がろはる_喜

このページではイケメン戦国信長のプレミアストーリーをネタバレしていくよ!!

ぱいせん_喜

今回の「唇の攻防」第六話中盤の恋の試練プレミアストーリーになるぞ!!

プレミアストーリー「唇の攻防」

三成と秀吉の争いを見て、三成が本当に裏切り者なのか信長に訊く主人公。

信長は囲碁勝負に集中しない主人公に怒ります。

※主人公の名前を呼ぶ部分は●●●にしています。


信長様の親指が、私の唇をなぞった。

イケメン戦国_主人公

っ…ぁ…

下唇をやんわり押し開かれ、吐息があっけなくこぼれ出す。

織田信長

今宵はコレを寄越せ、主人公

イケメン戦国_主人公

(キス、するってこと…….?)
っ…なんで、くちびる、なんですか…?

唇に触れられているせいで、言い返す言葉がたどたどしくなる。
私の反応を確かめるように、さらに親指が唇の上を這った。

織田信長

貴様の口応えが過ぎるからだ。
塞いでおけば、気が紛れるかと思ってな

イケメン戦国_主人公

(そんな理由で、キスするの……?)
(本気で、私をからかってるだけ……?)

どれだけ瞳を覗きこんでも、信長様の心の底に届かない。
わけもなく、とても寂しくなった。

イケメン戦国_主人公

や…です…っ

必死に信長様を睨み返しながら、視界がうるんでぼやけていく。

織田信長

……っ
では、なぜ、そんな顔をする

イケメン戦国_主人公

そんな、顔って……、んっ

親指が唇を割り、私の舌先を軽く押した。
かすかに触れているだけなのに、緊張で乾いていた舌が、しっとりと濡れていく。

織田信長

欲しい、と顔に描いてある

イケメン戦国_主人公

(そんなはず、ない……)
うそ、です…

織田信長

嘘ではない

イケメン戦国_主人公

ん、ん…っ

舌を戯れにつままれて、言葉をつむげなくなった。

イケメン戦国_主人公

(っ……絶対、違う……。欲しくなんて、ない)

心とは裏腹に口の中が潤って、こくりと、はしたなく喉が鳴った。

織田信長

………….っ

イケメン戦国_主人公

ぁ……

ゆっくりと指を引き抜かれて、荒い息がふっと溢れた。

織田信長

そんな目をしてまだ、嫌という気か?

イケメン戦国_主人公

っ…嫌です…
(嫌、なのに……っ)

離れた指先が恋しくて、唇が勝手に、しまりなく開く。
濡れた指先が、震える唇の上を滑った。

イケメン戦国_主人公

ん……っ

背筋が反りかえるのを、自分でも止められない。

織田信長

やめて、良いのか?

イケメン戦国_主人公

は、い…

頼りない声は、『やめないで』と言っているようにしか聞こえなくて、
悔しくて、恥ずかしくて、いっそ早く塞いで欲しかった。

織田信長

…交渉決裂だな
貴様がみずから差し出すまでは、奪ってはやらん

信長様は、深くため息をつくと…

イケメン戦国_主人公

(え……?)

私の額に、熱い唇を押し付けた。

イケメン戦国_主人公

(っ……そんなの、ずるい……)

優しい感触が焦れったく思えて堪らず、目のふちが涙で濡れていく。

織田信長

これで我慢してやる。今宵はな

悩ましげな吐息が、私の額をくすぐって…
信長様の指先が、こぼれた涙をそうっと拭った。


がろはる_照

信長様の焦らしプレイ…♡