信玄共通ルートネタバレ・感想
このページでは『イケメン戦国』信玄共通ルート1話〜5話のストーリーネタバレ・感想を書いていくよ!!
1話を前半と後半に分けて、さらにそれぞれにミニコラムを入れて、彼のストーリーを追っかけていくぞ!!
彼からの手紙の内容やプレミアストーリー・スチルについてもネタバレしていくのでぜひ参考にしてみてくれ♪
選択肢などの情報は以下のネタバレ無しの攻略を参考にしてね!!
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第1話「甲斐の虎」
前半
主人公は、表向きは姫、実際は軍の世話役として安土城に住むことになります。
城下町へ息抜きに出かけた主人公はそこである男にナンパされます。
その男に会ったことがあるような気がする中、気になる発言をされますが、上手く誤魔化され、意味深な発言を残して男は去っていきます。
《戦場》
城で威勢のいい発言を信長にしてしまったために、戦場に連れて行かれる主人公。
戦場で武田・上杉軍と対峙しますが、武田信玄として現れた男がなんと城下町で出会った男でした。
ここで主人公は、タイムスリップしてきた日の夜、信玄や上杉謙信に会ってたことを思い出します。
女たらしの男
偶然の再会?!と思いきや、あくまでも信玄は戦略として主人公に近づいてきた訳で…。
策の内だったとわかった時には少しがっかりしましたが、この出会いがどう恋愛に発展するのか楽しみです!!
もう1人、敵軍から真田幸村も城下町に現れます。信玄との会話の一言一言から幸村の真っ直ぐさが伝わります。
信玄からの褒め言葉に照れて「うっさいです」と頬を赤らめる姿には、思わずニヤけてしまいます?
後半
雑兵を次々と倒して行く謙信と信玄。
信長が2人の相手をしようとした所で、敵軍は引き上げてしまいます。
《安土城》
安土に帰った後、主人公は家康に救護について指導してもらえることになります。
嫌々ながらも丁寧に解説してくれる家康。
指導後、そこに政宗が現れ、信玄が病死したと噂が流れた戦の話を聞きます。
《書庫》
勉強のため書庫へ行くと、光秀と三成に遭遇します。
主人公は、本能寺の件について、犯人は信玄や謙信ではないのかと2人に尋ねるも、
否定されて少しホッとします。
その晩、信長様に呼び出され部屋を訪れると、夜伽をしろと命令されてしまいます。
このスチルはかっこいい!!
このシーンはスチルにもなっていますが、2人とも本当に美しい…!
謙信の横顔も凛としていて素敵ですが、それ以上に、信玄の流し目から大人の魅力が溢れ出ていてドキドキしてしまいます♪
安土に帰ったら、自軍の信長様以外のキャラとの絡みが多くあり、各キャラの性格も少しずつわかって来て、ますます早く先に進みたくなります。ここら辺が上手いですな♪
攻略キャラ以外のキャラとも絡みが多いと、よりストーリーに入り込むことができ、細かいところまで楽しめますよね♪
スチル「背中合わせ」
第2話「春日山城の人質」
前半
主人公は夜伽をしろと信長に命令されますが、そこで主人公が始めたのが御伽話。
「このように馬鹿らしいことで笑ったのは久方ぶりだ。」となぜか納得され、その場をなんとかやりすごします。
その様子を外で伺っていたのが秀吉と三成。
秀吉は主人公が曲者かもしれないから見張っていようと考えていましたが、
「信長様のお身体のことを気遣うなんて、いいやつだ…」と感動したようにつぶやく始末。おいww
翌日、秀吉から今まできつく当たりすぎていたというお詫びされるほどにまで仲良くなります。
それからひと月後、主人公が城下から安土城への帰り道を歩いていたところ、信玄に命令されたという男たちにさらわれてしまいます。
数日後、到着したのは春日山城でした。
《春日山城・外》
到着すると、乱暴に籠からおろされてしまいますが、そこに派手な女を数人はべらせたハーレム状態の信玄が現れます。
主人公は、抵抗しても何も始まらないと諦め、信玄に腕を引き寄せられてしぶしぶ春日山城に足を踏み入れました。
この瞬間から、主人公は信玄の人質になってしまい、当分の間春日山城で暮らすことになります。
さらに、信玄に「二月(ふたつき)のうちに、俺が君を心底笑わせることができたら…その唇をもらう」と賭けを提案されます。
ただし、勝ったら潔く安土に帰してもらえるというので、主人公はその賭けに乗ることにしました。
策士主人公
主人公って怖いもの知らずだなと思いましたが、だからこそ信長様や他の武将たちに気に入られたんでしょうね。
一見どうでもよさそうなエピソードですが、この件で織田軍の武将達と主人公がだいぶ仲良くなったということがわかります。このことは、信玄様が“主人公は人質としての利用価値がある”と考える理由にもなっています。
ただ安土城で過ごしていたから、信長以外の武将とも仲がいいと設定されてしまうと話が薄く感じてしまいますが、
こうしたエピソードがあると、その後の主人公の気持ちにもより共感できる気がします。
後半
信玄に迫られているところで、佐助くんが主人公の部屋の支度ができたと言って迎えに来てくれます。
部屋を出ると、佐助が戦国時代に来た時のことなどを話してくれました。
佐助は四年前にタイムスリップした時に偶然謙信を助け、それがきっかけで謙信の家臣になったとのこと。
そして、謙信と信玄は同盟関係で、信玄は部下の幸村と共に春日山城に身を寄せているということもこの時に知ります。
主人公も信玄との賭けのことを佐助くんに伝えると、困った事があったらなんでも相談して、と優しい言葉をくれる佐助。
《安土城》
織田軍では、光秀から主人公が春日山城にさらわれたことは確かなようだと情報を得ます。
拳を床に打ち付ける秀吉をはじめ、各々怒りを表す織田軍の武将たち。
黙って聞いていた信長が、今の今まで春日山城から報せがないということは、主人公は当分無事だろうと判断し、挑発に乗らずに今は忍ぶよう武将達に命じます。
《春日山城》
暇を持て余している主人公は、庭で謙信を見かけ、あいさつしようとしたところ、いきなり喉元に刀を突き付けられてしまいます。
その謙信の態度や言い草に対して、非常識だとハッキリと言ってしまいますが、気の強い態度が功を奏し、謙信から「気の強い女だ」と呟かれるだけで済みます。
拍子抜けしていると、そこに幸村が現れ、謙信は一方的に話を打ち切って去っていきました。
幸村は主人公を悪女だと思っていますが、主人公は自分は誰の女でもないと、なんとか誤解を解こうとします。
主人公は、幸村から佐助が主人公を探していたと聞いて佐助の部屋を訪れます。
《佐助の部屋》
謙信や幸村との出来事を佐助に話す主人公。
信玄に今日は会ったかと佐助に聞かれ、まだだと答えると、夜這いに気をつけろと忠告されます。
《夜 主人公の部屋》
その夜、信玄が主人公の部屋にあらわれます。
(プレミアストーリー「満月に浮雲」に続きます)
プレミアストーリーの内容はコチラ(完全ネタバレ)
猿飛佐助
特に佐助くんは主人公と同じく、現代から来た人物ですが、四年もいるだけあってかなり馴染んでいます。
“壁ドン“や『ダメ、ゼッタイ』など時折出る現代人っぽさにはクスッとさせられちゃいました。
この先もこういった小ネタ?がちょいちょい出るのかと思うと楽しみですw
ちなみに『猿飛佐助』という名前、真田十勇士の1人としてよく知られていますよね。
実はこの猿飛佐助とは架空の人物なんです。(諸説ありますが、モデルになった人物はいるとも言われています。)
攻略相手の中で唯一の現代人で、主人公の良き理解者。
その変わったポジションに猿飛佐助はピッタリだなぁと感心しちゃいました。
第3話「あなたを少しずつ知っていく」
前半
昨晩の事を考えると気持ちがざわついてしまう主人公。
気持ちをすっきりさせるために庭を散策していると、信玄を探してる幸村に会います。
幸村は「ちょっと威勢がいいくらいの方が、お前らしいんじゃね―の」と、しょぼくれてる主人公を励ましてくれます。
するとそこに信玄が現れ、幸村に今日のおやつはどこだと尋ねます。
そんな幸村と信玄の会話が、なんだか主従関係ぽくないと感じますが、それは、2人が幸村が小さい頃からの関係だからだと知ります。
仲の良い2人のやりとりをみて、信玄のいう“仲間”とは幸村や他の家臣のことなのかなと思い、ほんの少し信玄のことがわかった気がする主人公。
2人を見て、主人公は自分の仲間である織田軍のことが気になり、安土城に文を出したいと信玄に頼みますが、主人公の無事がわかったら牽制にならない、と却下されてしまいます。
すると信玄に、織田軍ゆかりの姫というのは建前なのに、なぜ織田軍に肩入れするのかと聞かれます。
主人公は、織田軍の武将達と知り合ったのは最近だけど、短い間でも一緒に過ごして仲間だと思っているので、たとえこの先一緒にいられなくても、仲間のためにできる事をしたい、と答えます。
その返答を聞いて、信玄はなぜかはっとしたの顔をします。
頼みを聞けない代わりに、今夜空けておいてくれと信玄に誘われ、その晩、主人公は信玄との逢瀬に出かけました。
(プレミアストーリー「満月に叢雲」へ続きます)
スイーツ男子
でも、そこは信玄様。子供みたいで可愛い!!なんて思ったも束の間、甘いものの話から「食べたら甘そうな君のことも好きだよ」と甘いセリフを言ってくるところは、もう、さすがです。
余談ですが、山梨のお土産で有名な『桔梗信玄餅』は、山梨を代表する武将である信玄の名前を借りたそうです。
信玄餅の由来については、「武田信玄が出陣の際に、砂糖入りのお餅を非常食としていたから」という話も有名ですが、この世界(イケメン戦国)の信玄様だったらそんな話も有り得そうですよねw
謙信からの恋文(恋度34)「逢瀬の誘い」
「安土へ文を出したいという君の願いを叶えてやれなくて、悪かった。
君と別れて部屋へ戻ったあと、あらためてこの文を書いてる。
こうして文字に書き起こしたのは、何か形に残るものを君に渡したかったからかもしれないな。
もう一度、伝えよう。今夜、(きみ)の時を俺にくれ。
春日山城下の夜は、なかなか美しい。
きっと君も気に入るはずだ。
逢瀬を、心から楽しみにしてる。」
後半
ごく自然に主人公の手を引いて歩く信玄。
主人公は、肩が触れ合うほど近くにいる信玄をどうしても意識してしまいます。
せっかく町に出たんだから楽しまないと損だ、と主人公が考え始めた時、
ある店の反物が主人公の目に止まり、2人はその店に入ります。
《店内》
たくさんの反物に夢中になる主人公。
信玄がその反物であつらえた着物を贈ろうとしますが、主人公は着たいというより自分で作りたいと話します。
(本当はデザイナーだけど、この時代に合わせて)
針子を目指していたことや、そのきっかけを話すと、信玄はそれを聞いて、主人公が見ていた反物をプレゼントします。
《城下町》
この町は甲斐の国とも少し似ているから好きだと話す信玄。
主人公は、信玄から甲斐の国についての話を聞いているうちに、信玄の気持ちを想像すると胸が詰まって何も言えなくなりました。
感情を隠して笑うのは辛くないのかと呟く主人公に、信玄は困ったように笑って、
「つらいと思ったことはない。どんな目にあっても、俺を信じる奴らがいる限りな。」
と答えます。
主人公は、その言葉を聞いて、軽薄な態度の下に隠された素顔に少しだけ触れた気がして、もう以前と同じ目で信玄を見られない予感がしました。
《翌日 主人公の部屋》
部屋に信玄から裁縫箱が届きます。
受け取ってもいいものか戸惑いながらも、素直に受け取ることにした主人公は、お礼を言おうと信玄のもとへ向かいます。
《信玄の部屋》
思い切って信玄の部屋の襖を開けると、信玄が苦しそうに胸を抑えていました。
思わず駆け寄って、信玄の顔を覗き込みますが、恋の病だとはぐらかされてしまいます。
信玄の本当の顔
信玄様のエスコートがまぁそれは大人の余裕が溢れていて。
最初の手をつなぐ流れも、反物をプレゼントしてくれる流れも、そんなこと言われたら断れないじゃん!!
って感じで、あーこんな風にリードされてデートしたいなぁなんて思わされます。
また、この回では所々で信玄様がいつもと違う、真面目な様子を見せます。
夢を語る主人公をまぶしく感じたり、儚い顔をしてみたり、懐かしんで甲斐の国の事を語ってくれたり…。
ちょっと心の距離が近づいてきた!?なんて思えてきちゃいます。
なのになのに、最後にまさかのアクシデント発生!?
信玄様ははぐらかしているけど…ちょっと続きが気になってソワソワします。。。
第4話「春日山の仲間たち」
前半
苦しそうに胸を押さえる信玄を見て、主人公は具合でも悪いのかと心配しますが、恋の病だとはぐらかされてしまいます。
少しむせて咳き込んでいただけだという信玄の言葉にホッとした主人公は、裁縫箱のお礼を言いに来たと説明し、去っていきます。
主人公が立ち去った後、信玄は壁際にもたれ、また激しく咳き込み、苦痛を堪えるよう瞳を歪め、胸を押さえます。
《数日後 主人公の部屋》
着物作りに没頭する主人公。そこに、信玄が茶菓子を持って現れます。
城下へ一緒に出掛けた日以来、信玄は何かと理由をつけて主人公の部屋へ足を運ぶようになっていました。
最初は警戒していたはずなのに、気が付いたらお茶をするようになってるし、信玄の言葉や行動のどこからどこまでが駆け引きなのかと考え込む主人公。
信玄がよくわからない人だと信玄本人に伝えますが、またはぐらかされてしまいます。
《佐助の部屋》
信玄が立ち去ったあと、信玄のことを聞こうと主人公は佐助のもとを訪れます。
すると、天井裏から佐助と謙信が現れました。
好意か策略か
今回はまた茶化されたりはぐらかされてしまいます。
「少しずつ知るたびに、余計にわからなくなっていくみたい」と思っている主人公。
だんだん相手のことを知っていくのは楽しいし、恋の始まりの醍醐味だと思いますが、同時に、相手について知らないことがまだまだあるという寂しさも生まれてくる時期ですよね。
信玄様の方が大人だから、余裕を見せたいんだろうし、男として女性に弱いところを見せられないからなんだろうなとも思うんですが。
もう少し素の顔を見せてほしい感じがします(;_;)
あ。でも、忘れそうになりますが、2人は一応敵なんですよねぇ…。
前回の逢瀬で話してくれたこととか、実は全部油断させるためのウソだった、なんてことだったら辛いなぁ。
佐助くんは嘘はつかないだろうから、少しでも信玄様のことを聞き出せたらいいのですが、
謙信様が一緒となると、果たしてどうなってしまうのでしょうか…
後半
主人公が佐助の部屋を訪ねると、天井裏から佐助と謙信が現れます。
謙信が退屈だというため、春日山城天井裏ツアーをしていた佐助と謙信。
主人公はこの2人の関係も主従関係ぽくないと感じます。
佐助のところに来た理由を尋ねられ、主人公は、信玄のことを聞くために訪れたと説明します。
それに対し佐助は、それなら、自分より謙信からの方が適任だと言い、あとで自分が鍛錬に付き合うから、謙信に信玄について主人公へ話してあげるよう言います。
渋々信玄のことを話し始める謙信。
謙信の話を聞いて、主人公は、謙信と信玄は五度に渡って戦を繰り広げている、言わば好敵手であると知ります。
その後、謙信の思いつきで信玄・幸村・謙信・佐助の4人で合同稽古をしようということになり、
3人は信玄の所へ向かいます。
《信玄の部屋》
信玄の部屋を訪れると、そこには幸村もいました。
4人で話すと収集がつかなくなり、
それを見た主人公は、「この4人が集まるとこんなに賑やかなんだ」と、彼らの日常を垣間見た気がして、複雑な気持ちになります。
《数日後の夜 信玄の部屋》
信玄は、密使から、各地で細々と抵抗してた家臣たちの領土が信長により没落寸前と、報告を受けます。事態は一刻を争うと危機を感じ、誰に恨まれても、もう手段は選べないと決心する信玄。
《翌日 信玄の部屋》
信玄に呼び出された主人公は、突然、信玄から「君を戦の駒にする」と宣告されます。
川中島の戦い
序盤に信長様も言っていましたが、謙信は「越後の龍」、信玄は「甲斐の虎」というセットのような異名もあるくらいの、戦国時代を代表するライバル関係なのです。
この回で謙信が語っている五度の戦とは、ハッキリとは言っていませんがおそらく川中島の戦いの事でしょう。
川中島の戦いは、12年もの間戦いを繰り広げたと言われていますが、謙信も言っている通り、引き分けというか、決着がつかないまま終わっています。
第5話「戦と不穏な影」
前半
主人公を戦の駒にするという信玄。
主人公を戦場に連れて行き、織田軍をおびき寄せて消耗戦に持ち込むことが狙いという信玄。
主人公は信玄の言葉にショックを受け、部屋に戻ります。
《主人公の部屋》
部屋に戻ると、主人公を励まそうと、佐助と幸村がやって来ます。
幸村は、信玄のせいで落ち込んでいる主人公に対して、信玄は理由があってやっていて、謝ることができないから、代わりに部下の自分が謝ると言います。
自分は信玄を信じているから、信玄の「弱きものが虐げられることがない世を作る」という信念についていくという幸村。
そんな信念を持った人がどうしてと主人公は問いかけますが、それは言えないと言われてしまいます。
佐助からも謝罪と、信玄が手段を選ばない理由は言えないと言われてしまい、こんなにひどい事をするのに、周りから信玄は慕われてるのはなぜかと、混乱する主人公。
《5日後 戦場への道中》
主人公は、頭の整理はつかないまま、後ろに武田騎馬隊がつき、幸村に護衛されて戦場へ向かいます。
そこに信玄がやってきます。
やっぱり信玄のことが知りたくて主人公はその横顔を見つめますが、何も読み取れませんでした。
《安土城》
軍議を開く織田軍の武将たち。
信玄が主人公をつれてわざと遠回りして進軍しており、その噂は諸国に巡りつつある、という話題に。
「どうしますか、お館様」という秀吉の言葉に、信長は、作戦を説明する、とにやりと笑みを浮かせます。
《野営地 夜》
天幕に案内するとやってきた信玄に、私を駒に使うのに優しくするのはなぜか尋ねる主人公。
いつものようにはぐらかされてしまいますが、幸村たちに何か事情があると聞いたと言って粘ります。
その言葉に信玄が何か言葉を続けようとした時、敵襲の報せが入り、信玄が「率いてるのは誰だ」と聞くと、信長であるとのことでした。
迎え撃つという信玄に、主人公は「君も来るんだ」といわれます。
戦国人質事情
ただの人質として扱われてはいないとはわかりますが、実際に自分が戦に利用される時が来てしまうなんて…。
この時代、人質をはじめ、戦略や家のために嫁がされる話もよく聞きますが、女性にとっても辛い時代だったんですね。
ここで、幸村や佐助くんが優しいのが救いですが、その分、みんなは事情を知っているのに、自分だけ知らない、立場が違うんだ、ということを痛感してしまうのも哀しいですよね。。。
いよいよ信長様もやって来るし、恋と同時に戦の行方も気になるところです。
後半
ここは危険だと、馬に乗せられ信玄に連れて行かれる主人公。
《野営地のはずれ》
野営地を抜け、信玄は兵に主人公を安全な場所に連れていくよう預けます。
その時、主人公は、今なら織田軍の所へ逃げられる、自分が戦の駒にならずに済めば、たくさんの人が傷つくことを避けられるかもしれない、と思い、馬に乗って逃げ出します。
《草原》
ひたすら逃げる主人公。
しかし草原には瞬く間に煙と血の匂いが立ち込めてしまいます。
両軍がぶつかる所を迂回できず、ついには馬に振り落とされ、戦場に放りだされてしまう主人公。
馬は去ってしまい、とにかく移動しなくてはと思っていた時に信玄が現れます。
信玄は主人公をかばった際、飛んできた矢によって肩にけがを負ってしまいます。
《草原のはずれ》
信玄は主人公を戦場から外れた場所まで連れ出し、あとで迎えに来るからここで待つよう伝えます。
とっさに信玄の腕をつかみ、手当てさせてほしいと申し出て、応急処置しかできないがと言い、処置をする主人公。
手際がいいことに疑問を抱く信玄。
主人公は、安土にいる際に、いざという時に誰かの命を救いたいと思って、自分から頼み込んで教えてもらったと説明します。
あと、自分が生き抜くためにも―
その言葉を聞いて、「君は、強いな」とふっと笑みを漏らし「俺が死にそうなときは、ぜひ君に看取ってほしい」と言う信玄。
どうしてそんなことを言うのか聞いても、いつもように調子のいいことを言われ、とぼけられてしまいます。
そして、手当てが済むと、信玄はお礼を言って戦場へ駆けて行ってしまいました。
《戦場》
戦場に戻り、兵を率いて織田軍と戦っている信玄。
「信長に家康、か。まるであの日の戦の再現だな」
あくまで深追いはするなと指示し、幸村に指揮を任せます。
幸村が駈け出そうとしたとき、馬上でぐらりと身体を揺らし、激しい発作に口元を覆う信玄。
なんてことない、と信玄は制止しますが、その手のひらについた血がぽたりと草むらにたれます。
動じるな、皆には言うな、と信玄から言われた幸村は、信玄の無事を願い、駆けていきました。
「さあて、踏ん張るとするか」と不敵な笑みを浮かべ、信玄は前を見据えます。
《織田軍 家康本陣》
織田軍も終始有利に戦況を進めていたわけではありませんでした。
家康の本陣に信長が現れ、家康が戦況を報告します。
戦況は膠着状態で、何度か挑発したが陣形は崩れなかった。
そして、主人公の姿は確認できなかった、と。
それを聞いた信長は、これ以上は得がないため、引くよう指示をします。
短くも激しい戦は夜明け前に幕を閉じました。
《武田軍 野営地》
主人公は武田軍の迎えの塀に連れられて、野営地に向かいます。
信長と家康は無傷で帰還した、という兵たちの噂を聞いて、ほっとする主人公。
信玄のけがを心配して辺りを見回していると信玄が現れます。
主人公が、助けてもらったお礼を言おうとしたとき、信玄に身体を引き寄せられ、言葉を封じるように唇に指をあてられます。
「その続きは、ふたりきりの場所で聞かせてくれるか」
「君の可愛い顔を、ひとり占めしたいからな」
大人の対応
こんなところで政宗から習った馬の乗り方が役に立ってしまうなんて…。
そして、このまま織田軍のもとへ戻るのかと思いきや、そうもいかず。
ピンチの場面でも、誰か織田軍の武将が助けてくれた!?と思ったら、現れるのは信玄様。
どこまでカッコいいんですか、あなたは。大将なのに、助けに現れちゃうんですか。
しかも、「逃げるなら策を練るんだな。命を粗末にするな」と、しっかり怒ってもくれる。
怒るのはその一言だけっていうのもいいですよね、メリハリがあって。これもまた大人の魅力ですね。