたww)
さすが一応元赤のジャックなだけあります。
で、問題はクローディアスの企みにエドガーが関わっているかどうかです。
馬車から主人公が現れたのを見てエドガーは驚いているし、クローディアスも
「君がなかなかお茶会をセッティングしてくれないものだからね」って言っているので、
ということは、エドガーはクローディアスの企んでいることには無関係…
とはいかなくても、
何とか主人公をクローディアスから遠ざけよう(守ろう)としていたってことですよね?そうであって欲しいです(T_T)
20話後にはアバターミッションがありますが、それで読めるストーリーがまた、
胸が痛くなって、そして、エドガーのことがなんだかとても愛おしくなりました。
騙されてたから許せないはずなんですけどね…
第21話「陰謀の真実」
《馬車の中》
どれくらいの間、馬車の中で手を繋いでいただろう、と主人公が感じたその時、
不意にエドガーが顔を上げ、クローディアスが来たと言って素早く手を解きます。
足音も何も立てず、クローディアスが馬車のドアを開けると、
謁見の時間だと言って主人公を乱暴に馬車から引きずりおろします。
《森》
主人公は抵抗しますが、それも空しく再び猿ぐつわを噛まされ、手首を縛られてしまいました。
待ってください、とエドガーが飛び出してきますが、クローディアスは笑顔で黙らせます。
そして、エドガーもおいでと促し、主人公と何があったかは知らないがと言った上で
「赤のジャックを真に理解できる者は、同じ赤のジャックだけだよ」と言いました。
エドガーは立ちすくみ、クローディアスは主人公の手を引いて歩き出します。
そして、エドガーに聞こえないように、念のための注意事項だと言い、
「暴れて逃げようとしてごらんなさい。大変なことになりますよ?
死にはしませんが……死んだ方がマシだな、という程度には」
と主人公の耳元で囁きました。
喉元にナイフを突きつけられたような恐怖が主人公を襲い、主人公は抗うことができず
魔法の塔へと歩き始めました。
《魔法の塔》
魔法の塔に着くと、魔法学者たちが現れました。
魔法学者達は、フードを被って怪しい恰好をしていましたが、そのうち一人が、
その素顔を見せると、なんとそれは主人公達を襲った強盗のうちの一人でした。
強盗の正体を知り、本当にエドガーとは無関係だったと主人公は理解します。
更に、そこに魔法の塔の最高幹部、アモン=ジャバウォックが現れます。
アモンは、ひと月前主人公がこの世界に迷い込んだという情報を聞いてから、
ずっと主人公のことを狙い続けていました。
しかし、いきなり黒の軍から主人公を奪い取ったら騒ぎになってしまうので、
ひとまず主人公をクレイドルに足止めしようと、荷物を奪おうとしたところ、
エドガーに邪魔されてしまったということでした。
その時はまだアモンとクローディアスは面識がなく、アモンはブライト家の黒い噂も耳にしていたので、
主人公とエドガーが関わっているなら、主人公の捕獲に慎重にならざるを得ませんでした。
アモンが主人公の身辺調査を始めた頃、クローディアスはクローディアスで、
何者かが赤の軍を探っているという報せを受け、エドガーに言いつけて、
それが何者なのかを調べさせることにしていました。
主人公はエドガーが家の用事で呼び出されていたことを思い出すと同時に、
どうして、今、赤の軍とは無関係なクローディアスが勝手にそんなことをしているのかと、尋ねました。
クローディアスは、現役時代にできた上流階級の人達とのコネがあって、
有償で、家業としてエドガーと共に暗殺を引き受けていたと言い、
更に、異分子を探し出して、除外するのも赤のジャックの役目だとも付け加えました。
クローディアスは、スパイがアモンの手下だとわかると、エドガーに排除させたと言い、
そのスパイとは、ゼロの隊のリチャードのことでした。
エドガーは、リチャードを殺めた後、明け方帰還したところを主人公に見つかってしまったと言いました。
クローディアスは話を続け、リチャードから聞き出した情報からアモンに興味を持ち、
友好関係を結んで主人公の捕獲に協力することにしたと言いました。
クローディアスの話を聞き、主人公はアモンに、人の命を使い捨てにしてまでどうして自分の事を狙うのか、とその目的を問い詰めました。
アモンは、3つ目的があり、
1つ目は特殊な能力を持つ主人公をサンプルにして魔法の研究を極めること、
2つ目はクレイドルを実質的に支配することだと言いました。
アモンはもともと、ランスロットと内密に手を組んで、赤の軍が黒の軍を倒した暁には
裏から政治を操るつもりでいましたが、リチャードの情報でランスロットの裏切りがわかったと言いました。
更に、ランスロットが主人公の存在をアモンに隠し、自身の配下に置いて守っていたことも発覚していました。
なので、アモンはクレイドルの支配実現のため、手を組む相手をクローディアスに変更したのでした。
クローディアスも、代々赤のジャックが過去の密約から赤のキングとクイーンに酷使されてきたことを受け、100年越しの革命として、
魔法の塔と手を組んで一緒に国を支配しようと考えたということでした。
エドガーも、先日黒の領地に偵察に言った時、その話をクローディアスに聞いたと言いました。
主人公がエドガーに、エドガーはランスロットやヨナを裏切るようなことはしないよね!?と
尋ねると、エドガーは言葉を失い、代わりにクローディアスが、エドガーは自分の分身で、自分の意志はエドガーの意志だと言い出しました。
そんな訳ないと主人公は反論しますが、エドガーはクローディアスの話も真理をはらんでいて、
クローディアスはたった一人、血塗られた宿命を分かり合える人間だと言います。
主人公は言葉を失い、そして、クローディアスがエドガーの心を縛り、支配して、感情を覆い隠しているんだと気付きました。
すると、アモンとクローディアスが、エドガーにもアモンに仕えるよう命じました。
威圧する二人に対し、エドガーは一つ確かめたいと言い、主人公の荷物は無事かと尋ねました。
荷物は、主人公を捕獲するための小道具としてクローディアスが持っていました。
主人公にエドガーの金庫の鍵を送り、金庫に黒の軍からの手紙や、コサージュを入れたのは全てクローディアスの仕業でした。
更に、クローディアスはエドガーが、主人公の懐柔を諦めて黒の軍に戻したいとランスロットに申し出ていたことも知っていました。
それを聞いて主人公は、あの日エドガーは偵察から帰ってきたら、主人公を黒の軍へ返すと言うつもりだったんだと気が付きました。
そして、エドガーが主人公に嘘をついて赤の軍に引き入れようとしたことは事実だけど、
強盗事件や手紙の差し止めは、主人公を捕獲するため、そしてエドガーと引き離すためのクローディアスの陰謀だったと理解しました。
例え嘘から始まった関係だったとしても、エドガーが主人公を慰め支えてくれたこと、
主人公を助けようとしてくれたこと、主人公へ注いでくれた熱情、それらは全部真実で、本物の悪魔は、エドガーを育てて支配し続けている、クローディアスでした。
すると、アモンが口を開き、クレイドルを支配した暁にはランスロットの首を刎ね、
クローディアスとエドガーを王に据えようと言うと、
「そして私は、3つ目の大望へとコマを進める」と言いました。
エドガーがクローディアスに、クローディアスの意見に賛同できないと言うと、
クローディアスは自分が誰に生かされてきたかわかっているだろう?と言い、
エドガーに聞き分けるよう命令します。
エドガーが言葉を失うと、主人公がエドガーに目を覚ますよう言いました。
クローディアスが主人公に口をはさむなと言い、それからアモンが主人公に話があると言って、
主人公は魔法学者たちに連れて行かれてしまいます。
魔法学者たちに引きずられながら、主人公はエドガーに、聞いて!と叫びました。
「赤の軍まで裏切ったら、あなたの心はズタズタになる!
大事な人を傷つけたら、あなたの心も一緒に傷つくの!」
エドガーは主人公の言葉を聞いて駆け出そうとしますが、
クローディアスに羽交い絞めにされてしまい、主人公は連れて行かれてしまいました。
エドガーとクローディアス
てっきりクローディアスは初めからアモンと手を組んでいたんだと思っていたら、
そうじゃなくて、クローディアスはクローディアスで、アモンと手を組む前から暗殺で金稼ぎなんかしてたんですね。
しかもそれを、多感な時期からエドガーにも手伝わせていたとか…。
エドガーは、思った以上にクローディアスに酷いことをさせられていたんですね。
エドガーって、あんなに完璧・優等生タイプなのにどこか影があるなぁと
思っていましたが、その生い立ちに原因があったのかなぁと感じます。
エドガーには、確かにクローディアスの”教育”が染みついてしまっているかもしれませんが、
それでも最後に主人公が叫んだ言葉が、エドガーの心に届くといいなぁと願います…
第22話「能ある鷹は爪を隠す」
《アモンの部屋》
主人公は魔法学者たちに、アモンの部屋に連れて来られます。
主人公は、自分の言葉はエドガーに届いたかと考えながら、
クローディアスに騙されてエドガーの訴えに耳を貸さなかったことを思い出しますが、
どうしたらよかったのか、考えても答えは出ませんでした。
その時、アモンがやってきて椅子に掛けるとフードをとり、その素顔を見せました。
アモンは凄まじい威圧感を放っていましたが、その素顔は異様に若く、
主人公と同じくらいか年下のようで、中世的な顔立ちをしていました。
アモンは主人公がどこから来たか改めて尋ねると、ロンドンと聞いて不気味に笑います。
そして、主人公に魔法無効化の実験材料になるだけでなく、いずれ科学の国をも支配するため、
科学の国の情報を洗いざらい喋ってもらうと言いました。
アモンは表も裏も合わせて、世界征服しようと企んでいたのです。
それを聞いて主人公は馬鹿げているし、不可能な上、無意味だと言うと、
アモンは不可能などなく、やると言ったらどんな手を使ってでも必ずやると言い、
これは、アモンの生涯をかけた復讐なのだと言いました。
そして、アモンは主人公の顎を掴んで持ち上げると、このことは誰にも漏らすなと脅し、
やがて魔法学者たちがやってきて主人公を部屋から連れ出し、牢へと連れていきました。
《森》
主人公が投獄されたのと同じ頃、魔法の塔からエドガーとクローディアスが出てきました。
クローディアスはエドガーに、一度兵舎に戻って赤の軍の謀報活動に徹し、
そして主人公のことは忘れろと言いました。
エドガーが言い淀み足を止めて俯くと、クローディアスが近づき、エドガーの顎を無理に上げ、
再度、忘れるんだ、と念を押しました。
エドガーが納得すると、クローディアスは馬車に乗り去っていきました。
残されたエドガーが繋いでいた馬に歩み寄った時、森の影からエドガーを尾行していたゼロが現れ、どういうことだとエドガーを問い詰めます。
ゼロが怒りに満ちた声で、育ての親が恐ろしくて主人公を見捨てるなんて、絶対に許さないと言うと、
エドガーはまだまだ読みが甘い、と言ってポケットから一通の手紙を取出しました。
それは、アモンがクローディアスに送った書簡で、今しがたクローディアスのジャケットから
抜き取ったとエドガーは言い、更にこう続けました。
「重要な情報を掴んだとしても、証拠も無しには我らが主の元へ帰れないでしょう?」
先程クローディアスの前で俯いたのは、手紙を抜き取るため、クローディアスの間合いに入るための
演技だったのです。
そしてエドガーは自分の贖罪は後回しで、何よりもまずは自分の手で主人公を救い出すと言いました。
心配して損した、と言いながらもゼロは笑みを見せ、それから自分の馬に飛び乗りました。
エドガーも自分の馬に乗ると、グローブをはめ直し、言いました。
「さてと。――悪あがきの時間です」
エドガーとゼロが森から駈け出す様子を、ハールとロキが盗み見ていました。
厄介なことになったとハールは言い、どこかに行こうとします。
ロキがどこに行くのかと尋ねると、少しそこまでと誤魔化しますが、ロキには通じず。
「アモンとクローディアスの悪だくみを、あっち側のあのヒトに知らせに行くんでしょ?」
と言われてしまいます。
ハールってお人よしだよねと言うロキに、魔法の塔には借りもあるとハールが言うと、
ロキはそれは言えてると同意し、俺も付き合うよと言って、2人は魔法でどこかに消えていきました。
《魔法の塔・牢 満月の日》
あっという間に満月の日になり、主人公は牢の中でうずくまっていました。
あれからアモンからの呼び出しはかかっていませんでした。
赤の軍と黒の軍の開戦は今日で、その後のことを考えると、
主人公は恐怖で震えが止まりませんでした。
この塔から二度と出られないのか、と考えながら、泣いてしまわないように
膝に爪を立てたその時、大きな音がして身をすくませると、その直後、靴音もなくエドガーがやってきました。
駆け寄ってきたエドガーは主人公のバッグをしっかり腕に抱えながら、
今開けると言い、取り出した針で素早く錠前を開けました。
そして、扉を開け、息を切らしながら主人公を見つめると、主人公の名前を呼び、お願いがあって来たと言いました。
「愚かな俺に、どうか、貴女を助け出すことを許して下さい」
アモンの素顔
アモンの素顔があんなに若かったなんて、びっくりしました!!
クローディアス…までとはいかなくても、主人公や幹部たちよりは
だいぶ年上のオジさんを想像していたので。
そんなアモンが主人公を睨みつけている表情は、なんだか怖いというか、
気味が悪いというか…思わずこっちも画面から目を逸らしたくなってしまいました(´△`)
改めて、イケレボはやっぱり絵がしっかりしているなぁと思いました。
でも、その後アモンの素顔が登場するシーンが今回なくて正直ホッとしました(^_^;)
正直、あっという間に3日経って満月の日になってしまったのね、って想いもありますが、
エドガーがいよいよ自分に正直になって、動き出したし、良いとします!!ww
「貴女を助け出すことを許して下さい」なんて、
こういうエドガーの言葉の選び方が好きです♡ (*´艸`)
第23話「宣戦布告」
《魔法の塔・牢》
主人公を助け出すことを許して下さいというエドガーに、小さく頷く主人公。
エドガーは、アモンの企みもクローディアスの悪事も、全てランスロットに話したと言い、
この国は決して滅びませんと言い、主人公を連れ出しました。
《階段》
監視の目を潜り抜け、廊下を走り、ドアを開けると、夕陽が視界いっぱいに広がります。
風が吹き付ける階段を、主人公はエドガーと降りようとしますが、足に力が入らず、前に進めません。
そんな主人公を見て、エドガーが必ず助けると言って手を差し伸べます。
夕日で真っ赤に染められたエドガーのグローブを見た途端、突然、
裏切られた日の傷がぱっくりと開き、もしもまた騙されていたら?と恐怖心を煽られます。
もう一度裏切られたら、自分の心はきっと壊れる。
そう思って立ち往生する主人公に、エドガーは微笑みかけ、無理もないと言いました。
そして、許してもらえなくて当然で、信じてくれなんてムシのいいことは言わないから、
今だけ、最後に自分と手を繋いでくれと主人公に頼みました。
エドガーの言葉が主人公に届くと、主人公はこれだけ教えて、と言って、
なぜクローディアスの元を離れると決めて、自分を助けに来てくれたのかと尋ねました。
するとエドガーは、主人公を助けて国を守ったからと言って過去を清算できるとは思っていない、
でも主人公だけはこの手で守る、と言いました。
そして、泣き出しそうな顔で微笑んで言いました。
「贖罪とは無関係な、俺の勝手な都合です。」
「貴女を愛してしまったから」
差し出された手が震えていることに主人公は気づき、エドガーも怖いんだと気付いた主人公は、
エドガーの手をそっと握りました。
そして、2人は一気に階段を駆け下りました。
《森》
最後の一段から飛び降りた時、夜の帳が訪れ、塔の真下では2頭の馬をひいて
ゼロが待ち受けてくれていました。
ゼロは話は全部エドガーから聞いていました。
エドガーが時間がないと言い、ゼロに視線だけで前方を指し示すと、
その時、魔法の光と共に魔法学者達が現れました。
魔法学者たちが、主人公は渡さないと言い、魔法攻撃を放つと、
主人公が間一髪のところでそれを弾き飛ばします。
魔法学者たちが今度は武器を構えると、エドガーとゼロが次々と魔法学者達を倒していきました。
魔法学者たちを倒すと、ゼロは自分の馬に乗り、ランスロットへ主人公救出完了の報告へ向かうと言い、
それから主人公に、元気で、と言いました。
『元気で』って…?と疑問に感じるも、尋ねる間もなくゼロは去っていきました。
そして、エドガーも主人公を馬に乗せ、自分も後ろに飛び乗って手綱を握り、走り出しました。
道中、主人公は赤と黒の戦いがどうなったのかエドガーに尋ねました。
すると、エドガーはランスロットが黒の軍への宣戦布告を撤回したと教えてくれました。
エドガーがアモン達の企みについて明かした際、ランスロットも、
実はアモンの企みに協力するふりをしながら、アモンを倒す術を探っていたことを話してくれたと、
エドガーは言いました。
更にエドガーは、ランスロットがアモンを騙しぬくために、黒の軍と敵対するポーズをとらざるを得なかったこと、
主人公は必ずアモンに狙われるだろうから、主人公を敵視しているように見せかけながら手元に置いて守ろうとしていたこと、
クローディアスの裏切りもランスロットには想定内だったことを教えてくれました。
その話を聞いて主人公は、ランスロットは恐ろしいどころか、
優しさの塊みたいな人だったんだと感じました。
アモンがクローディアスと手を組んだ今、赤と黒は戦う必要がなくなり、
赤の軍はアモン達に気付かれないように黒の軍に協定を申し入れ、
黒の軍も、シリウスがアモン達の謀略の情報をなぜか入手していたそうで、
あっさりと了承してくれたとエドガーは言いました。
しかし、黒の軍は主人公を騙したエドガーだけは許してくれなかったので、
エドガーは黒の軍と、主人公を必ず元の世界へ送り届けることを約束したのでした。
主人公がハッと息を呑んだ時、森が開けました。
《野原》
森を抜けたらセントラル地区はもうすぐなので、荷物も取り返したことだし、
公会堂に直行するとエドガーは言います。
「待ってエドガー、私は……っ」と主人公が言いかけると、エドガーは
少し飛ばすから口を閉じていてほしいと、その言葉を遮ります。
前だけを見据えるエドガーを見て、主人公は思いました。
最後の最後でエドガーは最初の嘘を真実に変えた、愛してると言ってくれた言葉をこうして形にしてくれている、と。
主人公は心の中でエドガーに感謝して、今度は自分がエドガーに心をさらけ出す番だと覚悟を決めました。
エドガーからの手紙「さようならに代えて」
貴女と俺の出逢いは、言ってみれば、天使が悪魔にたぶらかされたようなものでしたよね。
貴女にとって、俺との日々は、災いそのものだったと思います。
なのに、すみません。
俺にとっては、幸福以外の何ものでもなかった。
謝っても済まないけれど、本当に、ごめんなさい。
●●●。生涯貴女は、俺の光です。
さようならの言葉に代えて、
貴女に心からの感謝を。
出逢ってくれて、ありがとう。
Edgar Bright
想いが通じあう
エドガーが「貴女を愛してしまったから」と言った瞬間、思わず声にならない声が出てしまいました!!(//▽//)
エドガーが主人公を好きになってしまったことなんて、
こっちはとっくのとうにわかっていましたけど、それでも、この瞬間は鳥肌モノでした!
主人公、そしてエドガー、良かったねぇ!!(;▽;)
そして、ランスロット様!!いい人すぎるでしょ。ヨナといい、ランスロットといい、
赤の軍のトップは第一印象と実際の人柄が違いすぎますよww
(軍のトップだし、虚勢を張っていないといけないんですかね??)
そんな実はいい人だらけだった赤の軍ともいよいよお別れでしょうか……
ゼロも元気でって言っているし、エドガーも主人公を元の世界に帰す気満々だし。
クレイドルにいたら主人公は危険だから、仕方ないのかもしれないけど…
せっかくエドガーとも想いが通じ合ったのに、切ないなぁ。
第24話「一粒の涙」
《ガーデン》
ガーデンでは元の国へのトンネルが開いていて、淡い光が主人公を誘っていました。
エドガーが主人公に荷物を差し出すと、主人公はその荷物をぎゅっと抱きしめてエドガーにお礼を言いました。
するとエドガーはお礼はやめてくれと言い、怖い目に遭わせたこと、
たくさん傷つけたこと、…そして、出逢ってしまったことを謝りました。
それから、クレイドルでの日々を主人公が一刻も早く忘れられるように願うと言いました。
エドガーの言葉が主人公の胸を締めつけます。
そして、エドガーは主人公をまっすぐに見て、
もしも許してもらえるなら、最後にもう一度だけ手を繋いでも良いかと尋ねました。
しかし、主人公はそれはできないと言います。
エドガーはそうですよね、と納得すると、今のは忘れてくれと言って、
向こうに帰っても元気で、ずっと主人公の幸福を祈ってる、と伝えました。
それに対し、主人公はお祈りならいらない、と言います。
エドガーがとまどっていると、主人公はさようならと決意し、トンネルを覗きこみます。
そして、手にしていた荷物を思いきり穴に放り投げて、元の世界に別れを告げました。
主人公の行動に驚くエドガーに、せっかく荷物を取り戻してくれたのに
ごめんなさいと主人公は謝り、でももういらないと言いました。
そして、自分もエドガーを愛してるから、元の世界には戻らないと伝えました。
それから、トンネルに背を向けてエドガーと向かい合い、そっと手を握ります。
主人公はエドガーに、エドガーが心配だから残る訳ではなく、
エドガーが愛しくてたまらないから傍にいたいと、想いを打ち明けました。
更に主人公はエドガーに、
「私の幸せを祈るんじゃなくて、私と一緒に、幸せになって。私と、生きて」と言いました。
自分は人殺しなんだと言うエドガーに、主人公は過去も全部わかっていると言い、
ちょっぴり変てこで、天才なのに偏ってて、愛することに不器用な、
そんな困ったエドガーが大好きなんだと言いました。
主人公が、エドガーは?と尋ねると、エドガーは俺も、と言って、主人公を抱き寄ました。
それからエドガーは、主人公の全部が好きだと言って、主人公のうなじをそっと引き寄せ、2人は唇を重ねました。
唇を離した時、主人公は、エドガーの頬を一粒の涙が滑り落ちるのを見ました。
主人公の頬も、いつの間にか濡れていました。
そして、2人が額をコツンと合わせて笑い合っていると、2人の背後で
ロンドンへのトンネルが音もなく閉ざされました。
《公会堂外》
エドガーと主人公が公会堂を後にすると、赤の軍の幹部たちが待っていました。
どうしてみんながここにいるのか、主人公が尋ねようとするよりも先に、
ランスロットが主人公がクレイドルに残った理由を尋ねました。
主人公はエドガーと生きるために残ったと、その理由を説明しました。
それを聞いてヨナとカイルは驚き、ゼロとランスロットは微笑みました。
そして、主人公が幹部たちがここに集まった理由を尋ねると、
エドガーと合流して、総攻撃の前に幹部の決起集会を行うためだとゼロが答えました。
赤の軍はこれから黒の軍と合流して、アモン征圧に向かうところでした。
すると、暗がりから赤の軍の伝令がやってきて、クローディアスが単身で、護衛もつけず一路こちらに向かっていると報告し、
それから、狙いは不明だけれど、赤の軍本体に接近しようとしている模様だ、と伝令は続けました。
クローディアスの狙いはランスロットに違いないとエドガーは言いました。
そして、ヨナ・ゼロ・カイルは軍を率いてアモン征圧に、
エドガーとランスロットはここに留まり、エドガーがガーデンでクローディアスを迎え撃つことに決まりました。
主人公もここに残り、エドガーの戦いを見守ることにしました。
そして、ランスロットの「全員、出撃」という一声で、幹部たちが動き出しました。
3人の幹部を載せた馬が駆け去ると、ランスロットがガーデンへ向けて先を歩きだします。
エドガーは、一つ息を吸うと、身を固くする主人公に微笑み、言いました。
「大丈夫です。見ていてください。血塗られた歴史を、俺が今、終わらせます」
もうもどらない
まさか主人公がロンドンに帰らないという結末になるとは。
いや、主人公が帰らないっていう選択をしそうな雰囲気はところどころにありましたが、
まさか荷物を放り投げちゃうとはww
前に、エドガーに、ロンドンは退屈なんて吹き飛ぶこと請け合いだって話してたから、
いつかはエドガーをロンドンに連れて行ったりするのかな?なんて思っていましたが、
それもできなくなってしまいましたね(^_^;)
結果として主人公は元の国へは帰らなかったので、切ない別れのシーンにはなりませんでしたが、
それでも、ガーデンのシーンはなんだか胸がグッと締めつけられるような気持ちになりました。
最終的に2人が結ばれたからいいものの、エドガーが「出逢ってしまってごめんなさい」なんて
言ったシーンは、なんだか泣きそうになってしまいました…
今回、キスシーンでの、エドガーの主人公の引き寄せ方が個人的に凄く好きだったので、
そのシーンがスチルになっていて嬉しい限りです(*´艸`)
スチル「これより先は戻れません」
第25話「血塗られた歴史」
《ガーデン》
主人公達は再びガーデンへと進みました。
そして、エドガーが主人公とランスロットに、自分はティーパーティー会場でクローディアスを待ち受け、決して奥には進ませないので、
ここで待って居て欲しいと言いました。
ランスロットは了承し、主人公にも確認しました。
すると、主人公ははい…と言った後、エドガーに、自分が大事な叔父さんを捨てさせた、
と謝りました。
それを聞いてエドガーは、あの人の悪だくみは止めるべきだと言いました。
それでも、クローディアスはエドガーの家族であることも事実だと言う主人公に
貴女は本当に優しいですね、とエドガーは言って主人公の頭をそっと撫でました。
更に、エドガーは主人公から、優しさとは人の痛みを創造する力だって学んだと言いました。
戸惑う主人公にエドガーは、自分やクローディアスがまた誰かを騙したり、
殺したりしたら、騙された人を傷つけたり、殺された人を想う人達が絶望を味わう、と言いました。
エドガーは、アモンの手にかかり主人公を失っていたら、自分もそうなっていたと言い、
「……想像できてしまったんです、人の痛みを。貴女を、愛したから」と伝えました。
そして、「だから、俺は叔父を止めます」と言いました。
すると、押し黙っていたランスロットが主人公に、
自分は愛などは理解できないが、主人公に愛があるなら謝罪などせずに胸を張って、
目を逸らさずにエドガーの決意の全てを見届けるがいい、と言いました。
主人公はその言葉を聞いて、顔を上げてエドガーを見つめ、行ってらっしゃいと見送りました。
その時、ティーパーティー会場にクローディアスが現れました。
《ティーパーティー会場》
主人公とランスロットを背に、エドガーはティーパーティー会場へ来ました。
長テーブルを挟んでエドガーとクローディアスは、お互い笑みを浮かべて向かい合います。
クローディアスが、月光が美しく、裏切りにうってつけの日だと言うと、
エドガーはそれを否定し、愛する人に想いを告げるのにふさわしい夜に思えると返します。
クローディアスが、珍しく意見が分かれたねととぼけると、
エドガーは「はい。そして恐らく――永遠に」と言って、上へ跳び、
サーベルを抜き放ってクローディアス目がけて突進しました。
それを杖で優雅に受け止めるクローディアス。
剣と杖が離れ、また瞬時に交差し、激しい付き合いに火花が散ります。
そして、エドガーがクローディアスを追いつめ、クローディアスの重心を崩してその体を沈ませると、
クローディアスの目が残忍に光り、回し蹴りでエドガーの手から剣を奪い、
それから踵をエドガーの鳩尾にめり込ませます。
そして、クローディアスは杖の先に光る刃をエドガーに突き付け、エドガーが畜生と言うと、
「さようなら、我が子よ」と言いました。
その時、なあんて、と言ってエドガーは足元にあったスプーンを蹴り上げて手中に収めると、
そのスプーンをクローディアスの口へねじ込み、それから、手刀を首へ振りおろし、意識を失わせました。
エドガーは、叔父に教え込まれた見事な手さばきで、叔父その人を縛り上げました。
ほんの一瞬手が止まって、テーブルクロスに一滴、雫が落ちました。
《公会堂前・広場 夜明け》
長い長い夜が終わり、空が燃え始めました。
夜明け頃、公会堂の前の広場に、捕縛したクローディアスを連行して投獄するために、
エドガーから報せを受けた赤の軍の兵が駆けつけました。
意識を取り戻したクローディアスが連行されていく様子を、主人公達3人は黙って見守りました。
連行の用の馬車のドアを兵が開いたとき、ランスロットがクローディアスに
裁きは近日中に執り行うので、逃げようなどとは思うな、と言いました。
好きにするがいいと言うと、クローディアスが不意に目を剥き、エドガーを睨みました。
そして、エドガーに、「所詮お前も兄と同じ、出来損ないだったとはな」と言いました。
クローディアスは、“古い密約に縛られ、赤のキングたちの僕に甘んじる臆病者”という
意味だと言い、力も地位も富も利用してこそ意味があるということを、
エドガーの父親がいつまでも理解しなかったので、病死に見せかけて殺したと言いました。
クローディアスのエドガーへの眼差しは、どうしようもないほど歪んでいましたが、
それは確かに愛でした。
でも、それは許されることではなく、その愛のせいで取り返しがつかないほどエドガーは苦しんだ。
そう感じた主人公がエドガーの手を強く握ると、エドガーはその手を握り返し、
「……叔父上、俺は――…貴方とは、違う」と哀れみに満ちた声で言いました。
それを聞いたクローディアスは、そうかもしれないな、と言って、最後に
「愛していたよ、エドガー。心から」と言い、連れていかれました。
馬車が走り去るのを微動だにせず見つめていたエドガーに、主人公は
抱きしめてもいい?と言い、エドガーがはいと言うと、きつく抱きしめました。
それから――赤と黒の連合軍はアモン率いる魔法の塔の征圧に成功し、
主人公は平和が戻ったクレイドルで、赤の軍の兵舎に身を寄せて暮らすことになりました。
《エドガーの部屋》
アモンやクローディアスの裁判が終わった夜。
どういうことなの!?と勢い込んでエドガーの部屋のドアを開ける主人公。
そんな主人公を、あららと言って迎えるエドガー。
なんと、クローディアスに味方するフリをしていたことや、
クローディアスと共に“家業”を引き受けていたことについて、
エドガーも、裁判所に引き出されて罪の裁きを受けることになったのです。
俺自身が望んだことと言うエドガーに、でも…っ、といきり立つ主人公。
エドガーは主人公をふわりと抱きしめ、主人公に相応しい人間になるために、
100年分の贖罪をすると決めた、と話しました。
それを聞いて主人公が手を伸ばして、エドガーの頬を包み込むと、
エドガーは主人公の手に自分の手を重ね、優しく微笑んで、
裁判は明日なので当分帰れないだろうと告げ、そして、言いました。
「だから……最後の夜を、貴女と過ごしたい」
(プレミアストーリー「赦しの時」へ続きます)
戦いは終わったけれども……
ティーパーティー会場のシーンの描写がハラハラして、読みながら息をのんでしまいました。
クローディアスと戦うエドガーは本当にカッコよくて、
惚れ惚れするんですが、同時に、読んでいてすごく胸が痛く、哀しくなりました。
叔父さんを自分の手で捕縛する…いったいどんな気持ちだったのでしょう。
色々な想いが交差していたとは思いますが、戦いを終えて、一粒零れた涙に、
こちらまでもらい泣きしてしまいそうになりました。
主人公じゃないけど、エドガーを抱きしめてあげたくなっちゃいました(;_;)
しかし、やっとクローディアスから解放されたのに、自分も裁きを受けるなんて…
エドガーって意地悪だしお茶目ですが、根はやっぱり真面目なんですね。。。
第26話「贖罪の道」
《裁判所》
良く晴れた日の午後、公会堂の屋上の一角にある裁判所で、エドガーの裁判が行われました。
新聞で事情を知った大勢のクレイドル国民が傍聴席に詰めかけていて、
証人として呼ばれた主人公も、いたたまれない気持ちで傍聴席の隅に座っていました。
同じく証人としてやってきたルカとゼロも腰を下ろし、主人公を励まします。
間もなく、裁判官である両軍のキングが入廷し、書記官のブランも現れました。
そして、ラッパの合図で裁判が始まりました。
奥のドアが開き、廷吏たちに連れられてエドガーがやってきます。
その顔は、どんな責めも受けると覚悟して後悔しつくしている顔で、
主人公は見ていられませんでした。
エドガーの1つ目の罪は、クローディアスと共にアモンと手を結んで、
革命を起こしてクレイドルを征服する計画に加担していた、というものでした。
それに対して、弁護人席からヨナとカイルが異議を唱えます。
ヨナは、エドガーは確かに一時的にランスロットを裏切るような動きをしたけれど、
それはあくまで敵を騙すための策で、エドガーが革命未遂に加担していたとは言えないと主張しました。
そこにカイルが、相手も相手でエドガーの育ての親かつ、先代の赤のジャックなので、
本気で赤の軍を裏切るくらいの勢いがないと騙せる人物ではないと捕捉します。
レイが、ヨナとカイルの異議を受けて改めて、エドガーに事実確認をします。
エドガーは、2人の言う通りだが、血縁者としてクローディアスの暴走を止められなかったことも事実だと言いました。
すると、ヨナやカイルをはじめ、傍聴席の兵達からも弁護の声が沸き起こりますが、
ランスロットがそこまでにしておけと言って静めます。
そして、ブランが罪状の読み上げを続け、エドガーが革命の企みに加担しただけでなく
主人公に嘘をついて赤の軍に身柄を軟禁していた、と言いました。
間違いないな、とレイに確認されると、エドガーは頷いたきり何も言いません。
主人公がじれったい気持ちでいると、ブランが第一の証人として主人公を呼び出しました。
証言台に立つと主人公は、ブランが読み上げたことは事実だが真実ではないと言い、
エドガーは最初は騙そうとしていたけど、最後には誠心誠意謝罪をしてくれたし、
アモンに捕えられていたのも助けてくれて、自分の事を元の世界に帰そうと全力を尽くしてくれたと証言しました。
それについて、ブランがゼロとルカを証人として呼び出します。
ルカは、自分はエドガーの依頼を受けて森で襲われた主人公を助けたときっぱり言い切り、
ゼロも、魔法の塔からの救出作戦に自分も協力し、主人公のために危険を冒したり、
主人公を元の世界に帰すために奔走しているエドガーの姿をこの目で見ていると証言しました。
それらを聞いたランスロットとレイが判決を下します。
その判決は、アモンとクローディアスの革命未遂についてエドガーの罪は問わず、
主人公の軟禁についても追及はしないというものでした。
主人公達は喜び、傍聴席からも喜びの声が起こったその時、ブランがまだ裁判は終わっていないと言いました。
一番大きな、クローディアスと行ってきた暗殺・謀略についての審議が残っていたのです。
その罪について、思わず主人公が全部クローディアスの命令で…と口を出すと、エドガーが、
命令を鵜呑みにして、定めに抗おうともせずにたくさんの未来を摘んでしまった、
誰より愚かな半生を送ってきた――それが自分の罪だと言い、微笑みました。
するとレイが、この件について両軍のキングで調査を進めたところ、
明確な証拠は出てこなかったけれど、たった一人、証言を願い出た人間がいて、
法廷に呼べないから資料を預かってきたと言いました。
それは、クローディアスで、資料とはクローディアスが投獄後書いた手記でした。
エドガーの裁判で使えと、レイとランスロットに渡してきたとレイが言います。
エドガーが驚き、戸惑う中、その手記をブランが読み上げます。
手記には、ここに過去に行った”家業”の全てを告白すると書いてあり、
更に、自分のしたことは悔いておらず、悪だとも考えていないが、
ここに書いたことは何もかも自分の独断で、全責任は自分にあり、
エドガーは強要された”家業”をやむなく実行したに過ぎない、と捕捉されていました。
そして、諸君の価値基準に沿って言うならば…という言葉のあとに、
『彼は……私と言う悪魔に翻弄された、憐れな仔羊であると、
はっきりと書き記しておく』とありました。
あの人はいまさら何を…と身を震わせるエドガー。
主人公は、クローディアスが最後の最後にエドガーを解放することに決めたんだとわかりました。
そして、ブランが手記を読み終えると、最終判決が下されました。
その判決は、生涯罪を忘れず、赤のジャックとして赤の軍とクレイドルに尽くすこと、
この先エドガーを愛する者を全身全霊で愛すること、でした。
そして、最後にランスロットが言いました。
「赤のジャックを100年縛ってきた暗殺と謀略の密約は今をもって破棄する。――以上」
法廷が一瞬しんと静まり返った次の瞬間、歓声が沸き起こり、
こうしてエドガーの裁判は幕を閉じました。
いつの間にか夕方になり、裁判の記録を記したノートを閉じると、ブランがエドガーに
懐中時計を奪い返してこっそり届けてくれたのは君だろう?と尋ねました。
しかし、エドガーはとぼけるだけでした。
そんなエドガーにブランはお礼を言い、それから
「今日この場に立ち会うことができて、僕も良かった。100年前とは正反対の幕切れだ」
と、まるで革命を企てた赤のジャックの裁判を見てきたかのような言い方で言いました。
そして、ブランは主人公とお幸せにと言い、去っていきました。
次に、レイとルカが裁判所を後にします。
ルカが、エドガーに主人公と仲良く、と声をかけると、
エドガーは今度2人で遊びに行くと言いました。
それを聞いて、ルカはお菓子を作って待ってると言い、2人は穏やかに微笑みあいました。
そして、法廷に赤の軍の面々が残されると、誰からともなくエドガーの周りを取り囲みます。
すると、ランスロットがエドガーに、
我が赤の軍はブライト家に重すぎる責務を背負わせてきてしまい、救い出すのに100年かかったことを許してくれるか?と言いました。
エドガーは微笑み、わずかに目を赤くして、「恐れ多いお言葉です、我が主」と答えました。
それからランスロットは主人公に、主人公がエドガーの心を救った、期待通りの働きだったと言い、お礼を言いました。
主人公は一瞬不思議に思いますが、ランスロットと面会した日のことを思い出し、
あの日言われた言葉が、エドガーを思っての言葉だったと、今になってようやくわかりました。
すると、しんみりした空気をヨナが、兵舎に帰ったらエドガー無罪のお祝いをしなくちゃね!
と言って吹き飛ばします。
そこにカイルも賛成し、ゼロが、エドガーと主人公に、自分たちは先に戻っているから2人でゆっくりと帰って来いと言いました。
やがてみんなが去って主人公とエドガーの2人きりになると、エドガーは
主人公に笑顔を向けて、改めて伝えたいことがあると言いました。
そして、手袋をはずして、自分の手で主人公の両手を包み、言いました。
「俺はこれから贖罪の道を歩む人間です。それでも、貴女を愛することをもうためらいません」
「――貴女が欲しい。貴女が、愛しい。俺は貴女と、生きていきます」
やっと素直に愛せるEND
クレイドルの裁判では、裁判官は両キングなんですね…。そこにまず驚きましたw
あとは、まさかクローディアスが登場したことにも驚きました!(出てきてはないけど…)
形はどうあれ、育ての親としてエドガーを愛していたんですね。
クローディアスの愛は、口先だけのものじゃなかったことがわかったような気がしました。
とにかく、色々ありましたが、エドガーが御咎めなしで良かったです。
戦いは終わりましたが、なんだかエドガーは自分を責めて、
自分一人ですべて抱え込もうとしていて、ちょっと見ていて辛いものがありました。
なので、この裁判でエドガーが、主人公はもちろん、赤の軍の幹部たちやルカの発言を聞いて、
みんなエドガーのことを大事に思っていること、エドガーはひとりじゃないということに、
少しでも気付いてくれていたら嬉しいなぁ…なんて思ってしまいました。