ランスロットルートネタバレ・感想
このページでは『イケメン革命』ランスロットルート9話〜17話のストーリーネタバレ・感想を書いていくよ!!
彼からの手紙の内容やプレミアストーリー・スチルについてもネタバレしていくのでぜひ参考にしてみてくれ♪
選択肢などの情報は以下のネタバレ無しの攻略を参考にしてね!!
ランスロットルートネタバレ各話へ移動
- 9話
- 10話
- 11話
- 12話
- 13話
- 14話
- 15話
- 16話
- 17話
第9話「ランスロットとカイル」
《ランスロットの私室》
カイルと一緒にランスロットの私室に入ると、ランスロットはまだ眠っています。
カイルは診察を始め、明日の朝には目覚めるだろうと言います。
カイルは、ランスロットとは軍の同期で、昔から魔法を使った後に倒れているのを見知っていたとのことでした。
主人公はカイルに質問します。ランスロット様が魔力を使い切ってしまったら死んでしまうのではないか…と。
カイルはしばらく黙っていましたが、その通りだと答えました。
なぜ魔法を使うことを止めさせないのかとカイルに迫る主人公。
しかしカイルは、何度もランスロットに魔力を使わないように忠告していたのですが全く聞き入れてくれないとのこと。
自分の命を削ってまで魔力を使うランスロットのことが理解できず、命を粗末にしていることに、ドクターであるカイルは怒りすら覚えているのでした。
しかし、黒の軍を傘下に入れるため魔力を使うことに、ランスロットの譲れない信念を感じるカイルは追及せず、それなら自分も絶対ランスロットを死なせないという気持ちで見守っている、とのことでした。
診察が終わり、出て行くカイル。主人公はランスロットの私室でうとうとと寝てしまいます。
朝がきて、主人公は光を感じて目覚めました。…なんと目の前には、先に起きていたランスロットが!
なぜ黒の軍に戻らなかったのか質問されますが、答えない方がいいと判断する主人公。
ランスロットは深く追求せず、昨日のことは誰にも言うなとだけ言いました。
ランスロットのことをカイルもシリウスも心配しているのに、なぜ皆から離れて孤立しようとするのか分からず、もどかしい主人公ですが、ランスロットの部屋を後にします。
《魔法の塔》
時を同じくして、公共機関である魔法の塔。内部の閉め切られた暗い部屋の中で、一人の男が上機嫌でチェスをしていました。
ランスロットの傷
医者のカイルは、ランスロット様と赤の軍の同期なんですねー!それで、ランスロット様が魔力を使うと倒れてしまうことを知っているのですね。
でも魔力を使って倒れるのは病気ではないため、カイルには治せない訳ですね・・・。
何も知らない主人公は、ランスロット様が死んじゃうかもしれないのになんでカイルは止めさせないの!とか怒りますが、そんなこともうとっくに忠告してるよ、と言われシュンとします(笑)
ランスロット様のことしか考えられなくなってますもんね、主人公。
でもその後カイルにきちんと謝る主人公、そういう態度、私は好きですよー!
でも主人公は、何でこんなにランスロット様のことが気になって傍を離れたくないのか分かりません。分かりませんって・・・(笑)
謎を秘めたカッコいい男性が、時々ふっと哀しみの目をしたりしたら、それだけで好きになっちゃいますよね!主人公は悪くないよ!
・・・さて。そろそろ黒幕が登場してきましたよ!魔法の塔で何やら不穏な動きを見せています。でも魔法の塔って、公共機関なんでしょ?どうなっているのでしょうね?
第10話「手作りスープ」
《魔法の塔 内部》
暗い部屋で一人の男性がチェスをしています。
そこに、魔法学者たちが訪れました。
チェスをしていた男性の名はアモン。魔法学者たちはアモンの部下のようです。
部下たちの報告によると、アモンの指示通り、赤と黒の軍が衝突する前に煙幕を焚いて矢を放ったとのこと…!
アモンはそれをきっかけにして黒の軍を征服して欲しかったようですが、ランスロットが皆を眠らせて全面衝突にはならなかった、との報告を聞きアモンは歯ぎしりします。ランスロットの真意が掴めず、苛立つアモンでした。
《赤の兵舎》
翌日。自分の意志で赤の軍に留まることに決めたため、何か役に立つことはないかと窓掃除をしている主人公です。
そこにヨナとランスロットが通りがかりますが、ヨナはアリスをこき使ってると黒の軍に勘違いされたら困る、と渋い顔です。
ランスロットはそんなヨナに対して、アリスの気の済むようにさせれば良い、とだけ言って視察に行ってしまいました。
主人公は、いつも食事を取らないランスロットの体が心配になります。
どうしたら食事を取ってくれるのかなとヨナになんとなく話すと、なぜかヨナは怒って立ち去ってしまいました。
《執務室》
最後に執務室を掃除していた夕方。これでひと通り掃除も終わりです。
ヨナが主人公を探し出して突然執務室に飛び込んできました。
ヨナは今までずっと考えていて、やっとランスロット様に食事を取って頂く名案を思い付いたとのこと。
きっと赤の軍のコックの味に飽きてしまって食べないと思うから、俺たちで食事を作ればいいんだ!と自信たっぷりです。
思いがけない提案に戸惑う主人公の顔を見て、あからさまにガッカリするヨナ。
ヨナは、ランスロット様の右腕なのに、食事をあまり取らないランスロット様の体を思いやることができず、自分自身のことを不甲斐ないと思って自分に怒っていたのでした。
ヨナの純粋な想いに心を動かされ、一緒に食事を作ってみようとヨナを励まします。
《食堂》
夜。ヨナと主人公は試行錯誤の上、やっと料理を作り終えました。
後はランスロット様が帰ってくるのを待つだけ。ヨナはそわそわしています。そこに、ランスロット様の姿が!
二人で作ったスープを取り分けてランスロット様に差し出しました。
思いがけないヨナたちの行動に戸惑うランスロットでしたが、スープを飲んで「美味しい」と言ってくれました。大喜びするヨナたち。
その騒ぎを聞きつけて、食堂に赤の幹部が集まってきます。
スープを囲んで和やかに笑い合う赤の軍の皆たち。
その様子を遠巻きに眺めているランスロットは、なぜ主人公が自分のために頑張ってくれるのか分からない様子でした。
《ランスロットの私室の前》
その後も、主人公はたびたび料理を作ってランスロットに食べてもらっていました。
今日はレモンケーキが上手く焼けたので、ランスロットの私室まで持ってきました。すると、突然扉が開き…?
(プレミアストーリー「心、揺れる」へ続きます)
事件の黒幕
なんと、公的機関であるはずの魔法の塔のトップが黒幕で、しかも煙幕を焚いて矢を放った犯人でした…!
ランスロット様をけしかけて、なんとかして黒の軍を征服したいようですね。何が目的なんでしょうか?
…余談ですが、アモンさんとは恋愛できない仕様です(笑)
フードで顔を隠していらっしゃるのでイケメンかどうかは分かりませんが、きっとこの魔法の国クレイドルの男性なので超絶イケメンだと思われます(笑)
アモンさんは完全に悪役なので、恋愛対象として見れない女子たちも多いのでは、という運営様のお考えなんでしょうけどね。私は少し興味あります(笑)いいじゃん、自分の欲望に忠実でさー。
話は元に戻りまして。主人公は、赤の軍に自分の意志で残ることになりました。掃除をしてみたり、ヨナと料理を作ってみたり…。最初は強引に連れ去られて困り果てていた頃があったなんて信じられないくらい溶け込んでいます。
しかも、主人公がいることで赤の軍の幹部たちも皆楽しそう。じわじわと、主人公がなくてはならない存在になってきていて、いい感じですよ!
第11話「赤の軍の夜会」
《赤の兵舎 訓練場》
主人公がクレイドルにやってきて15日が過ぎました。
今日は、幹部たちが訓練で使用した武器の片づけをお手伝いしています。
そこで、ヨナとエドガーから明日の夜に行われる「赤の軍の夜会」について教えてもらいました。
赤の血筋を持つ者だけがガーデンに集まって行われる、古くからの慣習らしいのです。
戦争は終わってないし、こないだの矢を放った犯人も分かってない、こんな不安定な状況で大丈夫なのかと心配する主人公。
しかしエドガーは、こんな状況だからこそ、華やかな場を用意して皆で楽しんだ方がいいんだ、と。
この夜会では美味しいお酒を飲んだり、ダンスを踊ったりととても華やかで楽しそう。想像するだけで素敵な気持ちになった主人公の横で、ヨナが怒り狂っていました。…ヨナは、夜会が嫌いで嫌いで仕方ないみたいなのです。
ヨナの様子に驚いていると、エドガーが笑って理由を教えてくれました。
夜会では、男性はダンスの相手を決めるのが礼儀で、普通は男性から女性を誘うのですが、ランスロット様の場合は逆だとのこと。
是非ダンスの相手に、と希望する女性が続出して困るので、ヨナたちがお相手を精査して決めるのだということでした。
ランスロット様の持つ、キングという権力に魅せられて集って来る低俗な女性たちだ、とヨナは怒り心頭だったのです。
そんな話を聞き、赤の軍の伝統行事は大変なんだな…と他人事のように考えている主人公。
しかしヨナたちが主人公に夜会の話をしたのは、なんと、今晩の女性の選別の手伝いを主人公に指名するためだったからでした。
《執務室》
まだ陽が高い時間から始めた選別は難航を極め、気が付くと夜になっていました。
美しく着飾った女性たちが列をなして執務室にやってきます。
主人公は、どの女性も素敵でお相手として申し分ないと思いますが、ヨナは厳しくチェックしています。しかし、一緒にいるエドガーはその場に座っているだけです。
ヨナが選別の場を完全に仕切っているので、エドガーも主人公も口を出せず、ただ溜息をつくばかりでした…。
《ランスロットの私室》
選別をヨナたちが行っている頃。
ランスロットは暗い私室でベッドに横たわり、考え事をしていました。すると、誰かの足音が聞こえてきます。
ランスロットは主人公が来たのかと思いましたが、入ってきたのは見知らぬ女性でした。
その女性が言うには、ヨナたちが行っている選別会は審査が厳しすぎるので、直接ランスロットにダンスの相手をお願いしに来たとのこと。
女性は自分の体でランスロットを虜にしようと考えているようで、ランスロットの服を脱がせ始めました。
…しかし、左腕にある無数の傷を見て手が止まります。戦いの勲章ですか、と質問する女性。
ランスロットは、今まで人を殺した分だけ刻んだ傷だと答えます。
恐怖に怯える女性に対し、殺されても良いなら抱いてやると追い打ちをかけます。慌てて部屋から飛び出して女性は逃げて行きました。
…ランスロットはその時、腕の傷を見て怯えることをせず、腕を抱きしめた主人公の姿を思い出していました。…ランスロットは自覚します。
自分は、主人公に惹かれ始めてしまったと。
ランスロットの恋心??
高貴な血族だけが集まる夜の舞踏会、という未知の世界の話が出てきましたよ!
もうなんか、想像しても遠い世界のような気がしてよく分かりません!
主人公も私たちと同じ気分で、ふーん、そうなんだ…みたいな気持ちだったところに、ヨナたちが急に審査会に参加するように、と言ってきてびっくり(笑)
しかも、超絶厳しいヨナを見守るだけのお仕事だとは…結構笑えますよね。エドガーが辟易している様子が目に浮かびます(笑)
ランスロットも、ヨナに言われるがままにお相手の女性を決めてもらっているんですねー(笑)ヨナ、まるでランスロットのお母さんみたいだー!
まぁ、ランスロット様は心を閉ざしている最中なので、ダンスの相手とかどうでもいいや、と思っているんでしょうけど。
しかも、思わぬ所でお色気シーンが出てきちゃいましたよ!
ランスロットの相手は主人公じゃなくて、見知らぬ女性なんですけどねー。いきなり女性に服を脱がされ始めて全く動揺しないランスロット様、どんだけですかぃ(笑)さすがキング、って感じ?
でも、ランスロット様は主人公が部屋に来てくれたのかと、ちょっと期待してたのが当てが外れて、知らない女だったから不機嫌極まりない感じになってますね(笑)少しこの女性が可愛そうです(笑笑)ここまで脅かさなくても、ねー。
でも、ここでランスロットは主人公のことを好きになってしまったことを自覚していますよ♪もっと好きになっちゃえ!
ランスロットからの手紙「礼の手紙だ」
お前が置いて行った、レモンケーキの礼を伝えていなかったと思ってな。
……美味かった。
お前が、この兵舎に身を置くようになってから、変わったことがいくつもある。
ヨナがお前と料理をするようになった。
エドガーは、笑うことが増えた気がする。
ゼロも、カイルも、お前といる時は、前より楽しそうだ。
そして、俺は…………。
……なんでもない、忘れろ。
また、何か作ったら持ってくると良い。
そして、今度は一緒に食べろ。
こうして、手紙で礼を言う手間が惜しいからな。
Lancelot Kingsley
第12話「突然のシンデレラ」
《赤の兵舎 廊下》
ダンスの相手の選別会は難航を極め、ヨナが完全に仕切ってしまっています。
何もやることがない主人公とエドガーは、息抜きに執務室から廊下へ出ることにしました。廊下にはまだ謁見を待つ女性の姿が見えます。
ランスロット様の魅力に感心する主人公に対して、エドガーはランスロット様の過去の逸話を話してくれました。
以前、一般国民が逆恨みから赤の軍に乱入し、兵士を殺そうとした事件があったけれど、その時ランスロット様が颯爽と現れて剣で倒してしまったとのこと。
魔法を使わなくても強すぎるランスロット様に対して、いつしか「美しき獣」という呼び名がついたとのことでした。
そのような絶対的な強さをエドガーは羨ましいと言い、主人公もランスロット様の強さに惹かれているのですか?と突然エドガーに指摘されます。…しかし主人公は、ランスロット様に惹かれているのはその強さではなく、時々見え隠れする憂いの表情の方でした。
エドガーに言われて自分の気持ちを再確認する主人公でした。
《食堂》
次の日。食堂ではエドガーと、やけ食い中のヨナの姿がありました。…なんと、謁見しに来た女性全員をヨナは断ってしまったとのこと!
あきれているエドガーは、もう夜会は今日に迫っているから対策は当然練ってあるのでしょうね?とヨナを追い詰めます。
そこで苦し紛れにヨナがとった行動が…ランスロット様のお相手を主人公にお願いする、というものでした!まさかの思わぬ展開に主人公は慌てて断りますが、強引なヨナに押し切られてしまいます。
《支度の部屋》
夜会のための衣装に着替えるための支度部屋で待っている主人公。
ランスロット様のお相手が務まるかどうか不安な一方、なぜか嬉しく思う気持ちもあり、一人で自分の気持ちの整理をしています。
そこにランスロットが訪問してきました。拒絶されるかと緊張していたら、ランスロットに「嫌な役目を押し付けてすまないな」と言われて驚きます。そんなことはない、と慌てて話す主人公。
二人で話をしている所に、衣装係が入ってきました。ランスロットは立ち去り、衣装係は素敵なドレスを見せてくれました。
そこで初めて、赤の兵舎に攫われた次の日に着たドレス、あれは、今着ている主人公の服を直している間の代わりにランスロットが贈ってくれたものだった、ということを知ります。
あの時は強引に着せられたと思っていたドレスでしたが、全くの勘違いでした。
ランスロットの優しい心が、遅れて主人公の心に届いたのです。
《ガーデン》
夜になり、夜会に参加するため馬車でガーデンへ向かいます。中には、たくさんの赤の軍人や女性の姿がありました。
どの人の表情もみな穏やかで、夜会を楽しんでいます。
それは、赤の幹部の皆も同じ。ヨナやエドガー、カイル、ゼロが愉しそうに主人公を出迎えてくれました。
そして、間もなく始まるダンスタイム。素敵な音楽が流れてきます。
ここで待機していてとヨナに指示され、幹部は皆それぞれ去って行きました。すると、目の前にランスロット様が現れました。
今夜は俺と一緒に、とランスロット様が優美に手を差し出してくれます。
夢のような世界
圧倒的な権力を持つヨナには、さすがのエドガーも逆らえませんでしたね。主人公とエドガーは謁見の場から逃げ出して息抜きをしています。
私も同じ立場だったら、こっそり謁見場から完全に抜け出してますねー!
しかも…謁見した女性全員をヨナが断ったって!ヨナには悪気はないんでしょうけど、夜会にランスロット様のお相手の女性がいないなんて…前代未聞の事件が起こってしまう寸前でした(笑)
相手がいなくてもランスロット様は意外と困らないかもしれませんが。ここで強引に、主人公にダンスの相手を指名するヨナ。
赤の血筋がなければいけないんじゃないの…?そんな設定、「アリス」だったら特別扱いになるのかな?
まぁ、もし主人公がいなかったら、ヨナが「ランスロット様のダンスのお相手はこの俺が!」とか言いかねなかったかもしれませんが…それはそれで見てみたいですけど(笑)
ランスロット様に拒絶されるか不安な気持ちと、ちょっぴりワクワクする気持ちの両方で主人公は自分自身の気持ちにも戸惑っています。
しかも、攫われた次の日に着せられたドレス、あれはランスロット様からの純粋なプレゼントだったことを偶然知り、ランスロット様の優しさにやっと気づけた主人公でした。
華やかで別世界のような夜会がきました。ランスロット様が、今夜は自分だけを見て手を取ってくれます。…夢のようじゃないのー!いいな、主人公!
第13話「2つのお願い」
《ガーデン》
ランスロット様の手を取り、ダンスが始まりました。周りの人々の視線を一気に集めます。
さすがに緊張してぎこちなくなる主人公に対して、ランスロットはいたずら顔で主人公に魔法をかけました。
魔法で主人公の体が少し宙に浮いています…!あまりに驚いて、身体の力が抜けて上手く踊れるようになった主人公。
しばらくして魔法は解けてしまいましたが、ランスロットが上手にリードしてくれるので夜会が楽しくてたまりません。
ランスロットと視線が重なるだけで胸が高鳴ります。…そして、今、はっきりと自分の心に気づきます。
いつからだったか…ランスロット様に恋していることを。
《ガーデン お茶会会場》
周りの視線を気にして、ランスロットは主人公を別の場所へ連れ出しました。
そこはお茶会会場で、普段は会議が行われる場所でもあり、立ち入り禁止にしているとのことです。
二人きりになったランスロットと主人公。
ランスロットは主人公を自分の席に座らせ、自分はヨナの席に座りました。
ランスロットは主人公にお礼を2つしたいと申し出ます。
1つ目は、魔法を使って意識を失った時、シリウスと協力して秘密裡に部屋に運んだこと。
2つ目は、今日のダンスの相手を引き受けてくれたこと。
もちろん主人公は、自分が好きでやったことだからお礼を受ける訳にはいかないと断ります。
そこで、ランスロットは2つお願いを言いなさい、これは「命令」だと言い放ちました。
観念して、主人公はお願い事を考え始めます。
自分はランスロット様に恋している、でもこの想いはきっと届かないだろうし、ランスロット様も自分を想ってくれることはないだろう。
だったらせめて…と考えた主人公、1つ目のお願い事は「満月が来て元の世界に戻るまで、ランスロット様の傍にいること」にしました。
そのお願い事を聞き、少し呆れながらもランスロットは嬉しそうで、初めて主人公に優しくて柔らかい微笑みを見せます。
実らない恋なら、せめてこの瞬間、精一杯の恋をしようと決心する主人公でした。
実らない恋
どうなることかと心配していた夜会デビューでしたが、ランスロットが上手に気配りしてくれて大成功でしたねー!
緊張でガッチガチになった主人公に、こっそり魔法をかけてビックリさせたりして、ランスロットのお茶目な一面も見れたりして。
そして、2人きりになったランスロットと主人公。
お礼をしたいと言いますが、主人公が断るのは予想の範囲内だったのでしょうか、お礼をしたいから願い事を言え、これは命令だ!とか言って…ランスロット様もうまいこと考えましたね(笑)断れないじゃないですか(笑)
…でも。今日、主人公はランスロットに恋していることを自覚しますが、同時に実らない恋だとも考えます。
まぁ確かに、相手はこの国のキングで一番偉いと言っても過言ではない高貴な身分。
しかも、自分に心を開いてくれそうにないし。でも、ここで悲しまないのが主人公の良い所!クレイドルにいる間は、精一杯恋をして…そして、元の世界に戻った時に後悔しないようにしよう!と考えます。
でも、実らない恋をがんばるのって…切ないですよね。これからどうなるのでしょうか…ちょっぴり不安です。
スチル「この魔法が解けても」
第14話「つかの間のデート」
《赤の兵舎 食堂》
夜会の日から数日後。
なんと、ランスロット様が朝から行方不明だと心配そうなヨナから聞きます。
ヨナの不安がうつって主人公も心配になりますが、突然現れたカイルが「心配いらない、ランスロットの居場所は突き止めた」とのこと。カイルは、ヨナを探しに来ていたのでした。
《医務室》
カイルの部屋、医務室へ。
…どうやら今日は、「赤の軍、一斉予防接種の日」だったのでした。
連れて来られたヨナはしぶしぶ腕を出し、注射される寸前までブツブツ文句を言っています。
カイルはそんなヨナにお構いなく、容赦なく腕に予防接種を打ちました…。痛くて声も出ないヨナ。
その横でエドガーは、痛みに強いらしく平然として笑っています。
そして、ついにゼロがランスロットを連れてきました!
ランスロットの雰囲気は最悪です。…ここで、主人公ははっと気づきます。
もしかして、無数にある腕の傷を見られたくないのではないか…と。
しかし、それは全くの見当違いでした。ただ単に、ランスロットは注射が嫌いだったのです。
しかも理由が「ちくちくするから嫌い」。そんな子供っぽいランスロットのことが主人公は愛おしくて…。
ランスロットも、主人公と話をしている間に注射が終わったことにビックリ!今回は、なぜか全く痛くなかったからです。
そんなランスロットと主人公の姿を見て、ヨナ・エドガー、ゼロはビックリ!
あんな優しそうな雰囲気のランスロット様を見るのは初めてだからです。そして、なにかを企む3人でした。
《公会堂のホール》
その日の夕方。
予防接種の後、エドガーたちから、夕方になったら公会堂へ行ってくれと言われます。
誰かが主人公を待っているとのことでした。
ヨナやゼロの雰囲気が怪しかったのも気になりますが、公会堂のホールで待っていると…なんとやってきたのはランスロット様でした。
ランスロットも「今日の夕方に会議があるから、公会堂へ行ってください」とヨナたちに言われたそうです。
でもランスロットは、会議があるなんて変だし、主人公の姿が見えないし、これはヨナたちが仕組んだデートだろうと判断してやってきたみたいでした。慌てる主人公の前で、ランスロットは少しくらい話をしていこうと誘います。
《ガーデン》
2人はガーデンへやってきました。夕方のガーデンはとても幻想的です。
赤と白の薔薇が美しく咲き誇り、辺りは夕焼け色に染まっていました。美しい景色を堪能する主人公たち。
ふと、大きくて美しい1本の白薔薇に気づきます。
素敵な白薔薇なのに、折れてしまって落ちてしまいそう。ならば…と、ランスロットがその白薔薇を手折って主人公の髪に飾りました。
そして、こう呟きます。ここクレイドルでは、1輪の白薔薇にはある意味が込められていると。
主人公がその意味をランスロットに聞きますが、忘れてしまったとはぐらかされます。
またいつか、花の意味を教えよう…そう約束してくれるのでした。
チクチク注射
この回のランスロット様と主人公の話、とっても素敵ですよー!
主人公が恋心に気づいて、一生懸命恋をしようと誓って…。
冷酷なキングの姿だけでなく、注射がチクチクして嫌いなランスロット様や、美しいガーデンへ誘って白薔薇を髪に飾ってくれたランスロット様、いろんな素敵なランスロット様の姿が見れますからね!
まさか剣で自分の手とかあっさり刺しちゃうのに、針が怖いとは…。
苦手なものって、分からないものですね。しかも、「ちくちくする」とか言ってるランスロット様の顔、ちょっと赤くなってるんですよ(笑)
しかも、ランスロット様の雰囲気も結構良くって、主人公とランスロットをくっつけようと部下たちは画策してます!
そーだそーだ、孤独なランスロット様の癒やしは主人公なんだから、もっと部下たちもがんばってください!
でも、ガーデンで白薔薇を飾ってくれたランスロット様が、意味深なことを言ってますね。花言葉は何なんでしょうか、気になります。
第15話「魔法の塔からの刺客」
《セントラル地区》
翌日。
主人公と非番のゼロは、買い出しのため一緒にセントラル地区へ出掛けていました。
楽しく会話しながらショッピングも終わり、帰路につこうと路地に入った時。突然、ゼロの表情が険しくなります…!
ゼロが主人公を庇うのと同時に、複数の男性がやってきました!皆フードを被って顔を隠しています。
驚くことに、この男性たちとゼロは知り合いのようで、魔法の塔の人たちでした。
彼らが言うには、魔法の塔の主が、アリスに会いたいから連れてこいと命じたらしいのです。ゼロは必死で抵抗しますが、彼らは魔宝石を使って主人公を捕まえ、そのまま主人公は意識を失ってしまいました…。
《赤の兵舎 執務室》
執務室にエドガーがノックもしないで飛び込んできました…!
ランスロットは何事かと驚きます。エドガーの報告によると、ゼロが何者かに襲われて意識不明の重体、一緒にいた主人公は連れ去られて行方不明とのことでした。
ゼロの体の傷が魔力によるものであることを確認したランスロットは、エドガーにその場を託し、魔法を使いその場から消え去ってしまいます。
《魔法の塔 内部》
…しばらくして、意識を取り戻した主人公。
見慣れない場所で、ここはどこかと辺りを見回していると、目の前にある男性が現れました。
彼はここ魔法の塔の最高権力者で、名はアモン。彼こそが、主人公を連れてこいと命じた張本人でした。
アモンは、ランスロットは赤の軍を裏切っていて、秘密裡に自分と手を組んでいると言います。
驚き、そんなことは嘘だと怒る主人公。
そんな主人公を嘲るように、アモンは話を続けます。
将来、ランスロットが表でクレイドルを支配し、自分は裏で支配する。
もちろん、ランスロットがアリスに対して優しく接するのは、魔法を無効化できる力を持つ主人公を手元に置いて意のままに操ることができれば、最高の道具になるからだ、と。
ちょうどその時、ランスロットが魔法を使ってその場に現れました。ランスロットに対して、親し気に話しかけるアモン。
主人公はそれを見て、ランスロットはきっと冷たく接してアモンを問い詰めるだろう…と期待しましたが、予想は裏切られます。
ランスロットはアモンとまるで友のように接するのでした…。
早く黒の軍を傘下に取り込め、とアモンに指示されるランスロット。その後、ランスロットは赤の軍に戻るため、主人公を連れて外にでます。
(プレミアストーリー「蒼の世界と、嘘」へ続きます)
ランスロットとアモン
いきなりお話が急展開を見せましたね…!
魔法の塔の人々が、ゼロを傷つけ半殺し状態にし、主人公も無理やり攫ってきてしまいました!しかも黒幕、アモンさんの再登場です!
アモンは主人公に対して、自分とランスロットがいかに仲良しかをペラペラとしゃべっていますが…
それを聞いて主人公は怒り狂っています(笑)大好きなランスロット様が、そんな悪事に手を染めてる訳ないじゃない!
…でも、お迎えに来てくれた白馬の王子様、ランスロットは…アモンと仲良くしてたんですね。もう主人公はがっかりです。気持ちは分かりますよ…。
しかもアモンに、ランスロットが主人公に優しくするのは、自分を好きにさせて、思い通りに動すことができれば最強の武器になるからじゃないの、みたいに冷静に指摘されちゃったし。主人公の勘では、ランスロット様は正義感が強くて良い人だったんですけどね。
本当に、主人公が感じているランスロット様は幻なんでしょうか…?ランスロット様は、主人公にこれからどのように接するのでしょうか?
第16話「静寂の世界」
《赤の兵舎》
翌日。
主人公の心は暗いままです。赤の兵舎内も不穏な空気に包まれていました。
ゼロの容態をお見舞いに行くと、ゼロの部屋の前でヨナとエドガーも立っています。
カイルが付きっきりで治療を行っているようですが、まだ予断を許さない状態。皆気持ちは沈んでいました。
昨日の事件について、ランスロットは魔法の塔の人間が関与していることを部下たちに話していませんでした。
主人公も、気が付いたら森の中に倒れていて、探しに来たランスロットに助けられて兵舎に帰ってきた、ということになっていました。
本当のことを2人に言いたい主人公ですが、ランスロットにも何か考えがあって嘘をついているのだろうと思い、真実は胸の内に押し込みます。
エドガーによると、今回の事件には黒の軍が絡んでいて、ゼロを半殺しにしたのは黒の人間だという噂が流れている、と。
ヨナは、そう皆が考えるのは仕方ないんじゃないかなと言いますが、鋭いエドガーは否定的でした。
第一に、黒の軍は今まで攻撃をしてきたことがないのに、このような奇襲をするものだろうか。
第二に、ゼロは魔力で攻撃されたが、黒の軍は戦力として魔力を使わない方針だ。
第三に…仲間であるはずの主人公を森に放置するなんて、ありえないのではないか。
このような根拠から、犯人は黒の軍ではないと考えているのです。
ヨナはエドガーの話を聞いて納得したみたいで、引き続き調査を続けよう…とため息混じりで言ったその時。
赤の兵士が緊急報告にやってきました!緊張が走ります!
…ゼロ直属の部下たちが、許可もなく黒の軍に奇襲をかけに行ってしまった、とのことでした。もちろん死をも覚悟して。
早急にランスロット様にご報告を、とヨナが言いますが、窓の外には馬で駆けて行くランスロット様の姿がありました!
主人公は居ても立っても居られない気持ちになり、2人に懇願して連れて行ってもらうことになりました。
《セントラル地区》
馬を走らせるヨナとエドガー。主人公は、エドガーの馬に乗せてもらっています。
セントラル地区でランスロットの姿を捕らえることができ、ヨナたちは加速していきます。
《黒の橋》
そろそろ黒の領土に近づいてきました!
黒の旗が見え出した時、ランスロット様、その向こうに赤の軍、さらに黒の軍も見えました。
赤の軍が剣を抜き、黒の兵士たちの首に振り下ろされようとしています…!もう間に合いません…!その時です。
ランスロットの声が響き渡りました。
「…止まれ!」
ランスロットが叫ぶと、その場は光に包まれ…静寂が訪れました。おそるおそる目を開けると、主人公は奇妙な違和感を覚えます。
それは…風の音も聞こえず、人の気配もしないからでした。馬も動きを止めています。
驚いて主人公はエドガーやヨナに話しかけますが…全く反応がありません。この場にいる人々は、皆彫刻のように佇んでいました。
遠くで何かの物音が聞こえたので振り返ると、ランスロットがひとり動いていました。
赤の兵から剣を取り、魔法でその剣を壊しています。
ここで、やっと気づきました。
…今この世界は時が止まっているんだ。
魔法を弾き飛ばせる主人公と、時を止めたランスロットだけが息をして動いていたのです。思わず主人公は、ランスロットに駆け寄ります。
エドガーの分析
ゼロを襲った犯人が誰か分からないので、やはり敵対している黒の軍じゃないの…?と噂になっているようですね。
まさか公共機関の魔法の塔が暗躍しているとは、想像もつきませんよね。
でも、ここは冷静なエドガーさん!いろいろ分析して、黒の軍が犯人ではない、と断定しています。
もしかしたら、魔力で攻撃している点に注目して、魔法の塔が関係してそうだ、と気づいているかもしれないですよね!頭いいわぁ!
さて。ゼロの部下たちは、半殺しにした犯人を黒の軍だと決めつけて攻撃に行ってしまいました。自分の大事な主君を傷つけられたので、きっと殺気立ってたに違いないですよね。
でも、その情報をいち早く嗅ぎ付け、ランスロット様は先に赤の兵士たちを追いかけて行きます!もちろん主人公も!戦場に女子が行くのは危険ですけど、ヨナたちはよく許してくれましたよねぇ…。
しかも、ランスロット様は時を止める力があるとは!
キングだからできるの?魔力を持って生まれた人間って、こんなことができるの?すごすきません??
…ちょっとここでツッコミになりますが。ランスロット様、赤の兵士たちを馬で追いかけている時、どうして先回りして魔法で黒の橋までテレポーションしなかったの?きっとその方が効率いいよね?
主人公たちが追いかけてくると、もしかして知ってました?主人公ちゃんにカッコいいとこ、見せたかったのランスロット様ぁ…?
ランスロットからの手紙「二度と口にするな」
アリス、……お前はどうして俺を信じようとする?
あの塔で、お前が聞いたことは全て真実。
俺は、部下を裏切り、平気で人を殺し、嘘をついてまで、
自分の利になることばかり考える人間だ。
……美しき獣などではない。
ただの、卑しき獣。
それが、本当の姿だ。
甘い理想を、俺に押しつけるのはやめろ……。
このまま俺に囚われ続けたくなければ、もう二度と信じるなどと口にするな。
Lancelot Kingsley
第17話「孤独な戦い」
《黒の橋》
ランスロットは自分の魔力で時間を止めて、まさに間違った戦いを始めようとしている赤の兵から剣を取り上げ、その剣を片っ端から壊していました。
今、この世界で動いているのはランスロットと主人公だけ。
駆け寄る主人公を無視し1人で黙々と剣を破壊しているランスロットは…まるで、孤独なたった一人の戦いに挑んでいるようでした。
次第にランスロットが苦しげな呼吸を始めます。はっと何かに気づく主人公。
…時を止めるなんて強大な魔法、これはきっと禁断の魔法だ。魔力の消費も激しいに違いない。
ランスロット様の命がどんどん削られていってしまう…!
魔法を止めて欲しくて、ランスロットの腕にしがみつく主人公ですが、邪魔をするなと振り払われてしまいました。
そして、主人公の顔をじっと見つめます。魔力の籠った深紅の瞳が、激しく燃え盛っていました。
「こんな所で俺は死なん!すべての決着がつく時まで死なん」
剣をすべて壊し、ランスロットは魔法を解除しました。再び空気が動き、人々は動き始めます。
赤の兵たちは突如消えた剣に驚愕し、黒の兵たちも困惑します。
状況が皆よく分からず不安が広がる中、ランスロットが現れて両軍の真ん中に立ちました。
皆更に驚き、両軍の兵士たちが後ずさります。
赤の兵士の愚行を詫び、改めて開戦の申し込みをするから黒のキングに伝えよ、と言ってランスロットは魔法でその場から消え去ります。
ランスロットのお陰で無駄な衝突を避けることが出来た両軍は、睨み合いながらもお互い引き上げました。
ランスロットのことを考えると心がはやる主人公ですが、ぐっと堪えてヨナたちと兵舎に帰ります。
《赤の兵舎》
ランスロットのことが心配で、赤の兵舎に着くなり廊下を駆け抜け、部屋まで来た主人公。
いつもは施錠していないランスロットの部屋に鍵がかかっています。
焦りが増す主人公。自分の部屋に入り、ランスロットの私室と繋がる扉を押すと…なんと扉が開きました。
中に静かに入る主人公。ランスロットは、軍帽を脱ぎ捨ててベッドに座り込んでいました。
ランスロットは高熱を出しています。慌ててカイルを呼びに行こうとすると引き止められました。
今カイルはゼロの治療をしているし、自分は魔法のせいで熱を出しているだけだから大丈夫だ、と。
それなら自分がランスロット様のお傍に、と主人公は言い、しばらくしてランスロットは深い眠りにつきます。
時が経ち、夜になりました。ランスロットの容態は良くなってきているようです。
ほっとして、今まであったことをいろいろと考える主人公です。
ランスロット様はどう考えても悪事を働く人には見えない、何か大きな嘘をついている…。と、ランスロットがほどなくして起きます。
ランスロットへ続く道
この回も読んでて苦しい感じがしますね。ランスロットが誰にも言えない孤独な戦いをしているのが際立っているシーンでした。
こんなに誰も傷つけたくない気持ちは人一倍大きいのに、両軍にはさも悪い人のように「そろそろ飽きてきたから開戦しようぜ」みたいなことを言うのでしょうか…?
ランスロットの本当の姿を見ている主人公は、なんとかしてランスロットの心に触れたくてたまりません。
もちろん好きだから触れたいのですが、魔力を使いすぎて死んでしまうかもしれない…と焦りの気持ちも出てきています。
大好きな人が死んでしまったら…耐えられないですよね。
ランスロットの考えを聞いて、魔力を使わない方向に持っていきたいのですが、主人公の願いは届くのでしょうか?
もちろん、高熱を出している姿を部下に見せたくなくて、鍵をかけていたのでしょうけど…主人公と繋がる扉は開けていたランスロット。
鍵をかけるのを忘れた、とか言っていますが本心でしょうか?いやいや…主人公ちゃんには来て欲しいと思ってたんですよね、ランスロット様?