がろはる_喜

このページではイケメン戦国幸村のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!

ぱいせん_喜

今回の「燃える肌」第十話中盤の恋の試練プレミアストーリーになるぞ!!

プレミアストーリー「燃える肌」

最大の敵、顕如のために一時、同盟を結んだ信長と謙信、信玄。

そのための条件として春日山に人質として派遣された主人公は、同じく織田に人質に出されてる幸村と再会を果たすのでした。

※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。


イケメン戦国_主人公

(幸村に……逢いたいな)

春日山城の廊下を渡りながら、胸がきゅうっとなって、立ち止まったその時…

???「あー…ったく、こんなところにいやがった」

イケメン戦国_主人公

(……!この声…っ)

振り返ろうとした瞬間、身体がふわりと宙に浮く。

イケメン戦国_主人公

きゃ…!?

私を両腕で横抱きにして、幸村が目の前で、満面の笑顔を見せた。

真田幸村

……お待たせ

イケメン戦国_主人公

幸村……!

イケメン戦国_主人公

(夢じゃないよね)

半信半疑で、幸村の耳をそうっと引っ張ってみる。

真田幸村

……?何すんだよ

イケメン戦国_主人公

あ、本物だ…

真田幸村

んだよ、寝ぼけてんのか?
言っとくけど今夜は寝かせる気ねーからな

イケメン戦国_主人公

(え、わ……っ)

私を抱いたまま、幸村はすたすたと歩きだし、
城の一角にある部屋へと私を連れ込んだ。

イケメン戦国_主人公

ここ、幸村の部屋……?

真田幸村

ん。居候(いそうろう)の身だから仮住まいだけどな

イケメン戦国_主人公

(さっぱりしてて物が少ないな。幸村らしい…)

幸村は腰を下ろすと、あぐらをかいてその上に私を座らせた。

真田幸村

本当の住まいは、別んとこにある

イケメン戦国_主人公

幸村の故郷に?

真田幸村

おー

イケメン戦国_主人公

(そっか…。あっ、そうだ、今はしんみりしてられる状況じゃなかった)

イケメン戦国_主人公

ねえ、同盟はどうなったの?

真田幸村

当然、話つけてきた。信長一行を越後へ連れてきて、城下の御殿に案内したところだ

イケメン戦国_主人公

(信長様達が越後に来てるんだ…!)

真田幸村

さっき信玄様のとこにも顔出して、説得してきた
明日の昼、この城の広間で、同盟締結のための会議をする

イケメン戦国_主人公

そう…。いよいよだね

真田幸村

心配そうな顔すんな。明日の会議で、必ず同盟を実現させる

力強い声で告げたあと、幸村は私を向かい合わせに抱き直す。

真田幸村

で、その前にお前との約束守りに来た

イケメン戦国_主人公

(ぁ……っ)

額に軽く口づけされて、顔がかぁっと熱くなる。

イケメン戦国_主人公

(約束って、あの時のこと?)

真田幸村

次に逢った時は、朝まで離さねえからそう思え

イケメン戦国_主人公

っ……え…!?

真田幸村

コレだけじゃ、もう足りねえ

耳元で囁かれた声がよみがえって、鼓動が高鳴りだした。

イケメン戦国_主人公

あれは約束って言わないよ…っ。私、何の返事もしてないし…

真田幸村

じゃ、今しろよ

イケメン戦国_主人公

で、でも…

真田幸村

…嫌?

イケメン戦国_主人公

(答えわかってて、聞いてる…っ)

幸村の長い指が髪に絡んで、ぴくんと肩が震える。

イケメン戦国_主人公

…嫌じゃ、ない、けど

真田幸村

なら、よし

イケメン戦国_主人公

(あ…っ)

髪をかきあげられて、うなじが夜気にさらされる。
すぐさま熱い唇が私の肌に触れた。

イケメン戦国_主人公

ん……っ

一瞬で身体が火照って、幸村の肩をぎゅっと掴む。
息つく間もなく、幸村が私の帯をしゅるりと解いた。

イケメン戦国_主人公

わ、待って待って待って…っ

真田幸村

この状況で待てる男がいたら会ってみてーもんだな

着物がはだけ、とっさに前をかきあわせようとするけれど、

真田幸村

だーめーだ

イケメン戦国_主人公

っ……!

幸村は私の腕を背中に回し、両手首を片手で束ねた。
暴かれた胸元に、幸村の唇が押し当てられる。

イケメン戦国_主人公

んん…っ

やんわりと吸い上げられて、甘い痺れに堪え切れず身体をよじる。

イケメン戦国_主人公

ほんと、待って…、お願い…

涙目になって告げると、幸村がじっと私の顔を覗きこんだ。

真田幸村

往生際の悪いヤツだな…。なんで今さら照れんだよ

イケメン戦国_主人公

だって、なんか…っ
幸村とちゃんと、こういうふうにするの、初めてだから…

真田幸村

え…

イケメン戦国_主人公

(っ…何言ってるんだろう)

イケメン戦国_主人公

へ、変なこと言わせないでよ、ばかっ

真田幸村

な…っ、お前が勝手に言ったんじゃねーか!

イケメン戦国_主人公

(恥ずかしい…っ恥ずかし過ぎて爆発する…!)

真田幸村

あー、も………っ
お前がそういう反応すると、俺にまでうつるだろうが!

イケメン戦国_主人公

し、知らないよ…っ

肌を重ねたことはあるのに、あの時どうして幸村に自分から触れられたのか思い出せない。

イケメン戦国_主人公

(幸村に触れられて、すごく嬉しいのに…)

イケメン戦国_主人公

どきどきして、変になる…

真田幸村

……っ
あー……くそ

幸村は両腕で私を強く抱き締め直したあと、
まつ毛が触れ合うくらいの近さで、少し苦しそうに私を見つめた。

真田幸村

……すげー、好き

イケメン戦国_主人公

(っ……)

イケメン戦国_主人公

私だって……大好き、だよ

恥ずかしさを抑え込んで必死に幸村を見つめ返す。
飢えているような切実な声が、幸村の唇からこぼれた。

真田幸村

――…欲しい
寄越せよ、全部

イケメン戦国_主人公

(幸村……)

あらがうことができなくなって、唇を奪われる。

イケメン戦国_主人公

ん……っ

口づけはあっという間に深くなり…

イケメン戦国_主人公

んんっ……は、ぁ…

火がついたように身体がどこまでも熱を上げていく。

イケメン戦国_主人公

(もう、逃げられない…。逃げたり、しない)
(だって私もずっと……幸村にこうして欲しかった)

燃える肌を溶け合わせながら、私はすべてを、幸村にゆだねた。


がろはる_喜

久々の再会に素直じゃないけれど、喜び合う二人。
それでも、もう逃げあったりしない二人の体温は沸騰しています♡