ヨナルートネタバレ・感想
このページでは『イケメン革命』ヨナルート18話〜26話のストーリーネタバレ・感想を書いていくよ!!
彼からの手紙の内容やプレミアストーリー・スチルについてもネタバレしていくのでぜひ参考にしてみてくれ♪
選択肢などの情報は以下のネタバレ無しの攻略を参考にしてね!!
ヨナルートネタバレ各話へ移動
- 18話
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- 20話
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- 26話
第18話「ランスロットの意図」
ガーデンから出てきた黒の幹部たち。
フェンリルとセスが、どうしてアリス狩りなんて馬鹿げた話に賛成したんだよ、とレイに詰め寄ります。
レイは、馬鹿げた話だとは分かっている、しかし無意味な武力抗争は避けられるし、なによりランスロットのことを良く知っているシリウスがあの会談の場で黙っていたからだ、と。
シリウスは、アリス狩りを提案されたがランスロットらしくない、だから必ず裏がある…と考えたようです。
なので、とりあえず主人公を早く見つけ出して安全を確保してあげよう、と黒の幹部たちの話は落ち着きました。
しかし、黒の幹部の中で一番心配していたのはルカでした。兄であるヨナのことを人一倍心配して、真っ先に飛び出して行きます。
《ガーデン》
カイルはアリス狩りに参加しない、と意思表示をしてからガーデンを出て行きます。
ランスロットは、後で兵舎へ行くからお前たちは先に行け、とエドガーとゼロに指示を出しました。
《公会堂の外》
街を見回ると言って先に離脱したエドガー。
ゼロは、主人公がそんな危険人物に思えない、ランスロット様の考えていることが分からない…と不安そうです。
しかしカイルは、このアリス狩りではきっと怪我人が出るから協力して皆を守ろう、とゼロに話しかけるのでした。
《ガーデンの奥》
ランスロットは、皆がいなくなったのを確認してからガーデンの奥へひとりで向かいます。
そこには、紫紺のローブを着た男が隠れていました。なんと、この男こそがアモンだったのです。
アモンは、ランスロットが秘密で黒の幹部たちと会談を開くと情報を得て、その偵察に来ていたのでした。
この会談を秘密にした理由は、アモンに主人公と黒の幹部たちをサプライズプレゼントとして差し出す予定だったと説明するランスロット。
ただ、疑り深いアモンにランスロットは脅されてしまいました。
次の満月の夜までにアリスを引き渡し、黒の軍を傘下におかなければ、赤の幹部たちを皆殺しにする…と。
魔法の塔に隠してある膨大な魔宝石、このクレイドルを一瞬で破壊できる量の魔宝石をちらつかせ、消えて行くアモンでした。
それを見て、自分の右腕をきつく握りしめるランスロット。自分の右腕に全部を託そう…と呟きます。
右腕とは…そう、ヨナのことでした。
《セントラル地区 路地裏》
夜がやってきました。走り続けている主人公を心配して、路地裏で身を潜めるヨナたち。
しかし、アリス狩りのことを知らないヨナたちは、主人公を探す軍人がだんだんと増えてきていることに苛立ちます。
そんな2人の前に現れたのは…サーベルを抜き放ち、ゆっくりと近づいてくるエドガーでした…!
ばか兄貴
あんなに嫌っているように見えて、実はそうじゃなかったんですね。いつも子供扱いばかりしてくる兄に認めてもらいたくて、家を出たんでしょうね。
「ばか兄貴」とか呟いているルカがすごくいい…!
そしてついに現れました、黒幕アモンさん!
この2人の会話を聞いていると、アモンは一方的にランスロットを脅しているようです。莫大な魔宝石をちらつかせてランスロットを完全に困らせてます。赤の軍の幹部を皆殺しとか…これはどうしたらいいんでしょうかね、ランスロット様?
板挟みでちょっとかわいそうなランスロット様。
さて、なんとか逃げ切っているヨナと主人公ですが…目の前にはなんとエドガーさんが!
さっすがエドガー、人間の心理をついてどこに隠れているか最初から分かっているかのような雰囲気ですね。武器を持っていないヨナ、このままエドガーさんとどうなるのか…ドキドキです!
第19話「悲しい戦い」
路地裏に隠れているヨナと主人公の前に現れたエドガー。
捕まってしまうかも…と緊張が走ります。
しかしエドガーは身に着けている武器をヨナに渡して、自分を信じてついてきてください、と言います。
初めは警戒していたヨナですが、エドガーの申し出通りについていくことに決めます。
《馬車の中》
エドガーが2人を連れて行った場所は、郊外にひっそりと停めてある馬車の中でした。これでゆっくり会話ができます。
エドガーは、ランスロットが「アリス狩り」を始めて、しかも黒の軍がそれに賛同した、と教えてくれました。
エドガーは、ランスロットの命令とはいえ不自然な点も多く、ヨナの持っている情報が欲しくて接触したみたいです。
アモン卿とランスロットの癒着についてはエドガーでさえも初耳だったみたいで、驚きを隠せない様子。
ヨナは主人公を守る、と宣言し、それを聞いたエドガーは赤の領地へ逃げればよい、とアドバイスしてくれました。今は赤の兵士たちは出払っているため、赤の領地はかえって手薄の警備のはずだ、と。
ヨナもその考えに賛同し、赤の領地へ2人で向かいます。
《赤の橋》
夜明け前、セントラル地区と赤の領地をつなぐ、赤の橋へ到着しました。ここまでは誰にも見つかっていません。
一生懸命に橋を走るヨナと主人公。
…しかし、橋の終わりで異変が起こります!
橋のたもとで、赤の兵士が一列に並んで道をふさいでいました。
兵はいないとエドガーに聞いていたのに…と驚きますが、赤の兵士たちの様子が変です。
兵士たちの視点はさまよっていて目は虚ろで、同じことを大声で繰り返して叫んでいるのです。
ヨナが、兵士たちの後ろに隠れている魔法学者を見つけました。赤の兵士たちは魔法学者に操られていたのです…!
魔法学者は、赤の兵士たちを使ってヨナを脅します。ここでヨナが赤の兵士を倒せるのか、と煽ります。心を痛める主人公。
主人公でさえも、兵士たちにかけられた魔法は解けません。
しかし、ヨナは覚悟を決めて主人公を強く抱きしめ、赤の兵士たちを斬り倒していきます。
大切な仲間の赤の兵だからこそ、こんな間違った戦いをさせるわけにはいかないんだ…と。
魔法学者卑怯だよ!!
なんとか2人で逃げて、赤の領地に入ろうとしていたら、魔法学者たちが先回りしてました!なんてしぶとい人たちなの…!
ここでヨナは、ついに自分の部下たちを斬り倒していきます。心の優しいヨナのことなので、もう心はズタズタになっているでしょうね。ヨナの切ない表情や言葉が伝わってきて、でも主人公を固く守るという覚悟も素敵で、読んでてじんわり泣けてきます。
スチル「ふたりぼっちの戦い」
第20話「ヨナとランスロットの過去」
赤の橋を抜け、南に向かってひたすら歩き、森の奥深くまで逃げ込んだヨナと主人公。
ヨナはここでいったん休もうと言ってくれました。
この森は入らずの森と言って、クレイドルの国外に存在する森だからほとんど人が来ないとのこと。
ヨナは木陰に自分のジャケットを広げて敷いてくれ、そこに主人公を座らせます。
これから先のことが不安になりながらも、眠りに落ちる主人公でした。
《入らずの森 夜》
目を覚ますと、もう日が暮れていました。先に目を覚ましたヨナは、ちょっと開けた場所で火をおこしてくれています。
主人公は、昼間に買ったビスケットを取り出して、ヨナと一緒に食べました。
ヨナはがんばって明るく努めていますが、主人公はヨナのことがますます心配になるばかり。
やはりヨナは、どうしてもランスロットの行動が心に重くのしかかっています。信じ切っていたランスロット様が、支配欲だけのために悪と手を結んでいたなんて…。焚き火を見つめながら、ヨナは幼い頃の自分についてぽつりぽつりと話し始めました。
ヨナは幼い頃病弱で、しかも顔が女の子みたいだったから、それが原因でよくイジメられていた。
両親に助けを求めても、優秀なクレメンス家の長男なんだから自分でなんとかしなさい、と言われるだけ。
弟のルカが生まれてから、さらにイジメはひどくなりボロボロにされていた。しかし、10歳の時に事態が変わった。
いつものようにイジメられていたヨナの前に、ランスロットが現れた。
いじめっ子たちを撃退した後、ランスロットはヨナに対して「いじめられて泣いてるだけじゃダメだ。泣くと悲しむ人がいるだろう?強くなるしかないんだ」と叱った。
当時ランスロットはたったの12歳。この時から、ヨナはランスロットのことを生涯のキングとして仕えることを決心したんだ、と。
今まで信じてきた誇りや正義も、全部裏切られたんだ、と絶望的なヨナに対して、主人公ははっきりと告げます。
ヨナが人生をかけて培ってきたものに、嘘偽りはない。
ランスロット様がどうであれ、頑張ってきたのはヨナ自身なんだから、もっと自分を信じて!と。主人公の心からの励ましに、ヨナは元気を少し取り戻すのでした。
(プレミアストーリー「人の気も知らないで」へ続きます)
国外逃亡
ずっと逃げて走ってきたから、主人公たちは疲れ切って寝てしまい、起きたらもうすでに夜でした。焚き火を見つめていると、ゆらゆらと炎が舞うのが幻想的で、過去のことを回想したり、心のわだかまりを話したくなりますよね。
まさかヨナが、幼い頃いじめられっ子だったとは思いもよりませんでした!上流階級の人々って、表面上は和やかな雰囲気でしょうけど、裏ではドロドロしたイメージがありますが…そんな感じだったんでしょうね…
そんなヨナの話を聞いて、心が痛む主人公。主人公は正義感が強いので、ヨナのことが好きだから励ましたのではなく、純粋にヨナの努力を褒めたんでしょうね。
ランスロットのことも怖い人、としか思っていませんでしたが、こんな逸話を聞いて意外といい人なのかも…と思い直します。
子供の頃はこんな正義感溢れるランスロット様も、今では別人みたいになっていますが…何があったんでしょうか?
第21話「二人で真実を手に入れる」
翌朝。主人公は、ヨナに起こされて目を覚ましました。まだ朝の6時ですが、昨日と違いヨナは元気いっぱいです。
《水辺》
軽く朝食をとった後、近くの水辺へ2人で出かけてジャケットを洗い出すヨナ。
手伝いはいらないと言うヨナですが、手元がおぼつかない感じでハラハラする主人公。洗濯している間、ヨナはもう一度ランスロット様に会いに行くと決心したんだと話してくれます。
昨晩よく考えて、どうしてランスロット様がアモンと手を組んでいるのか、戦ってまでも聞き出すと心を決めたから、ヨナは晴れやかだったのでした。もちろんついていく、と申し出る主人公ですが、ヨナは絶対に連れて行かないと頑なです。
《森の中》
洗ったジャケットを干すために森へ戻った2人。
ヨナはどうしても主人公を連れて行く気はないですが、主人公が昨日一緒にいてくれて励ましてくれたから、自分の誇りを見失わずに済んだ、と感謝の気持ちを言います。
どうしてもヨナと離れたくない主人公は、もう必死になってヨナにお願いします。
少しでもヨナと一緒にいたいから、連れて行ってくださいと頭を下げます。
…すると、顔を真っ赤にして主人公を抱きしめるヨナ。
ヨナは主人公に、行き過ぎた親切心は君が困ることになるよ、勘違いしそうになるじゃないか…と怒っています。
訳の分からない主人公は、ヨナの顔を見て(私の申し出にこんなに感激してくれてるんだ…)と解釈し、素直じゃないから断っていたんだな、と考えます。ヨナは諦めて、主人公を連れて行くことにしました。
《魔法の塔》
入らずの森とクレイドルの境目に建っている魔法の塔。
最近頻繁にひとりで外出していたランスロット様は、魔法の塔を訪問してアモンに会っていたに違いない。
きっと今の「アリス狩り」という非常事態、きっとアモンとまた会うと思う…というヨナの読みにしたがって、夕方になってから魔法の塔にやってきました。
これは賭けですが、どうか捕まる前にランスロット様が来てくれたら…と祈るような気持ちで待っていたら、なんとそこにはランスロット様の姿が!
鈍感アリス
「アリス狩り」を命じた張本人の目の前に、そのアリスを連れて行ったらどうなることやら…冷静に考えたら危険極まりない行為ですもの、そりゃヨナは連れて行かないっていいますよ!
主人公は、あと3日しか一緒にいれないから必死で頼み込みます!
ここで、一緒にヨナといたいのはヨナを助けたいんじゃない、自分のエゴだ、と分かっていてお願いしているところ、好きですよー。そうそう、本当にその通りですからww
もしランスロットに主人公が捕まって、アモンに引き渡されたら死んじゃうかもしれないんですよ?
そこまで分かってないよねきっと?いや、愛のために死ねるのかしら主人公…?
しかも、ヨナが顔を真っ赤にして抱きしめてきた時点で、少しは察しましょうよ主人公!!
あー、すっごく感激してるんだな…とかしみじみしている場合じゃないでしょうww立場的に、ヨナが自分のことを好きになってくれるとか考えられないから、ヨナの恋心に気づかなくても仕方ないかな。
…なんとも心配な展開になってきましたが、好きな人に必死でついて行きたいってのは分かるので…余計心配です。そして、ヨナの読み通り、ランスロットがやってきました!これからどうなるの…?
第22話「キングとクイーン」
魔法の塔からひとり出てきたランスロット。
繋いであった場所に自分の馬が不在で、遠くからいななき声が聞こえます。ランスロットは馬の声の方へと、森の中へ入って行きました。
ランスロットがいなくなってから、どこからともなく男性2人がその場に現れます。…それは、ロキとハール。
どうやら、ハールという顔を仮面で半分隠した男性はランスロットの知り合いみたいです。2人とも密やかにランスロットの後を追っているのでした。
《入らずの森の奥》
森の奥で隠れているヨナと主人公。
ランスロットの馬をこの場所に連れてきて、探しにきたランスロットと対峙する計画だったのです。
ヨナに気が付いたランスロット、お前に用はないが…と冷たく言い放ちます。
ヨナは悲しそうな顔をしますが、怯むことなくこう質問しました。
「ランスロット様は自分の私利私欲のために今まで赤の軍を率いてきたのですか?」と。
…すると、ランスロットはいつもの冷たい眼差しで「その通りだ。俺に心は存在しない」と答えます。
ヨナは赤のクイーンとして、キングの間違った行為を諫めて正しい道へと連れ戻します、と宣言して剣を向けます。それに嬉しそうに立ち向かうランスロット。少しヨナが押され気味で、主人公は心配でたまりません。
そして、ランスロットの一撃がヨナを弾き飛ばし、顔の横へ剣を突き立てられてしまいました。
叫びそうになる主人公、ぐっとこらえて我慢し、見守ります。
そのランスロットの剣を素手で掴み、地面から引き抜かせないヨナ…!
「ランスロット様が重荷を抱えているのなら、共に背負います…!俺はランスロット様の右腕ですから」
という、ヨナの真っすぐな心がついに…ランスロットの心を融かしました。
ランスロットは、ヨナの言葉を聞いて優しい笑顔を見せますが、その場に崩れて落ちてしまいました。
ランスロットは顔が真っ青で、しかも高熱を出していたのです。ランスロットを慌てて支えるヨナたち。
そして、今までアモンに膨大な魔法石を見せつけられて脅されていた真実をヨナに告げます。
ランスロットの父は、魔法の塔との癒着を排除しようとしてアモンに殺されたのでした。
クレイドルを一瞬で破壊できる力を持つ魔宝石がある限り、クレイドルの人々全員を人質に取られてしまったランスロットは、アモンに賛同するフリをして何年もずっとひとりで戦っていたのです。
アリス捕縛もアモンから請け負い、ヨナが籠絡するという名目でデートをして時間稼ぎをし、満月がきたら逃がそうと密かに考えていたのでした。
そして、今、アモンとの最後の駆け引きを演じてきた直後だったから魔力を使い果たしてしまったランスロット。
アモンを眠らせて心の奥を覗き、膨大な魔宝石の隠し場所を探ろうとしたが…分かりませんでした。
でも、手がかりは聞き出せたのです!
もう当分動けないランスロットは、その手がかりをヨナたちに託したのでした。次の満月までになんとかしなければ、アモンが赤の幹部を皆殺しにするとの脅しがあるから…。
ランスロットの意思
ずっと心を殺し、ひとりで孤独に戦ってきたランスロット。それを、子供の頃から慕い、信じ続けてきたヨナの真っすぐな心が溶かしたのです。でも、心の奥底ではヨナを信じ、ヨナに全部を託そうと思っていたランスロット様の心も…素敵ですね。ランスロットとヨナの心が通じ合った瞬間、最高でした。
最初から黒の幹部たちも、エドガーも不審に思っていたヨナとのデート。そんな生ぬるいことを許して、ランスロットは何考えてるの?と最初からフラグが立っていましたが、要は時間稼ぎだったんですねー!ほら、今こうやってアリスを手懐けてる最中だから、アモンさん少し待ってよ・・・と言い訳に使っていたんですね。
どこでアモンがランスロットたちの会話を密やかに聞いているか分からないですから、ランスロットはいつもどこでも冷たいことしか言えなかったんですね…。「アリス籠絡はまだか?」とかヨナに催促してたのも、本心じゃなかったみたいですね。その言葉でヨナは焦って主人公を連れこんで押し倒したりしたんですけどww
さて、アモンから聞き出した手がかり。ヨナと主人公、がんばって解読してくださいよー!
第23話「謎解きと長老」
なんとかひとりで帰るから心配いらない、とランスロットは馬に乗ってクレイドルへ向かいます。
クレイドルにやっと着いた頃、気力だけで持ちこたえていたランスロットは気を失いかけてしまいます。
そこに、ハールが現れました!ハールはクレイドルを追われた身ですが、古い知人としてランスロットを助けてやろう、と。
ハールに抱きかかえられたランスロットはすでに意識を失っていましたが、この上もなく穏やかな顔をしていました。
《入らずの森 夜》
ヨナと主人公は、ランスロットから託された手がかりについて考えていました。
『ライオンとユニコーンが仲違いするより昔、共に暮らした棲み家に、宝は眠る』…
この暗号が何を意味するのか、全然分かりません。
主人公は、ライオンとユニコーンと言えばイギリスの国章が思い付いたけれど、仲違いの意味が分かりません。
夜も更けてきて、ヨナとの何気ない会話から子守歌の話になります。そこで、突然あることが閃きました!
マザーグースに「ライオンとユニコーン」という歌があることを。主人公は歌い始めます。
「昔々、ライオンとユニコーンが王冠をかけて争っていました…」ヨナがそれを聞き、王冠をかけて戦うなんて今の赤と黒の軍みたいだと言います。その時、ヨナも何かを思いつきます!
500年のはるか昔、赤と黒はひとつの王族だったけれど、王位をめぐって争いが起き2つに分かれ、そのまま元の城は打ち捨てられてしまったと歴史書で読んだことがある、と。まさに2人の知識が合わさって答えが導かれたのです。…つまり、理由は分からないけれどアモンは科学の国のマザーグースを知っていて、しかも500年前に捨てられた城に膨大な魔宝石が隠されている、というのが答えでした。
ヨナはこの古城の存在は知らないけれど、きっとクレイドルで一番長生きしている男性だったら知っている、会いに行こうとヨナが言います。
《セントラル地区》
次の日の夜。
ゆっくり時間をかけて見つからないように、やっと辿り着きました。大通りを駆け抜けた瞬間、誰かの声が聞こえます。
「あれは、ヨナ様!?」
見つかったと思い、全速力で逃げる2人。誰も追いかけませんでしたが、赤の兵たちはヨナ様とアリスだと騒ぎだします。
そこへルカがやってきました。背中の大剣を引き抜きつつ、赤の兵たちにヨナのことを聞かせてくれ、と真剣に言います。
《セントラル地区 郊外》
郊外にある、小さくて可愛らしい邸宅に2人は到着しました。
ヨナは、ここに例の男性が住んでいると言います。ドアをノックして出てきたのは…なんとブランさんでした。
《ブランの家》
ブランさんは、ヨナたちの知りたがっている古城は入らずの森の南西にある、と教えてくれて、地図を書いてくれるとのことです。
ブランさんがクレイドルで一番長生きなんて…と不思議がる主人公に、ブランさんは話をはぐらかします。
そして、少しでも休んでいけばいい、とベッドを用意してくれました。
ブランさんはオリヴァーを呼びますが、…そこに来たのは主人公の知らない男性でした。
どうもちびっこオリヴァーは夜になると大人の男性の姿になるみたいです。
…次々に訪れる不可思議な事態に主人公は驚きつつも、先に眠りにつくのでした。ただ、ヨナとブランは妙な静けさに警戒しているようです。
ヨナからの手紙「別れの手紙」
主人公へ
と、書きだしてはみたものの、この手紙を俺が君に渡すことはないだろう。
何も話さずにいなくなる俺のこと、君は、嫌いになるかもな。
だけど、別にそれでも構わない。
さっき、さよならを言う代わりに、寝てる君の額にこっそりキスをした。
「何するの!」って言って君がむくれるのを、見られなくて残念だ。
もっと沢山、君と話をしたかった。くだらない話でも、どんなことでも。
君に一番言いたいことを、伝えられないままだった。
もともと伝えるつもりなんてなかったけど、でもやっぱり、伝えたかったな。
あーあ、何を書いてるんだろう俺。馬鹿みたい。
でも、書かずにはいられないから、仕方ない。
伝えられない言葉の代わりに、便箋の空白を埋めてしまおう。
ねえ主人公、俺のいない世界に帰っても、時々は俺のこと思い出してよね。
忘れたら怒るよ。
だって、
俺はきっと一生、君のこと忘れられない。
Jonah Clemence
それぞれの視点
まず、ロキとハールが出てきました。ハールはクレイドルを追われたって…過去に何があったのか気になりますが、ランスロットと同じく魔法を使える人のひとりですね。今までずっと頑張ってきたランスロットに、やっと平穏な時が来たみたいで…本当に良かった!
そして、ヨナと主人公は謎解きを頑張っています!イギリスの国章に関しては、絶対ヨナ1人じゃ解けませんね。
アモンさんは、科学の国の人がいないと分からないような暗号にしてあったなんて…用心深すぎます。
アモンさんは科学の国に行ったことがあるのでしょうかね…?
こっそりルカも登場したりしてますよね。ルカだけは「ヨナ」メインで探して動いてるのがとってもいいですね。他の皆はアリスメインだし…。
そして、そして!なんとブランさんがクレイドルで一番ジジイだったとはー!
確かに主人公がクレイドルへ来た日、ボクは君よりもずっごく年上だと思う、って言ってましたね。えー…何歳なんだろ?10,000歳とか!?うは、閣下(゚O゚)
オリヴァーも出てきましたが、夜になると大人の男性に戻るって…なんて体質なの?結構不便だよねきっと。
しかも最初主人公が、オリヴァーの大人姿を見て「オリヴァー君のお父さんですか?」とか大真面目に聞いてるのが爆笑ものですよー!そうだね、一番理にかなってる辻褄合わせだねw
第24話「二人ぼっちじゃない」
夜明け前に目が覚めた主人公。
ヨナの姿を探すも、どこにもヨナはいません。
不安になった時、ちょうど外から物音が聞こえます。
ブランさんの家から出ると、やっぱりヨナが街へと歩き出そうとしていました。びっくりしてヨナに話しかけると、「静かに」と口を押さえられ植木の陰まで連れて来られました。
《家の外》
まだ早朝なんだから、大声で話してたらブランたちに迷惑だろ、というヨナの言葉を素直に信じる主人公。そして、ヨナは思いもよらないことを話し始めました。
もう主人公は不要になったし、むしろ足手まといだから一緒に来なくていい。
明日の満月の晩までブランの家で匿ってもらって、無事に科学の国に戻って。
君のことなんて全然好きじゃないし、今まで交わした言葉も時間もすべて嘘だ、と。
しかし、主人公の心は不思議と痛みません。それは…ヨナの顔が全てを物語っていたからでした。こんなこと言うの、すごく辛い…と。
察しの良い主人公は、近くまで追手が迫っていることに気が付きます。
主人公がここで捕まって科学の国に帰れないことを心配して、ヨナはどうにか嘘をついてブランの家で守ろうとしたのです。
そんなヨナの不器用な優しさに触れ、主人公がずっと我慢していた愛の告白が心からこぼれ落ちてしまいました。
ヨナ、私はあなたのこと、心の底から好きになってしまったから…もう科学の国へは戻らない
せめて満月の夜までは一緒にいさせて…
するとヨナが顔を真っ赤にして怒り出し、主人公を強く抱きしめました。
俺に先んじて愛の告白をするなんて、信じられないよ!アモンのことが片付いたら、覚悟しといてよね!…と。
ヨナも同じく深く愛してくれていたことに、やっと気が付いた主人公でした。
ちょうどその時です!そばの茂みからたくさんの赤の兵たちが出てきました!
でも変です、皆拍手喝采しています。
実は、この赤の兵たちは追手でも何でもなく、ヨナファンクラブの「ヨナ親衛隊」の皆さんでした。
しかも、ヨナの愛の告白という歴史的瞬間に立ち会えて、親衛隊の人たちは感動して拍手していたのでした。そして、ヨナ様がお考えになって逃げているのだから間違っている訳がない、力になりたい…という兵士たち。
今までの話を全部大勢の人たちに聞かれてしまっていて、どうしようもなく恥ずかしい主人公ですが、そこに黒の軍服の人が見えます。
なんとルカもその場にいたのでした。
ルカも同じぐらい恥ずかしがっていましたが、ヨナと会うと怒り出します。みんな一人で抱え込んで国を敵に回して、もう本当に…ばか兄貴!とぽかぽかヨナを殴ります。
主人公はそれを見て、すっごく心配してたんだな…と思いますが、ヨナは分からない様子。
でも、ルカが手伝うと申し出てくれて、それだけで幸せそうです。これで、皆で古城に向かうことになりました。
壁に耳あり障子に目あり
昨晩から大勢の人がブランの家の周りに潜んでいる、というのはブランもヨナも分かっていたんですね。さすが軍人&書記官様です。でも、さすがにヨナ親衛隊の皆さんとは…分からないですよね、そんなん。ただの追っかけでしたー(゚O゚)
でも、主人公もヨナの顔を見ただけで気持ちが分かるなんて、だいぶヨナのことが分かるようになったんですね。出会った頃とは大違いです!出会った頃はヨナの言葉をそのまま解釈して怒ってばかりでしたね、懐かしい…
先にヨナに告白してしまった主人公、もう元の世界には帰らない宣言です。ブランさんが予言した通りになりました。
ヨナもずっと主人公のことが好きだったし、お互い気持ちがすれ違ってばかりいたので、やーっと心が通じ合った時は読んでてスッキリしましたよ!
気持ちがすれ違ったまま、主人公が元の世界に戻ってしまったら切なすぎますからね。でも、大勢の人たちに愛の告白を聞かれていたのには、さすがに恥ずかしすぎますよねwちょっと主人公が可愛そうw
ルカも、ヨナを見てほっとしたようで、今まで心配してた反動で怒ってますねー!
子供の頃からヨナは兄としてルカを庇ってズタボロになってたんでしょうし、ルカはそれを見て自分も兄のために頑張りたいって思って生きてきたのでしょう。でも、お互い大人になったのに、いまだに子ども扱いしかしてくれない過保護な兄に対して、自分をもっと頼ってほしいって願ってる気持ちも素敵です。ヨナは一生気づかなそうですけどww
これから先はハッピーな未来しか見えません!がんばって、ヨナと主人公!
第25話「ヨナ無双」
1日かけて、やっとブランさんから教えてもらった古城にたどり着いたヨナたち。
ルカとヨナ親衛隊の人たちは援護をしてくれています。
古城を目の前にして主人公は少し怖じ気づきますが、自分を励まし、城を目指してヨナと一緒に踏み込もうとした時…
突然古城の中から紫のローブを着た男が現れました。
それに続き、黒のローブを着た男たちも大勢、後に続きます。この紫のローブを着た男こそ、アモン=ジャバウォックでした…!
アモンは、胸騒ぎがして自分の大量の魔宝石を確認しに来ていたところでした。
アモンは部下たちに対して、ヨナは殺していい、主人公は生け捕りにしろ、と命令します。
次々と襲い掛かって来る魔法学者たち。しかし、ヨナが次々と斬り倒していきます。
それを見たアモンは魔法を使って2人を突風で煽りますが、主人公の力でその魔宝石は無効化されてしまいました。
激昂するアモン。
そこでアモンは、また新しい魔宝石を取り出して部下たちを魔法で操り、狂戦士に変化させます。
しかし、ヨナは負けません。それはもちろん…主人公が傍にいるから。
主人公に愛されていると分かった今、ヨナに怖いものはないのです。
そんなヨナに押されて魔法学者たちは後ずさり、古城への道ができました。
急いで主人公は走りますが、そこに隠れていたアモンが背後から飛びついてきました!身動きがとれない主人公。
この時、黒の軍から教えてもらった護身術を思い出します。
思いっきりアモンのミゾオチを肘で打ち込み、主人公は自力で逃げることができました。誇らしげなヨナ。
主人公が古城の中に入ると、視界いっぱいに広がる魔宝石が…!
主人公が目を閉じて祈ります。
ここクレイドルは、魔法の力がなくても光り輝いている、消えてなくなれーー
魔宝石は光の粒となって舞い上がり、空へと吸い込まれていきます…そして光が薄れるとそこには、天井のない古城の上で満月が美しく光っているのが見えました。
急いでヨナの元へと走る主人公、ヨナが抱きしめてくれます。
アモンたちはヨナが全員倒して地面に伸びています。
これで全部終わったんだね…と言う主人公に、ヨナは「俺と君は、ここから始まるんだ」と優しい言葉で包んでくれました。
(プレミアストーリー「Falling for you」へ続きます)
護身術はここで役立つ
もしかして毎日見に来てるのかもしれませんが…
まぁ、ここまで来てアモンに負ける気がしませんが、やっぱりヨナは強い!
しかも、魔宝石を無効化できる主人公の能力もかなり便利ですね。悪い事に使えませんね、主人公が見張ってたらww
そして、アモンに捕まる主人公でしたが、ここでまさかの護身術ですよ!
この物語の最初の方すぎて、すっかり忘れてた護身術。こんなところで使えるとは!さすが黒の軍の幹部、いい仕事しましたねー。
ランスロットの願い通り、美しく消え去って行った魔宝石、そしてヨナに抱きしめられて幸せいっぱいな主人公です。今まで苦労した分、もっともっと幸せになってほしーな!
第26話「ヨナの愛に包まれて」
ヨナの腕の中で眠っている間に満月は去り、幸せな気持ちで起きた朝。
ヨナは黒の橋まで見送ってくれました。ヨナも赤の兵舎へ戻ります。…しかし、ここ数日ずっと一緒に過ごしていたからか、ヨナと離れたくない気持ちでいっぱいです。
ヨナは別れ際に、今後のことを考えておいてね、今回ばかりは君の意見を尊重するから、と言います。
お世話になった黒の軍か、ヨナのいる赤の軍か…どちらかを選ばなければなりません。
ヨナは優しく背中を抱きしめて「愛しているよ」とほほ笑んでくれました。
《黒の兵舎》
それから数日後。黒の軍のみんなが総出で、主人公のためにパーティを開いてくれました。
アモンを捕らえた今、ランスロットは今まで隠していた本当のことを説明し、宣戦布告も撤回しました。
魔法の塔は両軍の監視下の元に運営されることに決まりました。赤と黒の軍はひとつになるわけではないけれど、無意味な争いを避けることができて平和が訪れたのです。
パーティでは皆が明るく、楽しい雰囲気で盛り上がっています。アリスが不在で淋しかったよ、とセスが主人公を抱きしめますが、それを見たルカがそういうのダメだから、と注意したりする場面も。
そして、主人公とヨナが恋仲になったことを皆は知っていて、主人公がこれからどっちに住むのか質問されますが、ゆっくり決めればいいよ、という結論になりました。
明日、主人公は赤の兵舎で行われる食事会に招待されていますが、シリウスがランスロットのためにレモンのパウンドケーキを焼いたので渡してくれ、と。消耗したランスロットへ気遣ったシリウスの友情でした。
もちろん、レモンのケーキは黒の軍の皆の分もあり、皆で食べようということになります。ルカは主人公を誘って切り分けに行きますが、その姿を見てセスたちは、ルカも主人公のことが好きになったのかも…と噂します。
《セントラル地区》
翌日、久しぶりに会ったヨナ。いつもの軍服ではなく、素敵な私服に身を包んでいます。
主人公とのデートは今まで公務でしたが、これからは大事なプライベートだからね、とヨナが教えてくれました。手をつないで歩き出す2人。
今後のこと、どうするか考えた?と質問され、主人公は一生懸命考えた結論をヨナに告げます。
赤と黒の取り合いEND
片思いの頃は、両想いになれるだけでいい…と思い、両想いになったら、それはそれで今度はもっともっと一緒にいたい…というように、願いはますます増えて行くんですよね。
でも、ヨナは離れる前に優しく抱きしめて、愛していると伝えてくれたので主人公は淋しい思いをしなくて済みました。さすがヨナ、理想の彼氏だわー!
もちろん、黒の兵舎の皆も主人公を温かく迎え入れてくれます。ヨナと付き合いだしても、黒の兵舎に住んでいればいーじゃん、みたいな感じですww
むしろルカも主人公のことが気になりだしたみたいなので、ここはルカに頑張ってもらって、主人公を黒の軍へと奪い返してもらおう!みたいなノリにww
さて、数日ぶりのヨナは素敵な私服を着てきましたね!気合十分です!これから主人公は、ヨナと暮らすのか黒の皆と暮らすのか…どちらを選ぶのでしょうか?